そこで今回は、TPOを選ばず、いつでもどこでも使える簡単ゴム隠しのテクニックを、時短美容協会でヘアアレンジを担当する筆者がお届けします。
ステップ1. 髪の毛を縛る
まずは、髪の毛を縛ります。でも、ちょっと待って! ただ縛るだけではいけません。
綺麗に仕上げるコツは、最後まで縛らず、あと一回縛れそうなところでやめて、ヘアゴムの中に指を入れることにあります。この後のステップをこなしている時に、この部分には常に指を入れておくことになるので、ヘアゴムの状態に合わせて、きつさを決めてください。
ステップ2. ヘアゴムを隠す
ヘアゴムに片手の指を一本入れたまま、次のステップです。さっきの手は、まだ離してはいけません! 縛った髪の毛の束の目立たない所から、ヘアゴムが隠れるくらいの髪の毛を少量取ります。
髪の毛が長い人は、量が少なくても充分隠れるので、少なめがいいでしょう。もちろん多く取ると、ボリュームが出ます。好みで調節してくださいね。また、髪の毛全体の量が多かったり、パーマや巻き髪をしたりしているなら、少し多めの髪の毛でゴム隠しをしても馴染みやすいです。
次に、少量取った髪の毛を、ゴムが隠れるように巻きつけます。指を通しているゴムの前方、頭に近いところで、髪の毛の長さや量を調節しながら、2〜3回を目安に巻きつけてください。ヘアゴムに沿うよう、きつめに巻きつけるのがコツです。キツめにするとゴム隠しがしやすく、美しい仕上がりが狙えますよ。
ステップ3. ヘアゴムに髪の毛を通す
いよいよ、ゴム隠しの中で1番難しいステップに突入です。
ヘアゴムに髪の毛を2〜3回巻きつけた後に、その髪の毛を、ステップ1で作っておいた輪の中に入れます。言葉で説明すると簡単ですが、髪の毛をヘアゴムに入れる工程と、ヘアゴムから指を抜く工程がスムーズにできないと、せっかく作っておいた輪が無くなってしまう恐怖の瞬間です。
上手に仕上げるコツは、ゴムの中に入れている指を少し動かして、輪になっている部分のヘアゴムを掴むようにすること。ゴムに髪の毛を通した後は、縛った髪の毛を引っ張ってきつくしましょう。
これさえできれば、作っておいた輪がなくなる心配もなく、誰でも綺麗に整えられます。また、髪の毛を輪に通したら、通した髪の毛の毛先を目立たない下のほうに持っていきましょう。この時、ヘアゴムに対して毛を半周させるように下のほうに持っていくと美しく仕上がります。
今回のお手本画像では、少し多めの髪の毛でゴム隠しをしてみました。インナーカラーを入れている髪の毛を目立たせたいなら、少し多めの髪の毛を巻きつけるのがオススメです。簡単なヘアアレンジだからこそ、毛量は自由自在。ハイライトが入った髪なら、ヘアアクセサリー不要で華やかアレンジの完成です。
まとめ
「ゴム隠しヘアアレンジ」は、TPOを選ばないので、オンでもオフでも使えてとっても便利です! みなさんもゴムだけでできる“こなれヘア”で、時短ながらもゴージャスなアレンジを、ぜひ楽しんでくださいね。
<文・社〉時短美容協会所属/鈴木友香>
ビューティー 新着一覧