更新日:2022-06-17 06:00
投稿日:2022-06-17 06:00

「もう一つの穴」への目覚め…甘美な刺激にうっとり

――続けてください。

「K君も『E子、気持ちいいよ。E子のアソコがどんどん締まってくる』って言いながら、腰を打ちつけてきて……顔を見ずとも、彼もいかに興奮してくれているかが、艶(つや)っぽい声から分かりました。

 それに、硬い勃起はさらに私の膣内(なか)で、膨らんできたんです。

 いえ、私の思い過ごしかも知れませんが、抜き差しをするたび、ペニスが硬さと鋭さを増していくというか……私の膣肉も力の限り彼のモノを食いしめているんだと感じてしまって……。

 そのうち、彼がバックから出し入れしながら、指でアヌスを軽く触ってきたんです。

 思わず『アンッ……ダメッ』と尻を震わせてしまった私ですが、内心では全く逆の感情が湧いてきたんです。

『もっと、アヌスもいじって……』って。

 先ほど、背後からアヌス舐めをされた際、私の『もう一つの穴』に目覚めてしまったようです。

 彼も私の甘い声で女心を悟ったらしく、私の希望どおりバックで貫きながら、アヌスを刺激してくれました。

 すくいあげた愛液でアヌス周囲をぐるぐると螺旋状(らせんじょう)にいじったり、軽く指先を挿入したり……。

 ええ、それはそれはうっとりする刺激でしたよ」

「破廉恥なセレブ妻」脳裏に浮かんだ文言に興奮はMAXに

――聞いていて体が火照ってきます。続けてください。

「はい……私もこうして話しているだけで体が熱くなってしまって……とにかく彼の力強いペニスの抜き差しと、焦らすようなアヌスへの刺激……二穴責めという表現とは違いますが、凄まじい快楽をもたらしてきたんです。

 結合部からは大量の愛液が噴き出しているのか、ヌチャヌチャ……ッと、耳を覆いたくなるような粘着音が聞こえてきて……その羞恥心がさらに私の体に火をつけました。

 敏感な女の穴をふさがれ、タブーな排泄の穴を弄られて身もだえている破廉恥なセレブ妻という文言が脳裏をよぎりました。

 夫や娘にはもちろん、生涯、誰にも見せられないであろうエロティックな自分がいると思うと、全身が興奮に焼き焦がされていくような衝動に包まれて……。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


セックス依存者が語る 実録「一夜限りの恋」の身の処し方
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
忘れた振りで「否認」を続ける私にストレスを溜めていく女
 異常な行動を繰り返す人間に関して、近年、サイコパスやソシオパスの研究が進められています。 サイコパス──先天的に...
肌を重ねなくても…脳への刺激が快感を呼ぶ“遠隔セックス”
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-11-13 19:28 エロコク
私は都合のいい女? 本命になれないセフレ体質女子の特徴4つ
 男女関係においてセフレ問題で悩んだことがある方は多いはず。 「エッチした途端、男性からの連絡が気まぐれに。都合が...
七海 2019-11-11 18:50 エロコク
優しく小刻みに…奥を丁寧にノックするピストンに身を委ねて
 ピストンバイブと聞くと、だいたいの人は激しい動きを想像されると思います。  がんがん突いてイカせちゃうぜ~! 的...
桃子 2019-11-11 01:55 エロコク
81歳恋人の浮気旅行をNYまで尾行…死にたくなった結末とは
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
窓の開いた部屋…女はなぜ全裸で床を拭いていたのか?
 翌日も何時間も彼女に全身を舐めら、彼女がまた寝入った後、私はバスルームに入りました。シャワーに打たれながら思いました。...
デリケートゾーンに潤いをプラス!濡れない痛みとサヨナラを
 多くの女性が、常に潤いを気にしています。肌、髪、そしてデリケートゾーンの潤いも。セックスのときは、膣内がちゃんと体液で...
桃子 2019-11-07 18:40 エロコク
性依存に調教され…脳みそ性器男の「浮気旅行」尾行を決意!
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
「私の胸も…」汗ばむ体を重ねてきたアラフィフ女の欲情
「ショックで頭が真っ白になる」とよく言いますが、これは実際に脳が起こす症状です。脳は強いストレスを受けると、一時的に血管...
アプリで会ったラテン系外国人の男は「天動説」を語り出した
 さて、出逢い系サイトもPCやガラケーからスマホに舞台を変え、マッチングアプリという何やら爽やかな名前に変化しました。 ...
男性向けアロマエステを副業にする女性たち…都内OLの告白
 消費税もとうとう10%まで上がり、都会で働くひとり暮らしのOLたちも大きな打撃を受けています。役職に就きでもしなければ...
挿入&クリトリス刺激…ダブルのエクスタシーに見舞われる
 バイブコレクターの私でも、女性がいちばん感じるのはクリトリスだということをよ~く知っています。男性とのセックスでもずっ...
桃子 2019-11-12 04:46 エロコク
それは男女間であれば法的にレイプと呼ばれる事件でした
 私へのセクハラがエスカレートし、私が拒絶するにつれて、彼女の仕事上でのパワハラも酷くなっていきました。ただこの時点では...
内頬を膨らませ…フェラチオの奥義を女流官能作家が教えます
 前回、官能小説における「オーラルセックスの奥義」をお伝えしたところ、ありがたいことに、男性読者さまからも「こんなふうに...
蒼井凜花 2019-10-22 06:00 エロコク
クリを優しく吸引…バイブとの合体技で多彩に楽しめる逸品
 クリトリスをそっと吸い上げつつ振動刺激を与える「吸引系」。この連載でも何度紹介したか分からないくらいですが、なぜこんな...
桃子 2020-01-11 06:51 エロコク