コリコリじゃなくてムニュ!?「ピーマン砂肝炒め」は火加減がキモ

コクハク編集部
更新日:2024-05-03 06:00
投稿日:2024-05-03 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・富士見ヶ丘の「HONGKONG DINING 彩」の林擁鋒さんに、不思議な食感がたまらない「ピーマン砂肝炒め」のレシピを教えていただきました。

コリコリじゃなくてムニュムニュ

合う酒=ビール、ワイン(C)コクハク
合う酒=ビール、ワイン (C)コクハク

 砂肝のコリコリッとした食感を想像して、ピーマンと一緒に砂肝を口に入れた。ムニュ。ん!?

 歯がゆっくり沈み込むような、むっちりとした食感が何とも不思議。少々面食らったが、噛むと独特のうま味と風味が口に広がります。シャキッとしたピーマンとのコントラストの妙よ。

 リンさんが、「お店でも人気のメニューです。これだけは外せないという常連さんもいて、赤ワインと一緒に楽しまれています」と言うのも納得です。

 下茹でした砂肝を調味料と一緒にとろ火でゆっくり煮て、味を入れていくのだそう。これが、むっちり食感の秘密なんですって。

【材料】

・砂肝 200グラム
・ピーマン 2個
・ねぎ 5センチ×3本
・にんにく 2かけ
・しょうが スライス3枚
・八角 1個

調味料=A
・水 500㏄
・醤油 大さじ1
・料理酒 同1
・塩 小さじ2分の1
・黒コショウ 同2分の1
・うま味調味料 同2分の1
・砂糖 同1

【レシピ】

(1)砂肝をお湯で下茹でし、一口大に切る。

(2)フライパンに油、ねぎ、しょうが、にんにく、八角を入れて香りが出るまで炒め、1とAを加えたら、蓋をして弱火で煮込む。煮込み時間は約20分。

(3)蓋を外し、くし切りにしたピーマンを加えて2~3分炒める。

(4)お皿に移し、好みで七味やさんしょうを振り完成。

本日のダンツマ達人…林擁鋒さん

▽林擁鋒(リン・ヨウホウ)
 1977年、中国・福建省生まれ。広東省の料理専門学校を卒業後、福建省の人気高級ホテル成龍大酒店で研さんを積む。02年に来日。千葉市の中国料理店を経て13年に独立。オーナー兼料理長として本格中華を手頃な値段で提供する。

▽ほんこんだいにんぐ あや
 2013年のオープン以来、瞬く間に予約必須の人気店になった。メニューの数は常時130種類以上。多くが1000円以下と安価だが、人気メニューの「よだれ鶏」「牛肉の激辛煮」など味はどれも本格的だ。料理長のリンさんを含め、25年以上のキャリアを持つ中国人シェフ4人がきょうも一心不乱に鍋を振る。

東京都杉並区高井戸西2-10-9 ノースメインビル109

(日刊ゲンダイ2020年11月18日付記事を再編集)

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