秋葉原の高架下巡りでお腹と好奇心を満たす 2022.6.18(土)

コクハク編集部
更新日:2022-06-18 06:00
投稿日:2022-06-18 06:00

クラフトビールとウイスキーで一息

 少しお腹が減ってきたので、先ほど前を通り過ぎたダイニングバー「常陸野ブルーイング 東京蒸溜所」に入ることにしました。ちなみに、こちらのお店も高架下にあります。

「常陸野ネストビール」で知られる木内酒造が手掛けたこちらのお店は、オリジナルスピリッツのほか、常陸野の蒸溜所で造られたモルトウイスキーや(もちろんネストビールも)お酒に合うフードが楽しめます。

 私が入店したのは13時台だったのですが、残念ながらこの日のランチはすべて出てしまったそう。アラカルトなら注文できるということで、茨城産の福来みかんを使ったオレンジ風味のだいだいエール(750円)とソーセージ(750円)、グリル野菜のサラダ (980円)を注文。

 さすが、お酒がメインのお店だけあってどちらの品もビールと合う! お腹が満たされたところで、ふと周りを見渡してみると……結構いるものですね。ひとりで飲んでいる人たちが。

 近くに座っていたオジサマが丸い氷を幸せそうにまわしている姿に刺激されて、私も普段は飲まないウイスキーを注文してみることに。店内を回っていた女性のスタッフさんに相談すると親切に教えてくれて、「飲みやすいので初心者にもおすすめ」というワイン樽で仕込んだウイスキー(HW4005)のロック(1080円)に決めました。

「お好みで調整してみてください」と丸い氷が入ったウイスキーのロックグラスと一緒に出てきたのは、お酒の製造過程で使われる仕込み水。グラスに鼻を近づけるとレーズンのような香りがします。先ほどの仕込み水で割るとまろやかで甘い香りがさらに際立ち、最後までおいしくいただくことができました。

旧万世橋駅の面影を残した一角

 さて、秋葉原のもうひとつの高架下スポットが「mAAch ecute(マーチエキュート)神田万世橋」です。

 明治45年に完成した赤レンガ作りの万世橋高架橋を再開発した施設の中に、ショップやカフェ、ベーカリー、レストランが入っています。中に入ると様々な場所に当時の面影が残されており、新しいものと古いものが融合した不思議な雰囲気を醸しています。

 旧万葉橋駅時代の1935年に造られた「1935階段」と名付けられた階段を上がると、かつてのプラットホームを展望デッキに整備した「2013プラットホーム」に上がれます。

 ガラスをはさんだすぐ横をJR中央線快速が走る迫力には、鉄道ファンでなくても興奮すること間違いなし! 奥にカフェもあるので、お茶をしながらじっくりと電車が走る様子を眺めるのも楽しそうです。

 ショッピングからグルメ、歴史まで、いろいろな楽しみ方ができるのが魅力の高架下施設が集まる秋葉原。目的を持たずに一期一会を探してぷらぷらと歩くのも楽しい場所です。今週末はちょっと趣向を変えて、高架下巡りに出かけてみませんか?

(編集М)

お出かけしたのはこちら

「2k540 AKI-OKA ARTISAN」
東京都台東区上野5‐9

「常陸野ブルーイング 東京蒸溜所」
東京都千代田区神田練塀町13-10-1区画

「mAAch ecute 神田万世橋」
東京都千代田区神田須田町1丁目‐25‐4

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


都会男子にスナックがブーム?おしゃれな20代男子が集うワケ
 スナックといえば従来は、場末な雰囲気でおじさんが多くて、煙たいイメージが強かったかもしれません。しかし、今そんなスナッ...
レディーファーストは常識!成熟“にゃんたま”デートに密着
 にゃんたマニアのみなさんこんにちは。  きょうは、にゃんたまωデートを後ろから大接近!  猫の写真週刊誌が...
なぜ内縁の夫や再婚夫はシングルマザーの連れ子を虐待する?
 女性の連れ子を虐待する内縁の夫や再婚夫の事件があとを絶ちません。一体どうしたら彼らの凶行を防げるのでしょうか。虐待する...
「親族が認知症かも?」と思ったらチェックすべき5つのこと
 自分の親や親戚が“高齢者”と呼ばれる年齢になると、些細なもの忘れに「認知症かも?」と思うことはありませんか。どんな人も...
子宮全摘手術からパン食まで回復も「腸閉塞」疑惑がぼっ発
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
ホストクラブではどんな時にシャンパンコールを行うのか?
 ホストクラブで夜な夜な飛び交うシャンパンコール。大勢のホストに囲まれてワッショイされるなんて、女子にとって夢のような時...
恋愛を求めるなら…あえて「出会いに行かない」を選択せよ
 さて10月に入り、いつに間にか秋めいて来ましたね。秋が終わると……いよいよクリスマス。できれば今くらいの時期にお相手を...
そっとシャッターを…木漏れ日を浴びてお昼寝中“にゃんたま”
 木漏れ日を浴びて、お昼寝タイムが心地よい季節になりました。  にゃんたま君はどんな夢を見て眠っているのでしょう。...
卵子凍結だけで入院騒ぎに…思い通りにならない採卵への道
 日本は不妊治療の件数は世界一なのに、体外受精で赤ちゃんが産まれる確率は最下位。そんな状況を変えるために、ミレニアル世代...
新卒くんが使う「若者コトバ」 あなたはいくつ分かる?
 学生時代はあんなに率先して身内ノリな言葉を使っていたのに、友人グループで会う機会が減ったり、広い交友関係を持たなくなる...
絶対安心の贈答花…幸せを呼ぶ「胡蝶蘭」の置き場所は?
 神奈川でも屈指の老舗旅館の店内装飾を担当させていただいおりますワタクシですが、こちらの旅館では胡蝶蘭と観葉植物など生き...
物欲が止まらない! 部屋に物を散乱させないためのルール4つ
 社会人の楽しみといえば、自由にお金を使えること。  ということで、学生時代より財布の紐が緩み、ついつい「これ可愛...
子宝・安産祈願にご利益? 梅宮大社の有難い“にゃんたま”様
 京都市右京区にある「梅宮大社」で、有難いにゃんたまω様に出逢いました。  こちらの神社、冬は見事な梅が咲き、春は...
子どもの嘔吐処理の方法! 間違えると感染源が広がる恐れも
 夏も終わり、季節も移りゆくこのごろ。子どもたちの間ではノロウィルスやRSウィルスなど感染病が流行ってきています。感染病...
助けになりたい! 認知症の初期対応で気を付けるべきこと3つ
 親や身近な人が認知症だと診断されたら、多くの人が戸惑うでしょう。人によっては「本当に認知症なの?」と、疑いたくなるほど...
昭和のアッシーの令和版「ウーバーおじさん」の生態とは?
 古き良き昭和の時代、アッシーと呼ばれる種族が存在していました。  アッシーとは女性が移動手段=足として利用する男...