現役ネトナン師が激白!ネットナンパのシビアな世界と人妻攻略マニュアル

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-09-03 13:55
投稿日:2024-03-08 06:00

「高学歴、高収入」でも、私生活は虚しかった

――大切な娘さんとの別れ…おつらかったですね。

「はい、全ては家族をないがしろにした僕の責任です。子供時代から両親に『学業に専念』することを強いられ、『高学歴、高収入』といわれる立場になりましたが、私生活は虚しかったですね。大学でサークルに入っても、女性慣れしていないため、恋愛らしい恋愛はできなかったし、青春を謳歌できませんでした。

 結婚できたのは、大手銀行に就職し、上司の紹介があったからです。紹介された妻は小児科医というハイスぺのため、それに釣り合う相手を探していたようです。

 情熱的な恋愛というよりも、『家庭を持った方が会社やお客の信頼度が増す』という上司の助言もあり、結婚に至りました。

 結婚生活が新鮮だったのは1年ほどでしょうか。お互い自分の生活スタイルを乱したくない性格のため、すれ違いが続きました。

 娘が生まれると、妻と義両親が面倒を見てくれて、僕は蚊帳の外です。娘は完全に妻側の子供になりました。

 離婚後も妻側の弁護士を通し『娘はパパに会いたくないと言ってる』と言われて…以来、6年間会っていません」

2人目の妻はバリキャリのお嬢さま

――おつらいでしょうが、話せる範囲でその後をお聞かせください。

「仕事は充実しても、プライベートは寂しくて…。そんな背景もあって、離婚から4年後に結婚相談所でお見合いをし、現在の妻と再婚したんです。

 大手通信会社に勤務する妻は、政治家の父を持つお嬢さま。キャリア志向が強く、現在44歳にもかかわらずバリバリ稼いでいます。再婚当初こそ甘い新婚生活でしたが、住まいは横浜にある妻の実家。つまり僕は『マスオさん』状態で…。

 徐々に肩身が狭くなっていったんです。何よりも、『キャリアの邪魔になるので、子供は要らない』と妻に宣言されたことがショックでしたね。

 そのうち義父の介護が始まると、妻と義母は『介護は身内だけでやるから』と、僕をのけ者扱いし始めたんです。

 結局、平日は事務所兼自宅の目黒のタワマンに住み、週末だけ妻の実家の横浜で過ごす生活です。銀行を辞めて起業すると、平日、人と会うことが激減しました。

 業務はテレワークで十分ですし、趣味で株などの投資もやっているため、年収は2000万円ほど…。でも、心は荒(すさ)んでいました。

男としての劣等感に苛まれる日々

 子供のころから『高学歴、高収入』を目指し、その夢が叶っても、配偶者やパートナーとは良好な関係を結べなかった。

 元妻にも、現在の妻にも『頭脳明晰でも、あなたは人の心に寄り添う共感性に欠けている』『身勝手』と言われました。

『どの場面で、どんな風に身勝手なの?』と聞いても、『言っても無駄だから』と言われる始末です。

 現在の妻ともセックスレスが続き、男としての劣等感に苛まれましたね。表面上は夫婦を装っていても、夫として居場所がなく、婚外に恋愛を求めてしまったのが始まりです。

 ホステスや風俗嬢など『プロ』は苦手ですから、結果、『素人女性と関係を持ちたい』と願ってたどりついたのがマッチングサイトです。そこで、ネトナン師になることを決意しました」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


ホスト依存と買い物依存は根っこが同じ…女性たちが貢ぐなぜ
 ホストに貢いでしまう女性のことが、しばしば話題になります。その時なぜか、ホストは常に悪者扱い。「あんなに貢がせてヒドイ...
内藤みか 2019-03-07 17:24 エロコク
マッチングアプリで2回目デートに誘われるための2つの法則
 マッチングアプリを使った出会いも当たり前になってきましたね。月に何回もデート相手が見つかるようになっている方もいると思...
世界のTENGAのカップル向け商品 オススメは騎乗位か正常位
 先月から始まった「幸せになれるラブグッズ」ですが、幸せといっても、1人で感じる幸せ、2人で感じる幸せと、それぞれありま...
桃子 2019-11-12 04:34 エロコク
マッチングアプリで外国人とも出会えるこのごろですが……
 歌舞伎町で27歳の女性が、自称英国人の男性にバッグを奪われそうになったうえに刃物で切りつけられる事件が発生しました。女...
内藤みか 2019-03-04 06:00 エロコク
出会い編<1>精神的にも年齢的にも“一番遠い人”に一目惚れ
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
興味はあるけど…“出会い系”で会える男性って本当はどう?
 最近、男女の出逢いのきっかけとしてめざましい発展を遂げている出会い系サイトやマッチングアプリ。  けれどプロフィ...
初めての中イキ体験できるかも 輪っかの持ち手がポイント
 目にした瞬間に「あ、これは気持ちよさそう」と思うバイブがあります。サイズや素材もそうですが、私はその形状を見てそう思う...
桃子 2019-11-12 04:34 エロコク
なぜ人気? 女ですがVRでアダルト動画観た感想を書きます
 今、アダルト動画ランキングに異変が起きています。大手動画サイトのランキングは、その半数近くがVR動画になっているのです...
内藤みか 2019-08-27 16:21 エロコク
常連客は若い男性…高齢者風俗嬢は世界的に増加するのかも
 あたらしいもの好きの作家・内藤みかです。最近は性風俗の高齢化について考えています。  人生100年時代と言われる...
内藤みか 2019-03-12 16:20 エロコク
まずは老人愛=ジェロントフィリアについてお話しします
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものか。ホッ...
試したいけど言い出せない…「ソフトSM」おねだりの仕方
 女性もセックスに積極的になってきたとはいえ、まだまだ自分のやりたいことなど口に出すのは恥ずかしい、という人が多いのでは...
一目惚れしたローター…鮮やかなかわいい黄色が心躍らせる
 まだラブグッズを使ったことがないという女性には、まずバイブレーターではなくローターを使うことをオススメしています。昨今...
桃子 2019-11-12 04:34 エロコク
どちらも痛いけど…DVとSMの違いについて考えてみました
 こちらでは、はじめまして。作家の内藤みかと申します。私は、あたらしもの好きです。いろいろな新しいモノやコトを試したり観...
内藤みか 2019-03-06 20:31 エロコク
機能もルックスも超優秀…多彩に快楽を引き出す最新バイブ
 はじめまして、バイブコレクターの桃子です。これまで国内外のラブグッズ350種超を試してきた経験から、どんなグッズがいい...
桃子 2019-11-12 04:33 エロコク