そんなえりのボスのもとにはウワサを聞きつけ、今日も悩みを抱えた女性が、ふらりと立ち寄ったようですよ。
1. 最近眠りにくいのは、自律神経の乱れのせい?
今回のご相談は、リカさん(44歳女性/仮名)から。
「はぁ……なんだか最近疲れているはずなのに、眠りにくくて……そのせいか、いつもだるいんです」
見た目も覇気がなく、午前中なのに、なんだか眠たそうです。
「でも、なかなかひとに言えなくって。不眠なんて相談したら、ものすごく心配されちゃいそうで……」
えりのボスは優しくうなづいて、リカさんに耳を傾け続けます。
「自律神経だったかしら。自律神経が乱れているから……と聞いたことがあるんですけど……」
自信なさげに聞いたリカさんに、えりのボスは素早く答えます。
「そのとおり。自律神経を整えれば、いろいろな症状は軽くなるわよ」
リカさんが安堵したような表情をうかべ、こう切り出します。
「実は眠りにくいだけでなくて、常にからだが重いし、たまに立ちくらみもするんです」
「そうね。自律神経が乱れると病気ではないにしろ、いろいろとつらい症状がでるわね。食事は、きちんとバランスよく食べられているかしら?」
「食事が自律神経に関係するんですか!?」
驚きを隠せない様子のリカさん。これは放っておけません!
2. 眠りにくい、だるさの原因は自律神経!?
「自律神経は、生きていくうえで必要なからだの機能をすべてコントロールしているの。だから、少し乱れてもなんだか調子が悪くなってしまうわね」
と、えりのボスはゆったりと話しはじめました。
「そして、自律神経を調整しているのがホルモン。幸せホルモンなんて言葉、聞いたことがあるかしら? 幸せホルモンと呼ばれるセロトニン、この素になるのがトリプトファン。トリプトファンは必須アミノ酸のひとつで、なんと食事からとるしかないのよね」
リカさんは興味津々の様子で聞き入っています。
「自律神経の乱れからくる症状は、眠りが浅くて、夜中に何度も目が覚めてしまったり、疲れやすくて、ひどい時には立ちくらみも……。いろいろとあるんだけど、いろいろとあるせいで我慢しがちね」
「なんとなくしんどいけれど、ずっと我慢してました。たくさんの症状がでてしまうなんて……これから私、大丈夫かしら……」
えりのボスは自信たっぷりに答えます。
「そんなに心配することないわよ。すべては自律神経が関係しているの。具体的な対策、レクチャーするわ」
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