納豆好きが考案した「納豆餃子」隠れ消費大国・山形のDNA、冷凍保存◎

コクハク編集部
更新日:2024-02-19 06:00
投稿日:2024-02-19 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・下北沢の「大衆酒場 こみじ」の天津真弓さんに、納豆入りの具で作る「納豆餃子」のレシピを教えていただきました。

納豆好きが考案したメニュー

 山形は消費支出額全国4位(山形市=2019年総務省家計調査)の隠れた納豆大国。ご飯のお供だけでなく創意工夫を加えるのが山形流です。

「お正月の定番は、つきたてのお餅にまぜて『納豆餅』。すった納豆を味噌汁に溶かして入れる『納豆汁』もよく食べます。うどんを釜からすくい上げ、納豆とサバ缶などで作ったタレで食べる『ひっぱりうどん』も、おいしいですよ」

 そう言う天津さんの納豆好きDNAが騒ぎ出し、他店のメニューを独自にアレンジした一品。作り方は餡に納豆を加えること以外、普通に餃子を焼く時と同じ。異なるのは食べ方です。

「餡にしっかり味が入っているので、ラー油やポン酢をつけず、最初は和がらしだけで食べてみてください」

 これがビールにもハイボールにもピッタリ。大量に作って冷凍庫に保存しておきましょう。酒が進むこと間違いなしです♪

【材料】

・餃子の皮 50枚
・水 100cc
・ごま油 適量

※餡
・納豆 1パック
・ついてくるからし 1袋
・豚ひき肉 300グラム
・刻みねぎ 30グラム
・醤油 小さじ2

【レシピ】

(1)※を軽く混ぜ、餃子の皮に包む。

(2)油を引いたフライパンに1を並べ、火をつける。

(3)水を入れて中火で蒸し焼きにする。

(4)水がなくなったら強火にし、ごま油を入れ、焼き目をつけたら完成。

本日のダンツマ達人…天津真弓さん

▽天津真弓(あまつ・まゆみ)
 1985年、山形県飯豊(いいで)町生まれ。デザイン学校進学のため、上京。学生時代から飲食系のアルバイトに精を出す。印刷会社に就職するも、料理店開業の夢を抱き、退社。以後、十数年にわたって割烹店やバーなどで働きながら、料理と日本酒、洋酒の知識を学び今年、独立。念願の店を構えた。明るい人柄とテキパキとした仕事ぶりにファン多数。

▽大衆酒場こみじ(たいしゅうさかば こみじ)
 オープンは今年7月。昨年、結婚した旦那さんがホールを手伝う。旦那さんの本業はミュージシャン。夫婦そろって20代の頃から思い入れのある“シモキタ”での出店にこだわった。「おひとりさまでも通いやすい店」をコンセプトに料金は抑えめだが、本場の山形料理を味わえ、全国の地酒6種が常時そろう。仲間うちで飲み合う雰囲気に浸れる店として、早くも常連の心を掴んでいる。

東京都世田谷区北沢2-33-6奥田ビル2階

(日刊ゲンダイ2020年12月16日付記事を再編集)

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