たまごっちってうんち垂れ流ししないの!?「平成レトロ」なおもちゃの今

更新日:2023-08-12 06:00
投稿日:2023-08-12 06:00

スパイを疑われた人形『ファービー』

 1999年に発売された電子ペットぬいぐるみの「ファービー」。本物のペットのようにコミュニケーションがとれるおもちゃとして大人気だったファービーの累計は、世界で約330万個!

 ファービー語を話すファービーは、額のセンサーや、口、まぶたの動きで様々な感情を表現し、歌ったり踊ったりと愛らしい仕草で多くのミレニアル世代を虜にしていました。

 2023年に25周年を迎えるファービーは、デザインもできることも現代風になって大復活! すでにアメリカのAmazonで販売を開始しているそうです。

 ファービーといえば「電源を切ることができない」ことで有名でしたね。リアルさを追及するためスリープモードのみが搭載され、初期のファービーには電源がありませんでした。

 そのためスリープモードが解除されてしまい、夜中に突然ファービーが喋り出して、ガチでチビるかと思うくらいびびった経験があるのは筆者だけじゃないはず……。

 ところが、新装されたファービーには電源が搭載されているそう。あの悲劇は起こらないのね、とホッとしたのと同時に「じゃあなんで最初から付けなかったの!?」と疑問に思ったり。

NASAから出禁になった過去も

 そんなお騒がせファービーですが、アメリカ国家安全保障局(NSA)が1999年に「ファービーが機密情報を取得する可能性がある」として、オフィスへの持ち込みを禁止したのはご存知でしょうか。

 どうやら声マネや録音機能があると勘違いをされてしまったファービー。同国の重要機密を扱う諜報機関であるNSAを盗聴されると懸念され、まさかの出禁を食らったそうです。

「ファー! ボクお腹すいた、オーン! オーン! オーン!」と変な鳴き声を鳴らすくらいしか喋れないファービーを知っている身からすると、「いやいや、機密情報を取得とか絶対ないでしょ!?」と思ってしまうのですが。

 ロボット機能のついたおもちゃがまだ珍しかったために起こった、面白い勘違い。最近ではAIの開発も進んでいるので、超リアルな犬や猫、ファービーが近い将来販売されたりするかもしれませんね!

(取材・文=うーか/キジカク)

▽うーか ライターチームで執筆活動中。アメリカに12年、台湾に2年在住の経験があり、海外ならではの面白い話題を探すことが日課。実体験や友人のエピソード、クスッと笑えるユニークなグルメや驚きのカルチャーなどを紹介しています! 最近は愛犬の「ころも」こと、ころちゃんと一緒に様々な場所へ出掛けることに夢中です。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


書店パトロール空振り?いや、逆ヤバ!文具女子博の雑誌付録は使い方∞
 慌ただしい年末年始で雑誌付録をチェックできていなかったな〜と書店をパトロールしました。  ピンとくる雑誌の付録が見つ...
Amazon1位の白湯用マグカップは“以外”でも大丈夫? 販売元に聞く
「Amazonベストセラー1位」のオレンジ色のワッペンよ、なぜこうもわたしの購入意欲をかきたてるのか…。「知らんがな!」...
ありがたい幸運お年玉! 激レア縞三毛猫の“たまたま”に合掌
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
絶対買い!運気満タンなシンピジュームは手軽価格&ランなのに寒さに強い
 年末のお歳暮商品として人気の高い「シンピジューム」の花鉢ですが、実は切り花としてもスゴイんだとか。華やかで可憐な見た目...
【開運&金運UP】日本三大金運神社・安房神社のお参りで、ご利益が!
 日本三大金運神社とは、山梨県富士吉田市・新屋山神社(あらややまじんじゃ)本宮・奥宮、石川県白山市・金劔宮(きんけんぐう...
便利家電を使いこなすお婆ちゃんが教えてくれたこと
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
虫歯1本に治療費100000円!? ベラボーな額を請求される米国の高額治療費
「アメリカに住んでます!」 と聞くと、日本にはないキラキラした素敵な生活を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。 ...
2024-02-26 19:02 ライフスタイル
〆ラー卒業のアラフォーに!「かに鍋&水炊き」缶のススメ
 お酒を飲んだ後、人はなぜラーメンが食べたくなるのでしょうか? アルコールに浸った体が脂と塩分を欲しているのか…。  ...
子どもの友達に「ばあば」と間違えられたショック! 高齢出産の後悔4つ
 世間では、高齢出産する人がとても増えていますよね。晩婚化が進んだ背景や、不妊治療が保険診療になった変化も大きいでしょう...
日本海から吹きつける風の中、黙々と歩く少年たちが愛おしい
 早朝にも夕方にも見える空の色、学生服の少年少女、ミラーに映る電車。  どこか非現実的な景色は、まるで中村宏の絵画...
おんにゃの子の匂いに夢中!“たまたま”君の恋が実るといいな
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
親バカ上等!いうて夫よりマシかも?子どもの可愛すぎるお手伝い失敗談
 子どもはいつだって、ママを助けたい、褒められたい、役に立ちたいと思っていますよね。だから、小さい子どもはママを喜ばせよ...
惚れてまうやろー!彼氏より気が利くChatGPTに「好き」について聞いた
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第65回「パカラパカ、春のひとみにタツノオトシゴ」
【連載第65回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
恐怖の親知らず抜歯!30女が超ビビりながら人生初抜歯した話
 皆さんは親知らずがまだ生えていますか? 筆者は30代になってもすべての親知らずが生えたままです。  歯は大切にしてい...
千代田区民は“勝ち”だよね。通勤ラッシュを知らない自分は上流階級層の女
――『東京の中心に暮らす、ということ』…なんてね。  鈴木綾乃の頭の中にマンション販売のコピーのような、そんな言葉...