「乳首だけでイキそう…」南国男の指テクと青臭いザーメンを味わう夜 #4

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2023-09-15 17:14
投稿日:2023-09-08 06:00

 飲料メーカーに勤めるミクさん(仮名・28歳/独身)は不倫中である。相手は上司・アツオ部長(仮名・43歳飲料メーカー/妻子アリ)だ。

 2人は沖縄旅行を計画していたが、直前で彼にドタキャンされてしまう。1人で沖縄を訪れた時に出会ったのが、現地でガイドをしていたユウマさん(25歳フリー観光ガイド・独身)だ。

 ミクさんはユウマさんに一目ぼれ。「ガイドと観光客」という関係だが、「沖縄滞在の3日間だけ、恋人になって欲しい」と告げ、キスをする。しかも2人でサンセットを見ようとドライブデートをしているさなか、ミクさんは運転する彼のペニスを咥え、フェラチオを浴びせてしまう。

 アラサー不倫OLの年下恋人との行方は――。

 前回までの話はコチラ→第1話第2話第3話

25歳の南国男の味を堪能した後は…

――2人でサンセットを見るドライブ中、ミクさんは車中でドラフェラ(ドライブ・フェラチオ)をし、口内でザーメンが噴射した。

 その後をお聞かせください。

「相変わらず大胆な女ですよね(笑)。夕陽が美しい沖縄の西海岸沿いを横目に彼の股間に顔を寄せ、夢中でフェラチオをしてしまったんですから……。『これが25歳の南国男の味……』と、うっとりしながら、射精に導きました。

 口内に噴射された瞬間、フィニッシュしてくれた嬉しさと達成感がありましたね。

 前回も言いましたが、彼は美青年ですから、きっと女性客からの誘いも多いかもしれない。もしかしたら、私のように積極的なアプローチもあるのかも……と思うと、心のどこかにライバル心めいたものが湧いてきて、とにかくフィニッシュに導けたのが嬉しかったんです。

 その後、口内のザーメンをこぼさないよう、慎重にペニスを吐き出しました。そして上体を起こすと、ユウマ君に見せつけるよう、ゴクンと飲み干したんです。

 ノドの粘膜に絡みつくザーメンの濃厚さ、若さゆえの青臭さが新鮮でしたね。

星空の下でハグ

――おいしい……気持ちよくなってくれて、嬉しいわ。

――す、すみません……あまりにもミクさんが上手で、気持ちよくて……。

 彼は興奮のまま我慢できず暴発してしまったことを恥じ入るように、詫びの言葉を口にしたんです。

――謝らないで。ユウマ君のエキスをゴックンできて幸せなの。

――そ、そうですか……。

――ねえ、ハグして。

 私が両腕を広げると、彼も腕を広げてギュッと抱きしめてくれましたよ。厚い胸板が逞(たくま)しくて、清涼感ある汗の香りも爽やかで……。

 窓からは天空に昇り始めた月と星々、その光を受けて静かに波打つ東シナ海が広がっています。

人目を気にしながらキス

――私の部屋に来ない……?

 私は片手をおろして、むき出しの彼のペニスをさすりました。先ほど放出したにもかかわらず、すぐにムクムクと勃起してきて……。

――ユウマ君……タフね。

――す、すみません……ミクさんがあまりにも魅力的だから……。

――魅力的だなんて、リップサービスでも嬉しい。

――いえ……本当です。お客様に対して、こんな気持ちになったのは初めてかもしれない……。

――ガイドの仕事は長いの?

――まだ、1年ちょっとです。いずれは自分で観光ガイドの会社を興(おこ)そうと、今は修行中の身で……。

――あなたが会社を興したら、最初の客になるわ。

 その後、私たちは抱き合いながら唇を重ねました。

 海沿いの道を進む車の走行音が聞こえるたび、見られやしないかドキドキしましたが、彼との甘いキスには抵抗できなくて……」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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