20代派遣OLの告白「私、不倫相手と同じマンションに…」#2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2021-08-20 06:00
投稿日:2021-08-20 06:00

練達した愛撫に欲情

――続けてください。

「彼に抱きしめられたあと、またキスに流れると思ったのですが、意外でした。彼は『このご時世だ。ちゃんとうがいと手洗いをしよう。洗面所を貸してほしい』と言ってきたんです。感情に溺れない、慎重な態度も好感が持てました。せっかくだからとシャワーを浴びてもらい、私もシャワーを浴びました。

 シャワーから出た私がバスタオルを巻いてベッドに行くと、彼はメガネを外してベッドに入っていました。

 オレンジ色のダウンライトが灯る中、私もバスタオルを取り去り、素早くベッドにもぐりこんだんです。

 自分の部屋なのに、まるで見知らぬ空間のように思えてきて……セックスの経験人数は5人で、27歳にしては普通だと思っていたのですが、不倫は初めてで……。

 いざ、ベッドに入ると、これまでになく緊張していました。

 彼は私を後ろ抱きして、乳房を捏ねまわしてきたんです。『E美ちゃんの胸、柔らかくて大きい……』と、うなじにキスをされたら、もうたまらなくなって……。

 過去の恋人は同い年か3~5歳年上の男性だったのですが、やはり、45歳ともなると、愛撫ひとつとっても練達しているというか……違いますね。

 優しく唇を押しつけられたかと思うと、次の瞬間には情熱的に唇が肌をすべっていく。私が『……ッあ……ああ』と声を漏らすと、乳房を揉みしだきながら、耳に熱い息を吹きかけられて……。

 一気に性感が高まり、欲情してしまったんです」

大切に扱われていると思ったら幸せが倍増する

――続けてください。

「私はたまらず彼のほうに体を向けて、キスをねだりました。そんな女心を察したように、彼は唇を重ねて、すぐに舌を差し入れてきたんです。ニチャ……と唾液の音が響きました。彼のキスに応じるように、私も必死に舌を絡めて……熱い吐息がぶつかり合い、抑えきれない喘ぎ声を漏らしていました。

 しばらくすると、彼は私の乳房に頬を寄せ『キレイだ……』と乳首を口に含んだんです。もう、背筋に快楽の電流が這いあがるほど、気持ちよかった……乳首を吸われるってこんなにも心地いいことなのだと、改めて感じたのを覚えています。

 もう自分でも恥ずかしくなるほど、アソコがとろとろになって……。

 そして、彼が私の下腹に手をおろしてきて、アソコに触れたんです。『すごく濡れてる……嬉しいよ』って言ったあと、顔を股間に近づけてきました。

 何が行われるかは明白です。クンニリングスですね。

 私、彼の舌の愛撫も欲しかったのですが、それ以上に早く彼とひとつになりたかった。だから、『ごめんなさい……もう入れてほしくなったの』と正直に告げました」

――その言葉に、彼はどのようにされたんですか?

「はい……さすが経験豊富な大人の男です。彼は『わかった。僕もE美ちゃんとひとつになりたい』といいながら、私の下腹にまたがりました。

 スーツの上からは分かりませんでしたが、筋肉のついた逞しい体でした。中年太りなど無縁でお腹も引き締まり、ますますうっとりしてしまって……。そして、私の内ももに触れたペニスは硬く勃起していました。

 セックスは3カ月くらいしていなかったので、早く貫かれたくて……。彼はペニスを握ると、私のヴァギナに押し当て、数回愛液をなじませ、そのままゆっくりと挿入してきました。

 ヌルヌルッとペニスが入ってくると、私の肩甲骨あたりに、凄まじい快感の震えが走ったんです。

 Gさんは私の目を見て『E美ちゃんの中、あったかくてキツイ……気持ちいいよ』と言いました。私は彼と一つになれた幸福感と、あまりの気持ちよさに何を言ったか、どのような表情をしていたかも記憶になくて……こんなこと、初めてでした。

 そのあと、彼はゆっくりと腰を振ってきたんです。ちゃんと私の反応を見ながら、腰を送りだしては速度や深度を微妙に変え、私が一番感じるポイントを探ってくるんです。途中『苦しくない?』『大丈夫?』と労りの言葉もくれて……ああ、大事にされていると感じました。

 女って体の快楽も大事ですが、何よりも心のつながりを重視しますよね。自分が大切に扱われていると思ったら、それだけで幸せが倍増する。

 まさにそのような感じでした。

 そして、体の相性も抜群に良かった。もちろん、彼が私のペースに合わせて快感を高めてくれたからだと思うのですが、たった一度のセックスでもうメロメロになってしまいました。

 私はピルを飲んでいたので、『大丈夫だから、中に出して』と、思わず叫んでいました。やがて、彼は私の中に射精したんです」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


敏感なところに適切な振動を送ってくれる新作「イロハ」
 好きなコスメブランドから新作が出ると何度でもワクワクできる……。女性のみなさんには共感してもらえるかな。  新...
桃子 2019-11-12 04:40 エロコク
浮気編<1>浮気男のLINE公開処刑!ゼンメイが泣いた一件とは
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
女性向け風俗のコスパ#2…買ったのはイケる体と女の自信
 女性用風俗は彼氏がいない人だけが利用しているわけではありません。でもそれって彼氏を裏切っていることになるんじゃない? ...
男性は基本的に女性の「おっぱい」と「顔」しか見ていません
 このコラムは、あくまで私の経験上の話です。男は基本的に「おっぱい」と「顔」しか見ていないというは、到達したひとつの結果...
理想のご主人様と思ったら…あまりの体毛に舌と唇がKO負け
 深志美由紀の実録出逢い系体験談、第3回です。  いつの間にか、普通のセックスでは興奮できない――SM系のプレイにハマ...
初心者から中級者までオススメ 細やかな振動の美ローター
 ラブグッズを買う時に気にしてほしいのが“素材”です。女性の体で最もデリケートなところに使うのですから、それによってかぶ...
桃子 2019-11-12 04:40 エロコク
結局は若さだけ? 20年後の令和女子を狙い始めた独身男子
 たとえ女性のあなたがいくら文句を言っても、SNSに愚痴を書き込んだとしても、男性の大多数は何だかんだ言って「若い女子が...
同棲編<4>【女の力量】男の腐った嘘を信じてあげる愛(試し)
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
コスパ至上主義男子の見分け方 彼らが重視するCPSって何?
 最近「コスパ男子」という言葉をよく耳にしませんか?  コスパは、コストパフォーマンスの略であり、「コスパ男子」は...
「また遊ばれた」愚痴る女性は同性に嫌われ男から喜ばれる
 今回は、世の女性陣に注意喚起をするためのコラムを書かせてもらいます。少しでも恋愛がうまくいくよう、そして女性同士の仲を...
マッサージされている男性を眺めるだけ 女性向け動画が人気
 女性エステティシャンの指が、若い男性の身体全体を数十分間に渡り、ひたすら撫で回す。男性はうっとりと至福の表情を浮かべ…...
内藤みか 2019-05-27 06:00 エロコク
3本の足でクリをモミモミ…あの手この手で攻めたい貴女へ
 現在、クリトリスを“吸引”するローターが世界中を席巻しています。でも女性の性感帯の中で最も敏感なクリトリスなのだから、...
桃子 2019-11-12 04:39 エロコク
生え際フェチ、密接距離侵入…オリジナルプレイで得る快感
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-06-15 15:30 エロコク
同棲編<3>恋愛に妥協できない男の、最も長く続く愛とは?
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
女性向け風俗のコスパ#1…彼氏とは違う“プロの技”の料金は?
 女性だって「最近、性欲がたまっているな~」と思うことはありますよね!   そんな時に、必ずしも彼氏がいるとはかぎ...
ユニクロの服を着て次々と男をゲットした伝説のオンナの話
 今回は、ユニクロの服を着て次々と男をゲットした伝説のオンナの実話です。主役は、私が約8年前に知り合って、今は新宿ゴール...