不倫相手とレス…でも47歳女が本当に恐れているのは「固定手当の消滅」

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-01-06 06:00
投稿日:2024-01-06 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

47歳、不倫で恋愛の「いいとこどり」をしていたはずが…

 咲子さん(仮名)は、47歳の独身。

 事実婚の過去はありますが、法律婚はしたことがなく、現在の恋人は既婚者であるシンゾウさん(仮名)です。

「俗に言う不倫の関係になって、3年くらいです。コロナ禍に知人の紹介で知り合い、そのまま不倫が始まりました。

 でも、紹介者である知人ですらも私たちが不倫をしていることはいまだに知りません」

 相手の家庭を壊さずに、男女関係の「いいところだけ」を体験したいという咲子さんに対し、シンゾウさんも「妻との関係はすでに壊れているので、もう一度恋愛をしたかった」と話し、ふたりの関係が始まったとのこと。

不倫なのにセックスレス

 しかしここへきて、咲子さんには深刻な悩みがあるといいます。

「セックスレスなんです。不倫なのに、セックスレス。

 シンゾウさんは今、52歳になりましたけど、まぁまだまだ現役なはず。だから身体的な理由ではないところでレスになっているんです。

 3年も付き合っていれば、レスになっても仕方ないのかなって納得しようと思ったのですが、このまま別れてしまうのはちょっと…。

 やっぱりレスを解消しないといけないと焦っています。でも…、本当に怖いのはレスではなくて別のことなんです」

月12万円の生活費がなくなるのが怖い

 実は、咲子さんが怖がっているのは、レスそのものではなくレスをきっかけに破局を迎えることだそう。

 その理由は、シンゾウさんから毎月受け取っている「生活費」だそうです。

「2年ほど前から、シンゾウさんは私に、毎月の生活費として月に12万円を渡してくれています。

 このお金は、シンゾウさんがうちに遊びにきたときの食費や光熱費も含めて、って感じで言われていて、ありがたく受け取っています。

 そんなに大きな額ではないのですが、今の私にとっては大事な生活費。シンゾウさんとお別れをして、これが受け取れなくなるかもしれないと思うと、生活への不安が強いのです…」

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


家庭内カーストが残酷…鬼嫁たちの“夫泣かせ”な在宅勤務事情
 共働き家庭における鬼嫁は、在宅勤務中にも、鬼っぷりが消えない人もいるようです。魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析...
並木まき 2020-04-27 06:00 ラブ
ドアノブをゾーン分け…鬼嫁が夫に押し付けた“理不尽ルール”
 自粛生活が続く今、鬼嫁と暮らす夫のなかには、妻から突如として突きつけられた「理不尽なルール」に悩まされている人も出てき...
並木まき 2020-04-26 06:00 ラブ
コロナで逢えなくても…パートナーとの絆を深める4つの法則
 新型コロナが猛威をふるう中「パートナーや恋人と会えない」と不安に直面しているかたも多いでしょう。マメに連絡を取り、相手...
蒼井凜花 2020-04-25 06:00 ラブ
イケメンと仲良くなる方法♡“ほかと違う女”になるのがカギ!
 どうせなら、イケメンと仲良くしたい。なのに、イケメンは私とは仲良くしてくれない……。  イケメンは、女子を牽制するも...
ミクニシオリ 2020-04-24 06:00 ラブ
彼氏が突然音信不通に…! 考えられる8つの理由&対処方法
 彼氏との関係を深めるためには、何よりもコミュニケーションが大切! しかし、ある日突然、彼氏と音信不通になってしまう事態...
恋バナ調査隊 2020-04-23 06:45 ラブ
好印象を残すには? オンライン合コンでモテる4つの方法
 初対面同士の男女が集まる合コンですが、今のコロナ状況下で開催するのは感染リスクが高いため、最近ではZoomやLINEの...
田中絵音 2020-05-20 11:42 ラブ
理想の夫婦に!コミュニケーションの5つのポイント&NG行動
 あなたは、夫婦関係に悩みはありますか? 忙しい夫婦の中には、「最近、ちゃんと顔を合わせていない」という方もいるでしょう...
恋バナ調査隊 2020-04-21 06:00 ラブ
カップルの“コロナ破局”はなぜ起こる?3つの原因&改善策
 世はコロナ。数カ月前は予想もできなかったこの緊急事態ですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?「コロナ破局」「コロナ...
孔井嘉乃 2020-05-12 04:15 ラブ
これは恋愛ではないと一気に目が覚めた…優紀さんのケース#5
 半同棲状態だったのに、B男はそれきり優紀さんの前に姿を現さなくなりました。会いたいとメールすると、「弁護士に相談してA...
神田つばき 2020-04-20 06:00 ラブ
外出自粛で彼に会えない時こそ「メス力」で不安に打ち勝つ!
 ど本命の彼氏と付き合っています。  新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、一緒に遊んだり、予定していた旅行はキャ...
神崎メリ 2020-04-19 06:00 ラブ
イケメン揃い、追求する楽しさ…仮面ライダーに大人がハマる
 なにか夢中になれることや、熱中する趣味を持っている人って、すごく人生が楽しそうに見えます。「わたしにも、そういうものが...
大泉りか 2020-04-19 06:34 ラブ
離婚を回避せよ!夫婦喧嘩の仲直り方法5選&喧嘩の減らし方
「夫婦喧嘩は犬も食わない」と言いますが、確かに、夫婦喧嘩は周りから見ればとても滑稽なもの。「今回は譲れない!」なんて、意...
恋バナ調査隊 2020-05-12 04:17 ラブ
夫に理不尽な仕打ち…非常時にさらに“鬼化”する鬼嫁の実態
 鬼嫁の中には、非常時にさらなる鬼に変貌を遂げるタイプも存在するみたいです。魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得...
並木まき 2020-04-17 06:11 ラブ
浮気は当たり前じゃない! 一途男性6つの特徴&交際メリット
 浮気をする男性って、なぜか魅力的な人が多いもの。「辛い思いをするかも」と分かっていながら、ついついそんな男性に惹かれて...
恋バナ調査隊 2020-04-17 06:00 ラブ
タイプ別! 好きな人の前で素直になれない女性への解決策
 いざ好きな人を目の前にすると、なかなか素直になれなかったり、気持ちとは裏腹な行動を取ってしまう……そんな女性は多いでし...
恋バナ調査隊 2020-04-16 06:00 ラブ
恋愛したいのに…!好きな人ができない女性の特徴&対策法
「恋人がいない」という女性の中には、「ここ数年、好きな人すらできていない」という人もいるはずです。実は、好きな人ができな...
恋バナ調査隊 2020-04-15 06:00 ラブ