彼は私のもの!実姉から略奪不倫し恋人に戻った妹の執念 #6

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2022-07-29 06:00
投稿日:2022-07-29 06:00

絶体絶命! 響き渡る姉の足音

ーーもう少しでフィニッシュというタイミングで、お姉さんが帰宅する足音が……その後をお聞かせください。

「はい、今思い出しても背筋が凍ります。姉のパンプスの音が夜の庭に響き、私は息を飲みました。背後からバックで貫くRさんも、私の膣内にペニスを挿入した状態で、腰の動きを止めたんです。

 私たちがいるのはガレージに駐車してある自家用車の陰……ガレージのシャッターは開けたままです。万が一、姉がガレージに踏み込んで来たら一巻の終わりです。

 長く重い時間が過ぎました。ほんの数分とも、1時間ほどとも思えました。

 姉の足音が一瞬、ガレージの前で止まり、ひやりとしたのですが、足音はそのまま自宅へと進み、鍵を開ける音がし、ドアの締まる音が響いたんです」

やめようとする彼に「最後まで欲しい」

ーー間一髪でしたね。続きをお聞かせください。

「はい、本当に『肝を冷やす』って、まさにあの時のことですね。とにかく、姉に見つかることなく済み、私たちはホッと胸をなでおろしました。『もうやめよう』と、Rさんがペニスを引き抜こうとしたとたん、私は腰をぐいとせり上げ、ペニスの結合を続けました。

『もう少しでイキそうだったの。最後まで欲しい』

 そう頼んだんです。

 二の句が継げぬ彼に対し、さらに『Rさんもフィニッシュしたいでしょう?』と、その時はすでに腰を前後に揺すっていましたね。

 あれだけ肝を冷やすような場面であっても、彼の勃起は萎えることなく、ずっと私の膣内(なか)に収まっていたのですから、大した男です(笑)。

 で、さらに私が『声は出さないから、早く』と促しました。ええ、姉への復讐はまだまだ続いていますから。しばらくためらっていた彼でしたが、再び私の腰を引き寄せると、勢いをつけてペニスを叩きこんで来たんです。

スリリングな状況に体は火照り…

 私は『くうっ』と悲鳴をかみ殺しました。この辺りは住宅街で、夜ともなるとちょっとした声でも響きます。なので、貫かれるたび、私は奥歯を噛みしめ、胸奥で歓喜の声をあげました。

 すごく気持ちよかった。『自宅には姉がいる』というスリリングな状況が、私の体をいっそう火照らせたんです。

 タブーを犯し、姉に復讐している真っただ中でも、私の体が敏感に反応していくのが分かるんです。ペニスに穿(うが)たれるたび、上体がのけ反り、全身の血が沸騰するようで……あふれる愛液は内ももから脚へとしたたり、ニチャ、ヌチャという卑猥な肉ずれの音が響きました。

 私は心の中で、いくども『Rさんは私のものよ』と叫びました」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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