「カマンベールのフォンデュ 厚切りベーコンとキタアカリ」鍋ナシで手軽!

コクハク編集部
更新日:2022-03-04 07:42
投稿日:2022-03-04 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・浅草のガレット&国産クラフトシードルの専門店「フルール ド サラザン」の玉越幸雄さんに、鍋いらずの手軽さがうれしい「カマンベールのフォンデュ 厚切りベーコンとキタアカリ」のレシピを教えていただきました。

カマンベールは下の縁を少し残して

 カマンベールの下準備にはコツがひとつ。

「チーズの上面を薄くそぐように切っていただきたいんですが、その際、すべて切り取ってしまうのではなく、縁の部分を少し残してクレーター状にして欲しいんです。そうすると、加熱してもチーズがあふれ出てくるのを防いでくれます」

 さながら、鍋要らずのお手軽チーズフォンデュ、といったところ♡。ビールのようにゴクゴク飲める、クラフトビール醸造が手掛ける「常陸野シードル」(茨城)との相性が抜群です。大人数ではなく、むしろ“ぼっち”で誰にも邪魔されずにサッカーや野球中継のお供などで楽しみたい。

 酒が進むのは間違いないけど、ワイン並みのポリフェノール含有量、プリン体ほぼゼロのシードルだったら、罪悪感も少なくて済むかしら。

【材料】

・カマンベールチーズ(100グラム) 1個
・キタアカリ 50グラム
・ブロックベーコン 50グラム
・塩 適量
・パセリ 適量

【レシピ】

(1)キタアカリは皮付きのまま塩茹でし、粗熱が取れたらひと口大に切る。

(2)カマンベールチーズは上面を薄くそぐように切る。

(3)アルミ箔(はく)を敷いた上に2を置き、トースターか180度に温めたオーブンで5分間焼く。

(4)厚めに切ったベーコンはフライパンで焼き、1も加えて表面がカリカリになるまで焼き、塩を振る。

(5)皿に3をのせ、刻んだパセリを振りかけ、4を添えて出来上がり。

本日のダンツマ達人…玉越幸雄さん

▽たまこし・ゆきお
 仏・ブルターニュ地方の郷土料理「ガレット」を日本に広めた「ル ブルターニュ」に10年間勤務。うち5年間は同パリ・マレ店、サンマロ店でキッチン責任者を歴任。眠庵では1年間日本そばを学び、独立。ブルターニュ生まれのガレット&シードルを日本の風土に根付いた形にアレンジし、日本から発信することに情熱を注ぐ38歳のガレット職人。

▽フルール ド サラザン
 2019年4月にオープンしたガレット&国産クラフトシードルの専門店。自家製粉したひきたてのそば粉にこだわり、お箸でも食べられるように工夫されたガレットは一食の価値大アリ。艶やかでハリのある濃厚な生地は注文ごとに焼き、夜には肴のアテとなる一品料理も。ガレットはおやつ、シードル(りんごで造ったスパークリングワイン)は甘いという概念を覆す新機軸で、食いしん坊で左党の男性客が多いのもうなずける。

東京都台東区西浅草2-14-2 インパレス1F

(日刊ゲンダイ2020年1月11日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


年越し蕎麦はワインで決まり!「辛口カヴァ」が超絶合うワケ
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2022-12-28 06:00 フード
団子が焼ける! コメダ和喫茶おかげ庵ルポ 2022.12.27(火)
 みなさま、コメダ珈琲店でお好きなメニューは何ですか? クリームたっぷりの看板メニューシロノワール? それともメニューよ...
クリスマスイブにぴったり! ラム酒を利かせた「生チョコ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は京都・梅小路京都西の「西洋茶屋 山本」の山本智弘...
「焼きカチョカバロと洋ナシ」洋ナシのコンポートに七味の妙!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は京都・梅小路京都西の「西洋茶屋 山本」の山本智弘...
新大久保で流行りの屋台グルメを食べ歩き 2022.12.20(火)
 いまや渋谷や原宿と並んで、流行の最先端の街といわれる新大久保。コロナ禍もあって、食べ歩きがなかなかできていなかったので...
ゾンビのように疲れた日に「レンジであったかチゲうどん」
 2022年も残すところ2週間弱。世間はクリスマスモード一色だけどさ……。今年中に納めなくちゃいけない仕事はまだまだある...
およね 2023-05-31 14:56 フード
山口下関「大衆酒場 三枡」で旬のふくを!2022.12.17(土)
 山口県の下関といえば、やっぱり「ふぐ」(※)。今が旬の高級魚を求めて、東京駅始発の「のぞみ」に飛び乗りました。 ...
「マッシュルームのひと皿」生と焼きで味も食感も全然ちがう
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・中目黒の「Bar à Vin ムッシュヨー...
寒い夜には「おでん」と“ベストマリアージュ”の白ワイン!
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2022-12-14 06:00 フード
「鶏手羽のエーグルドゥース」つやつやの手羽中がホロリ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・中目黒の「Bar à Vin ムッシュヨー...
脱・惰性ランチ!卵かけご飯をチンして「即席チャーハン」に
「爆速レシピクリエイター」およねさんが考案する《ひとり分の分量で》《最小限の工程で》《最低限の洗い物で》作れちゃうレシピ...
およね 2022-12-05 06:00 フード
泡に合う! きゅうりとみょうがのピクルス 柚子こしょう風味
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・中目黒の「Bar à Vin ムッシュヨー...
会員制パフェバー「Remake easy」がすごい!2022.12.1(木)
 みなさん、今どきの若者はどこでデートしているか知っていますか? コロナの影響で、飲食店や居酒屋などは閉店時間がめっぽう...
価格2倍のボージョレは無理!感動級“山梨ヌーボー”はいかが
 フリーアナウンサーの市野瀬瞳です。ワイン好きが高じて猛勉強の末、ワインエキスパートと世界共通のワインの国際資格である「...
市野瀬瞳 2022-11-30 06:00 フード
新食感! ファミマ新作スイーツ実食ルポ 2022.11.29(火)
 11月も残すところあと1日。冬の気配が近づいています。寒くなると甘いものが欲しくなりません? つめたーい風にこわばった...
「へしこあぶり梅干しの大根サラダ」白ワインと一緒にどうぞ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神楽坂の「そば・郷土料理 九頭龍蕎麦本店」...