不倫上司からオンライン自慰命令「会議中にイッてごらん」#3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2022-04-30 19:28
投稿日:2022-04-22 06:00

飢餓感があってこその「ご褒美」

ーー聞いている私まで高揚してしまいます。続けてください。

「しばらくはレベル4のままでしたが、これがまた、もどかしくて……。想像してみてください。彼は、私が絶対にイケない状態で放置しているんですよ。欲望を宙づりにされた私は、会議に参加しつつも、彼の表情や一挙一動を凝視して、次の指示を待ちました。

 勝手にレベルを上げる?

 いえ、それはやりません。私はセックス好きで淫乱な部分はありますが、このような時こそ、彼とフェアなプレイを楽しみたいと思うタイプですから。

 飢餓感があるからこそ、そのあとのご褒美が、文字通り『ご褒美』になりますし、自分勝手にプレイをすることはためらわれました。

 そのうち、クッションの脇に置いていたスマホが鳴ったんです。

リモコンを一気に最大に

 見れば、彼からのLINEでした。

『このまま会議中にイッてごらん』

 えっ……!

 戸惑いながらも、私は大きく息を吸い、湿った吐息を漏らしました。

 やっとイケる許しが出た嬉しさと、画面越しとはいえ、会議中に絶頂を迎える困惑がないまぜになったんです。

 もともとはイクことも予想して、床に置いたクッションにタオルまで敷いて座っているのに、いざ、命じられるとドキドキが止まりません。

 でも、ここでやめないのが私の長所でもあるでしょうか。

『バレちゃだめよ……』そう自分に言い聞かせながらリモコンを握りしめ、マックスのレベル7まで一気に上げていきました。

 ヴィヴィーン、ヴィヴィーンーー!!

 膣肉を穿(うが)つ衝撃と、いっそう大きくなったモーター音に、私の体は大きくのけ反ったんです」

 続きは次回

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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