育児中の体の不調 のどの違和感と帯状疱疹 2022.11.15(火)

コクハク編集部
更新日:2022-11-25 11:32
投稿日:2022-11-15 06:00

今度は帯状疱疹、すぐに気付いて病院へ駆け込んだ!

 咽喉頭異常感症から約5カ月後、仕事復帰まであと半年を切ったところで、今度は帯状疱疹になってしまいました。

 なぜ今回はすぐに気付いたかというと、以前、帯状疱疹について書かれた記事を読んだことがあったから。「なにより早期発見と治療がカギ」「発疹が出てから72時間以内に抗ウイルス剤の投与をすることが望ましい」と書いてあったのを覚えていました。

 帯状疱疹を引き起こしているのは、過去に感染した「水痘・帯状疱疹(すいとう・たいじょうほうしん)ウイルス」、水ぼうそうのウイルスのことです。

 子どものときにかかった水ぼうそうは治っても、ウイルスはその後も症状を出さない状態で体内に潜んでいます。疲労やストレス、加齢などをきっかけに免疫力が低下してしまうと、ウイルスが再び活動。今度は神経を傷つけながら皮膚症状を発症させるというわけです。

 私の場合は、まず片方のわき腹にチクチク、ピリピリとした痛みが数日間続き、その後しばらくして右の腰あたりに直径5センチほどの発疹が出現。

 わき腹に痛みが出た時点で、「これは帯状疱疹かも?」と予測していたので、発疹が出た翌日の朝イチで皮膚科に駆け込み、医師の診断を受けて処方された抗ウイルス剤を飲みました。

 早めに気付いたため、幸いにも発疹はそれ以上ひろがらず、痛みが残ることもなかったのですが、抗ウイルス剤による治療が遅くなると神経が損傷され、合併症や後遺症を引き起こして長く痛みが続く危険もあるそうです。

 免疫が弱っているタイミングで罹患することが多いのですが、医師によると「育児期間中に帯状疱疹になる人はよくいる」んだとか。「あなたは早く気付いてよかったよ」とも言われました。

大切なのは、体調の異変に早めに気付くこと

 のどの違和感を訴えた私に「あまり深く考えない方がいい」と言った耳鼻咽喉科の医師。その理由については「症状に名前をつけることで、良くなる人と悪化する人がいるから」と話していました。

 私の場合は「良くなる人」だったようで、その後は体調を崩すこともなく仕事に復帰することができました。現在は時々子どもの風邪をもらうくらいで、病院のお世話になることはめったにありません。

 育休中に2回も心身の不調に見舞われた理由については、やっぱり、育児による疲れと睡眠不足だったのかなと思っています。

 特に女性の場合は、妊娠と出産で体力を失っている状態で、それが回復しないまま問答無用に育児がスタートしてしまうので、体の不調として現れやすいのかもしれません。

 子どもが小さい間は、どうしても自分の体調が後回しになりがちですが、皆さんも少しでも気になることがあったら、深刻な状況になる前に早めに病院に行ってくださいね。

(編集М)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


年々シミがね…いつから紫外線対策ガッツリやる? 対策法も
 寒い季節は紫外線をあまり気にしない人も多いですが、気温が上がってきて日差しが強くなると「対策をしないと!」と、焦ってき...
絶対失敗したくない!「エステサロン選び」で大事な3STEP
 美しくなりたい女性の味方「エステサロン」。美のプロフェッショナルたちが、専門的な施術でさまざまな悩みを解決してくれます...
2022年春夏“一着入魂”するなら? トレンドカラー6色から選ぶ
 2022年の春夏♡ 今年はどんな色がトレンドカラーになっているのか、気になっている人も多いでしょう。そこで今回は今年の...
思い込み厳禁!「セルフ肌診断」3STEP&肌質別お手入れ方法
 ある程度の年齢になると、普段の肌の状態から自分の肌質を把握し、予想している人は多いでしょう。しかし、意外にも自分の肌質...
疲れ切った夜は…W洗顔不要の“時短クレンジング”4選に甘える
 仕事や家事、子育てをしている女性たち。夜のクレンジングをする時間にはクタクタで「クレンジングしてから、さらに洗顔なんて...
流行りの「キレイ色」多すぎ…大人だから似合うおすすめは?
 暗めの色がしっくりくる秋冬が終わり、いよいよ春に向けてコーディネートも変えていきたい気分♡ でも、大人女子になると、た...
げっ、セルフネイルが剥げた! 対処法4つ&出先での応急処置
 リーズナブルにいろいろなカラーを楽しめるセルフネイルですが、手軽にできるぶん、剥げやすいというデメリットがありますよね...
メイク賢者が使うコンシーラーと仲良くなる!浮く原因&対策
 シミやニキビ痕、くすみやクマなどを隠すのに欠かせないコンシーラー。とても心強いアイテムですが、意外と多いのが「コンシー...
眉毛が濃いのを薄くしたい…自眉の印象操作は恋愛より簡単!?
 眉毛は、思っている以上に顔の印象を大きく左右するものです。薄い場合には描き足せばいいですが、濃い場合はどのように対処し...
「あっ…」焦る瞬間ない? “尿もれ対策”簡単トレーニング4選
 尿もれトレーニングなんて、自分には関係ないと思っていませんか? 実は尿もれは高齢になってから起こるものとは限らず、病気...
【毛穴ケア】「ポアプライマー」のメリット&使い方のコツ
 小鼻や頬に開いた毛穴があると、メイク崩れやテカリ、ムラなど、いろいろなトラブルの原因になってしまいますよね。そんな時に...
夕方のババ顔をマシにする「1日崩れないメイク」基本の4カ条
 毎朝、時間をかけてメイクをしているのに、夕方になるとテカリや汗で頬も目の周りがドロドロに……そんな悩みはありませんか。...
スケジュール別「花嫁美容」で自分史上最高の“美ボディ”に!
 人生の大きな晴れ舞台である結婚式。一生を一緒に歩んでいく新郎はもちろんですが、家族や友人たちにも、360度美しい史上最...
垂れ目メイクはモテの極み!特徴4つを押さえて“優しい女”に
 柔らかく穏やかな印象の「垂れ目風メイク」。男性からも好印象を持たれやすいので、「垂れ目=モテ顔」と思っている人もいるか...
1600円でオトナの涙袋が叶う!ガチ推し「ドーリーウインク」
 時短美容家の並木まきが、数ある優秀コスメの中から「神コスメ」に認めるほど、優秀すぎるコスメを選りすぐってご紹介。今回は...
ボサ子卒業!ツヤ髪になるまでの期間&今すぐやめたいNG習慣
「髪は女の命」といいますが、確かにツヤ髪の女性は若々しく見えますよね♡ でも、実際には、乾燥やダメージ、バサバサと広がる...