イオンのど真ん中にフェムテック!“性”商品はタブーじゃない

コクハク編集部
更新日:2022-08-23 12:30
投稿日:2022-08-23 06:00

接客中に「実は…」

 海外メーカーはポップな色合いの商品が多く、見ているだけで楽しい気持ちになってくる。ただ、女性用ローターなどを扱う「セクシャルヘルスケア」のコーナーは、特に見せ方が難しかったという。

「様々な人が訪れる場所でもあるので、どこまでオープンにすべきか悩みました。果たしてお子さんと一緒に来店した場合どうなのか? という心配もありましたが、『性』をいやらしいもの、恥ずかしいものとしてタブー視することなく、正しい情報を伝えるためにも、ショップの理念通り、特に隠したりする必要はないと考えました」(八幡さん)

 悩んだ末に、不自然に奥まった場所ではなく、他のカテゴリーと同じように並べることにした。

 ところが蓋を開けてみると、立ち寄ったお客さんが商品を手に気軽にスタッフと話す様子に驚いた。クレームが寄せられることもなく、「ちょっと想定外でした」。

 来店客に自然に声をかけ、要望に合わせた提案をしてくれるスタッフも最初から全員が詳しかったわけではない。

 中には「デリケートゾーンの専用ソープってなに?」というところからスタートした人も。各メーカーから話を聞いたり、個人的に試して商品知識を蓄えたという。

「当初から、スタッフとも気楽に話せるような形にしたいと考えていましたが、お悩みの内容によっては、人には聞かれたくないようなことも多いかと思っていました。ところが、予想に反してお客様の方から打ち明けてくださるケースも多く、皆さん意外とオープンに話してくださいます。

 私たちが重視した『入りやすい、話しやすい雰囲気』もひとつの理由と考えています。会話の中で初めてご自身のお悩みに気付かれることもあり、それに応じた商品やサービスをご提案しています」(八幡さん)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


最期のLINEは「大好きだよ」忘れられない女友達の感動の言葉
 あなたにとって女友達とはどのような存在でしょうか? もしかしたらその友達は、あなたを救う女神様かもしれません。  今...
この季節特有? 浮足立つ気持ちは何だろう 2022.11.27(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
誰かに紹介する?したくない?付き合う人の選び方は単純明快
 親や先輩から「付き合う人は選んだほうがいいよ」と言われた経験はありませんか?  お恥ずかしいのですが、私は30歳に...
「授乳するの気持ち悪い」と落ち込んだ日 2022.11.25(金)
 皆さん、授乳にどんなイメージを持っていますか。母と子が触れ合う大切な時間? 母親が自らの栄養を子に分け与える神聖な行為...
汚部屋ではないけれど…「片づけられない女」を卒業したい!
 自分の部屋を見回したとき「ぐちゃぐちゃしてる」「誰にも見られたくない」と感じる人は、もしかすると「片付けられない女」か...
ノーパン生活の実態! 解放感と掃除面倒を天秤にかけたら…
 芸能人でも、ノーパン生活を公言している人は多いですよね。気が楽そうな気はしますが、やはり防犯面では心配なことも……。果...
日向ぼっこで免疫力アップ! 自慢の“たまたま”もフワフワに
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
花屋解説!コロナ禍の「喪中ハガキ・メール」お悔やみマナー
 今年もあと1カ月程度。猫店長「さぶ」率いる我がお花屋さんも、年末の準備をしなければいけない時期になっておりました。 ...
「勤労感謝の日」働く自分やあの人に感謝!2022.11.23(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
SNS疲れしたあなたへ 30代は“中途半端な人間関係”の清算を
 いまや年齢に関係なく、多くの人が「使いこなして当たり前」のSNS。でも、表情も声色(こわいろ)も分からないSNS投稿で...
女から嫉妬されやすい女性の特徴 無意識ほど怖いものはない
 女性の中には、「なぜか同性から嫌われる」という人がいます。相手に何かしたわけでもないのに、初対面から嫌な態度を取られた...
「アヒル隊長 大冒険セット」再販に歓喜! 2022.11.22(火)
 昨年11月、数量限定発売されたバスクリン「きき湯とアヒル隊長 大冒険セット」。現在、再販しているのを知っていますか? ...
白×黒柄のカモフラ!? めちゃ尊い“たまたま”に心が洗われる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ステージ衣装用の真っ赤なランジェリーで“魔法”にかかった
 書店員として本を売りながら、踊り子として舞台に立つ。エッセイも書く。“三足の草鞋をガチで履く”新井見枝香さんの月イチ連...
外で心が乱されても居場所があれば大丈夫 2022.11.20(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
残業して当然なの? 子なし女性がイラッとした非常識LINE3選
 アラサー・アラフォー世代には、子持ち女性と子なし女性が混在しますよね。だからこそ、自分と環境が異なる女性へLINEする...
2022-11-19 06:00 ライフスタイル