新恋人がタバコの火を…!バツ2のアラフォー地下アイドルの悲鳴 #3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-05-05 09:43
投稿日:2023-04-28 06:00

VIP席での禁断のセックス

 そこからは急展開だ。2人は抱き合い、キスをする。そして、あろうことか、先ほどまで接客していたVIP席でセックスをしてしまう。

 ホステスと黒服の恋愛はもちろん禁止だが、R美さんには心のよりどころを求めていた。周囲には秘密で彼との関係を望んだのだ。

――私、担当のNさんのためにも一生懸命に頑張るから。売り上げを増やして、お客さんもいっぱい呼ぶから……。だから……お願い。

 R美さんは彼に有利な条件を告げた。ホステスの成績が良ければ、担当の株も給料も上がる。今ここで彼を逃すわけにはいかない――。

 ただ、シャンデリアが灯る空間で、服を脱ぐことだけはためらわれた。R美さんはひどい妊娠線と帝王切開の傷跡にコンプレックスを感じていたからだ。ゆえに、ワンピースを着たまま、パンティだけを脱いで挿入に至った。

 仕事場所でもある店内――それもVIP席での情事に、R美さんは「不謹慎だからこそ戸惑いと興奮」を味わっていた。

(私……本当に彼とセックスしてる……)

 彼のペニスが抜き差しを繰り返す。

――ああ、締まってくるよ。すごい。

ザーメンを飲みほし「すごく幸せ」と

 膣肉に寄越される摩擦と圧迫に、R美さんは耽溺する。セックスがこれほど気持ちいいと感じたのはいつぶりだっただろうか。

――ああ、もう……ダメ……ッ!

 R美さんはずりあがるスカートを引きおろしながら、喘いだ。恍惚に浸っていても、決して妊娠線と帝王切開の傷跡は見せたくない――その思いが頭の片隅にあった。

 やがて、彼が射精をほのめかした。膣奥への噴射はためらわれた。だからと言って、洋服やソファーを汚すことはできない。

 直後、彼女は叫んでいた。

――く、口に出して……。

――えっ?

――口に……お願い。

 ペニスが引き抜かれたと同時に、Nさんは腰を移動させ、R美さんも掴んだペニスを咥えこんだ。ドクドクと噴射する生温かなザーメンを、R美さんは飲みほした。

 驚く彼を見つめながら、「ありがとう……私、すごく幸せ」とほほ笑みながら。こうして男女の関係となった2人だが、その後、R美さんは彼の恐ろしい本性を知ることとなる。R美さんの運命は――?

 前回までの話はコチラ→第1話第2話

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


セックス依存者が語る 実録「一夜限りの恋」の身の処し方
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
忘れた振りで「否認」を続ける私にストレスを溜めていく女
 異常な行動を繰り返す人間に関して、近年、サイコパスやソシオパスの研究が進められています。 サイコパス──先天的に...
肌を重ねなくても…脳への刺激が快感を呼ぶ“遠隔セックス”
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-11-13 19:28 エロコク
私は都合のいい女? 本命になれないセフレ体質女子の特徴4つ
 男女関係においてセフレ問題で悩んだことがある方は多いはず。 「エッチした途端、男性からの連絡が気まぐれに。都合が...
七海 2019-11-11 18:50 エロコク
優しく小刻みに…奥を丁寧にノックするピストンに身を委ねて
 ピストンバイブと聞くと、だいたいの人は激しい動きを想像されると思います。  がんがん突いてイカせちゃうぜ~! 的...
桃子 2019-11-11 01:55 エロコク
81歳恋人の浮気旅行をNYまで尾行…死にたくなった結末とは
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
窓の開いた部屋…女はなぜ全裸で床を拭いていたのか?
 翌日も何時間も彼女に全身を舐めら、彼女がまた寝入った後、私はバスルームに入りました。シャワーに打たれながら思いました。...
デリケートゾーンに潤いをプラス!濡れない痛みとサヨナラを
 多くの女性が、常に潤いを気にしています。肌、髪、そしてデリケートゾーンの潤いも。セックスのときは、膣内がちゃんと体液で...
桃子 2019-11-07 18:40 エロコク
性依存に調教され…脳みそ性器男の「浮気旅行」尾行を決意!
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
「私の胸も…」汗ばむ体を重ねてきたアラフィフ女の欲情
「ショックで頭が真っ白になる」とよく言いますが、これは実際に脳が起こす症状です。脳は強いストレスを受けると、一時的に血管...
アプリで会ったラテン系外国人の男は「天動説」を語り出した
 さて、出逢い系サイトもPCやガラケーからスマホに舞台を変え、マッチングアプリという何やら爽やかな名前に変化しました。 ...
男性向けアロマエステを副業にする女性たち…都内OLの告白
 消費税もとうとう10%まで上がり、都会で働くひとり暮らしのOLたちも大きな打撃を受けています。役職に就きでもしなければ...
挿入&クリトリス刺激…ダブルのエクスタシーに見舞われる
 バイブコレクターの私でも、女性がいちばん感じるのはクリトリスだということをよ~く知っています。男性とのセックスでもずっ...
桃子 2019-11-12 04:46 エロコク
それは男女間であれば法的にレイプと呼ばれる事件でした
 私へのセクハラがエスカレートし、私が拒絶するにつれて、彼女の仕事上でのパワハラも酷くなっていきました。ただこの時点では...
内頬を膨らませ…フェラチオの奥義を女流官能作家が教えます
 前回、官能小説における「オーラルセックスの奥義」をお伝えしたところ、ありがたいことに、男性読者さまからも「こんなふうに...
蒼井凜花 2019-10-22 06:00 エロコク
クリを優しく吸引…バイブとの合体技で多彩に楽しめる逸品
 クリトリスをそっと吸い上げつつ振動刺激を与える「吸引系」。この連載でも何度紹介したか分からないくらいですが、なぜこんな...
桃子 2020-01-11 06:51 エロコク