流鉄・幸谷駅で発見!「猫のコーヒー」自販機で出合った癒しの紙コップ

コクハク編集部
更新日:2023-11-25 06:00
投稿日:2023-11-25 06:00
 千葉県の松戸市と流山市を結ぶ、6駅しかない小さなローカル線、流鉄流山線。常磐線と武蔵野線につながるJR新松戸駅への乗り換えで、ときどき利用する「幸谷(こうや)駅」になんだか気になる自動販売機がありました。

改札前の休憩スペース

 流鉄株式会社が運行する流鉄は単線で各方面20分に1本の間隔で電車がきます。なので、1本逃すとビミョーに待つんですよね。

 幸谷駅の改札を出たところのスペースには自販機がずらっと並べられ、レトロでカラフルなベンチも置かれています。電車を待つ間、「ジュースとかコーヒーでも飲んでてよ?」という意味なのかもしれません。

 そんな中、ほかの自販機とはちょっと雰囲気の違うマシーンがひとつ。

 丸メガネの猫がポットを持ってコーヒーを入れるイラストが描かれ、「コーヒーは、この中で一杯ごとに豆から挽いて淹れています」と書いてあります。これは気になるぞ!

 サードキャットカフェってなんだろう?

 持っていたスマホで調べてみると、自販機やドリンクの開発を手がけるアペックスという会社が展開する、注文ごとにその場で「豆から挽いて淹れる」本格派でこだわりのコーヒー自販機だそうです。

さっそく作ってもらいましょう

 アラビカ豆を使用したホットコーヒー、オリジナルブレンド、カフェラテ、アイスコーヒー、アイスカフェラテなど基本的なラインナップのほか、ココアやいちごオーレ、塩とライチなど甘めの飲み物もそろっています。

 んっ? ホットコーヒーとコーヒーとアイスコーヒーは食物繊維が入っているようです。

 子どもの食事はできるだけがんばって作りますが、昼ご飯は人には見せられないような“雑メシ”ばかり食べているので、ホントこういうの助かる(泣)。

 ちなみにきのうのお昼ご飯は、フリーズドライの卵スープに乾燥ワカメと冷凍ご飯を入れた“卵スープごはん”でした……。

 そんなわけで、「食物繊維プラス」と書かれたアイスコーヒー(130円)にしました。この日は暑かったので、20円を追加してLサイズ変更ボタンでサイズアップ。そしてアイスのブラックをポチリ。

「ジイィィィィ」と音がして、自販機の中に設置された容器から豆が落ちてきます。いままさにここでコーヒー豆を挽いてくれてるんですね。コーヒーのいい香りも漂ってきました。

爽やかですっきりした口当たり

 カップの取り出し口が開いて、できあがり! Lサイズはアイスコーヒーをごくごく飲むにはほどよいサイズ感です。

 肝心のお味は「ライトテイスト」と書かれていた通り、すっきり爽やかな苦みで飲みやすいコーヒー。なんとなくフルーティーな感じもあります。

 最近はコンビニコーヒーもその場で豆が挽かれて、個人的には「どこのコンビニもかなりおいしい」と思ってる派なのですが、それらのどれとも似ていないお味でした。

 ちなみに、違う日に「ビターテイスト」のオリジナルブレンドも試してみたのですが、こちらは深煎りのようなしっかりした苦みを感じました。

オリジナルカップはデザインいろいろ

 すっかり気に入って、その後は幸谷駅に寄るたびに買うように。イラストレーターのキタハラケンタさんが描いた味わい深い猫の絵柄が毎回違うのが楽しいです。ちなみにこの猫は「サードさん」というお名前だそう。

 普通サイズはモノクロでLサイズはカラーのようです。一体何種類あるんだろう? と思って調べてみたところ、サードキャットカフェのサイトに13種類と書いてありました。

 紙コップなのでずっと持っておくことはできませんが、ついついスマホを向けてパシャリと撮りたくなるかわいさです。

 東京都内を中心に全国に設置されている「サードキャットカフェ」。こういう自販機がいつも使う駅にあると、毎日ちょっとだけ幸せな気分になりそうです。

(編集M)

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