誰かの役に立っていたい!必要とされたい欲求を満たすには?

七味さや 漫画家・イラストレーター
更新日:2021-05-31 06:00
投稿日:2021-05-31 06:00
 誰かから必要とされたい——。そんな欲求が強いタイプの人がいます。この他人から必要とされたいという欲求は、どのように満たせばいいのでしょうか?
 このマンガの主人公・リコちゃんは、前回のお話でたまたま頼まれた恋愛記事の執筆がスラスラ書けて、なんだか向いていたみたいです。そんなリコちゃんもまさに「他人から必要とされたいタイプ」みたいで……?

誰かに喜んでもらえそうなことを見つけてみよう

 以前、個性心理学という診断をしてもらったことがあります。個性心理学によると、人は大まかに「自分軸」で生きるタイプと、「相手軸」で生きるタイプに分かれるそうです。

 自分軸は、「自分は自分、人は人」という考え方。対して相手軸は、「自分より相手の意見を大切にする」のだそう。また自分軸80%、相手軸20%……といった具合に、そのブレンドの割合も人それぞれなんだとか。どちらが良い悪いではなく、その人の個性なんだそうです。

 誰かから必要とされたい気持ちが強い人は、相手軸の割合が大きいのかもしれません。

 必要としてくれるパートナーがいなくて不安定になりがちな人は、仕事やボランティア等で他人から必要とされる存在になることで、満たされる可能性があります。自分の欲求ややりたいことがわからない人は、他人に喜んでもらえるようなことをやってみるのも一つの手です。

 必要とされたい欲求が強い人は、誰かに必要とされる環境でこそ輝けるのです。ただし、相手からの感謝を期待すると善意の押しつけになってしまうので、そこは要注意でしょう。

 ちなみに私は自分軸100%との診断結果でした。たしかに、やりたいことはハッキリしていますが、納得しないと動けないタイプなので、人のために動ける相手軸タイプを羨ましくも感じます。

 もちろんこのタイプ分けが100%当たっているとは私も思いません。でも興味のある方は、自分を知る参考程度に調べてみたら面白いかもしれません。

登場人物紹介

リコ
幸せの絶頂から一転、離婚から立ち直りたいアラサー。新しい彼の柏原さんとうまくいかなかったり、やりたいことがわからなかったり、なかなか人生迷走中。恋愛以外でも私を必要としてくれる場所があるなんて……なんだかすごい気持ちが高揚してる……。

風太
友人シンちゃんのフリーランス仲間で、グラフィックデザイナー。初対面のリコに「バカなの?」と毒舌をお見舞いした(42話参照)。一緒に仕事してるライターが飛んで3徹中……まさか恋愛脳女(※リコのこと)、あんたの恋愛脳が役に立つことがあるとは!!

ノラ
リコの高校時代からの友人。職場の求人にリコを推薦し、同じ社内の別部署で働いている。リコにこんな才能があったとは。もっと喜んでも良さそうなのに!

七味さや
記事一覧
漫画家・イラストレーター
離婚済アラサー漫画家。不注意型ADHD傾向ありの綱渡り人生。世界中からゆるされたくて、「ゆるし系」漫画やキャラクターを描いています。やさしい世界をつくりたい。Xでも随時漫画更新中。お仕事実績はこちら:https://shichimin.com/

ライフスタイル 新着一覧


#2 専業主婦がライブ配信にハマるわけ「誰かが私の才能を見出して…」
【#1のあらすじ】  かつて2流アイドルグループの中堅メンバーだった麻美は、現在立川で専業主婦として平凡な毎日を送...
#1 10代で絶頂期の30歳元アイドル、まだ終わらないと信じる女の日常
 JR立川駅から徒歩で20分ほど。立飛のららぽーとからも、モノレールの駅からも、微妙に遠い住宅街の狭小住宅が麻美の現在地...
「股間を狙え」夜道の一人歩き対策で元ヤンバレ!過去のやんちゃがポロリ
 若い頃にヤンキーだった人も、大人になればだんだんと落ち着いてくるものですよね。  社会に出ると、若気の至りだった...
「写ルンです」が流行る若者のレトロブームは、何を写しているのか
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
寂しがる親との距離感、よい解決策は?大人になるほど複雑に
 みなさんは、親との距離感って考えながら付き合っていますか? ベタベタしすぎず、ドライすぎず、お互いを尊重し合えるのが理...
親ガチャにハズレた! 5つの苦い思い出とそこから一歩を踏み出す方法
 生まれる時、私たちは親を選べません。どんな親のもとに生まれるかは、ガチャガチャのごとく運次第。  大人になるにつれ「...
何が起こった? 街にあふれる人に少し違和感を抱いて
 いつも、穏やかな参道にただようちょっと物々しい雰囲気。  何があったかは分からないけど、思わずカメラを構えた。 ...
40女開運が気になるお年頃!金運UP「雑誌付録の財布」どう活用する?
 今回ご紹介する雑誌付録は、人気キャラ「マムアン」のインテリアBOXとフォーチュンアドバイザー・イヴルルド遙華さん監修の...
キッチンに馴染む 無印良品の「真っ白な消火器」買いました
 突然冷え込んで、一気に冬っぽくなってきました。この時期になると我が家の近所では見回りの小さな消防車が「カンカン」と音を...
ニャルソック発動中!カメラバックに夢中な“たまたま”の後姿
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
花にも高温の後遺症!パンジービオラ「茎がビローン」をバッサリde解消
 いきなりの寒さです。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は、まぁまぁ暖地の神奈川にございますが、ここにきて例年通りの...
モテないのは「太ったから」ってさぁ 女友達の素直すぎるLINEにグサッ
 自分にも人にも素直な人は魅力的ですよね。言葉に計算や嫌味が隠れていないため、付き合いやすく感じるはずです。 ...
なぜ独身女性は性格に難ありと思われるの? “訳あり女”回避に大事なこと
「いいトシして独身の女性は性格に難あり」なんて言葉を聞くことがありますよね。独身の女性は「私も周りからそんな風に思われて...
すべてはそこから 人も食べ物も「相手を知る」と好きになる
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
子供も自分も波風立てずに守りたい! モンペア級要注意ママ友の見分け方
 子育て中はママ友との付き合いは少なからず避けられません。もちろん、気の合う人もいるでしょうが、中には要注意人物やモンス...
発達障害疑惑の長男が知能テストで高得点…医師の診断に母の心は晴れない
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...