大人だって誰かに迎えに来てほしい日がある 2023.4.5(水)

小原玲 動物写真家
更新日:2023-04-05 06:00
投稿日:2023-04-05 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。

 保育園で子どもと別れる時、手を振りながら屈託のない顔で「お迎えきてね」って言うんだ。

 そこでふと、最後に自分が「お迎え」に来てもらったのはいつだっけ? と考えてみたんだけど、昔のこと過ぎて思い出せなかったよ。

 大人になった僕らは、誰かに断わって移動する必要もない。好きな相手と行きたい場所に行って、好きなモノを食べて、基本的には自由な日々を満喫している……と思う。

 だけど時々、子どもみたいに「お迎えきてね」って口に出してみたくなる。大人にもそんな日があるって大人になってから知った。

小原玲
記事一覧
動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
facebookblogX

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


まるくて、ふわふわ…“にゃんたま”を愛でて幸せな気持ちに
「にゃんたま」に、ひたすらロックオン!猫フェチカメラマンの芳澤です。  肉球、ふぐふぐ、尻尾…と、どのパーツを見て...
1滴で1週間のストレス解消? 強い女性こそ“涙活”のススメ
 大人になればなるほど、泣けなくなるのが世の常。たとえ失恋したってグッと堪え、仕事や次の恋愛に向かえるパワーを身に付けて...
子供は無条件にかわいい…でも保育園の現場は大変なんです
 こんにちは、小阪有花です。ご存じの方もいるかと思いますが、私は2009年に芸能界(旧芸名:小阪由佳)を引退後、引きこも...