たるみ毛穴対策は化粧品頼みではダメ!30代からの必須ケア

コクハク編集部
更新日:2019-07-27 06:27
投稿日:2019-07-27 06:00
 年代問わず、多くの女性の悩みである「毛穴トラブル」。その中でも、もっとも改善しにくく見た目にも気になるのが、30代から発生しがちな「たるみ毛穴」ではないでしょうか?でも、たるみ毛穴は普通の毛穴トラブルとは違って、化粧品では改善させにくいのが難点!そこで、今すぐ始めるべき必須ケアをご紹介します♪

たるみ毛穴はなぜ発生する?改善策はある?

 まずは、たるみ毛穴がなぜ発生するのか、そのメカニズムについてチェックしていきましょう。

たるみ毛穴の特徴

 たるみ毛穴は、30代以降に見られがちな毛穴トラブルです。加齢やスキンケア不足による肌の劣化によって、肌内部のコラーゲンなどの物質が減ることによって起こります。

 見た目には毛穴が縦方向に開いている状態で、おもに鼻から頬にかけて目立つ傾向にあります。しずく型に見えることから「涙形毛穴」と言われることも。

たるみ毛穴は化粧品のケアだけでは改善しにくい

 毛穴トラブル対策として、スキンケアに力を入れる方は多いでしょう。たとえば、毛穴に皮脂や角栓が詰まった詰まり毛穴や、角栓が酸化によって黒くなった黒ずみ毛穴は、正しい洗顔やピーリングを行うことで比較的改善しやすいとされています。

 しかし、たるみ毛穴の大きな原因は「加齢」。肌の土台となる脂肪や筋肉がだんだんと衰えることによって発生するため、どんなに肌外部からケアを行っても、根本的なたるみは改善されにくいのです。

【肌内部からのアプローチ】たるみ毛穴を改善させる必須ケア

 誰にでもやってくる加齢の波。たるみ毛穴が発生するのは、ある程度は仕方がないこととも言えますね。でも、できたからといって諦めるのはまだ早い!そこで、根本的にたるみ毛穴を改善させる肌内部からのアプローチ方法をご紹介します。

頭皮ケアを行う〜頭皮マッサージ

 どんなにたるみ毛穴対策をしても思うように改善されないという方は、頭皮に目を向けてみましょう。実は顔と頭の筋肉は皮一枚で繋がっているため、頭皮のゆるみが顔のたるみを引き起こし、結果としてたるみ毛穴の原因になっている可能性があります。

 さまざまな頭皮ケア方法がありますが、手軽にできるのが頭皮マッサージ。血行を促進させて肌の弾力をキープしてくれるため、たるみ毛穴だけではなく、小顔効果、シワやほうれい線の予防にも効果的です。そこで、隙間時間にできる、簡単な頭皮マッサージの方法をお伝えします。

頭皮マッサージ方法①:生え際

1. 人差し指・中指・薬指・小指の腹を使って、髪の生え際から頭皮を持ち上げるようにほぐしていきます。少しずつ位置を変えながら満遍なく行いましょう。
2. 全体がほぐれたら、頭頂部へと引っ張り上げて20〜30秒キープします。

頭皮マッサージ方法②:側頭部

1. 小指をもみあげあたりに、親指を耳の後ろあたりに置きます。
2. 5本の指の腹で頭頂部に向かって、側頭部をゆっくりと引き上げます。(5回程度)

 セルフケアはもちろん、時々はプロの手を借りるのもおすすめ。美容室でのヘッドスパコースを利用して、リフレッシュすると段違いの効果を感じることができます。

表情筋を鍛える〜顔トレ

 顔には、目や口などを動かす30以上もの「表情筋」があります。表情筋とはその名の通り、人の表情を作るためには欠かせないもの。しかし、表情筋は通常の生活においては、なんと30%ほどしか使われていないとも言われています。

 使われない表情筋は、加齢などの影響でやがて衰えていきます。これが、たるみやシワなどの原因になってしまうのです。

 でも、表情筋は筋トレを行うことによって、鍛えることが可能!思い切り笑ったり、口角を上げて話したりするのを意識するだけでも引き締め効果が期待できますが、今回はより効率良くたるみ毛穴にアプローチしてくれる表情筋トレーニングをご紹介します。

表情筋トレーニング①

1. 口を軽く開きます。この時、上下の歯をくっつけないように意識しましょう。
2. 思い切り「い」の口を作って、5秒キープ。ゆっくりと元に戻します。

表情筋トレーニング②

1. 頬が伸びるように、口を「お」の形に開きます。
2. そのまま、目の下の三角ゾーンまで頬筋を持ち上げるようなイメージで、口を「あ」の形にします。

【肌外部からのアプローチ】たるみ毛穴に効く化粧品

 続いて、肌外部からのアプローチ方法!たるみ毛穴を改善させる化粧品をチェックしていきましょう。

収れん化粧品を使用する

 収れん化粧品とは、肌を引き締める作用を持つ化粧品のことを言います。毛穴を引き締めて皮脂を抑える効果に優れているため、毛穴トラブルだけではなくニキビの改善にも有効。普段のスキンケアアイテムにプラスして使えるため、手軽に使えるのもメリットです。

 収れん化粧品の中にはアルコール(エタノール)が含まれていて、すっと清涼感のあるタイプも多くありますが、肌の乾燥から肌トラブルを引き起こす可能性も。そのため、できれば保湿成分が配合されているタイプのものを選ぶようにしましょう。

肌の弾力やハリをアップする化粧品を選ぶ

 上記でご紹介したように、たるみ毛穴は加齢が原因で発生している場合が多いです。そのため、肌の弾力やハリをアップすることができる成分が配合された化粧品を選ぶのが◎。

 近年、注目されているのは、肌にしっかり浸透して引き締める「ビタミンC誘導体」、肌の弾力ケアができると話題の「レチノール」。この2大成分は、エイジング対策としておすすめです。

たるみ毛穴は肌内部&肌外部からのWアプローチを♪

 たるみ毛穴は放置していると、毛穴が帯状のように連なる「帯状毛穴」へと悪化してしまいます。シワのように見えてしまうため、一気に老けを感じさせる原因に。

 たるみ毛穴だと気付いた時が勝負!化粧品頼みにせずに、ぜひ肌内部&肌外部からのWアプローチを根気良く続けて、毛穴のリフトアップを目指してくださいね♪

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


「髪が増えた」と言われて思い当たること 2023.6.10(土)
 先日、自宅のある千葉県の流山市から電車で1時間以上かかる都内の美容院に髪を切りに行ってきました。  夫の転勤で茨城県...
美容ケアに近道はなし! キレイのために毎日やること“基本のキ”6選
 今回は美容ケアで毎日欠かさずやるべきことを、スキンケアと生活習慣に分けて紹介します。最近は美容ケアもたくさんの種類があ...
便秘下痢便秘下痢…つらループ!おなかの弱い“ご自愛”ケア【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
国産プチプラコスメで完成!今っぽ「韓国風メイク」の化け方
 近年韓国ブームもあって、10代20代の若者を中心に韓国メイクが流行しています。有名どころでは「オルチャンメイク」や、韓...
今夏は「うっかり日焼け」がないように…“ベスト肌”への戻し方4STEP
 女性にとって、紫外線は美しさや若さの最大の敵ですよね。ですが、毎日日焼け止めを塗っているつもりでも、ついうっかり日焼け...
爪の形コンプレックスに朗報です 自分で矯正できる美爪4STEP
 お手入れの行き届いた綺麗な爪って、憧れますよね! でも、人によっては自分の「爪の形」にコンプレックスを感じている人も…...
泣いた翌日の目の腫れがヤバ まぶたパンパンを解消する方法
 大人になったって、泣きたい日はあるもの。恋人と喧嘩したり、何かを失ったり、つらい時には思う存分泣いて自分を癒す時間も大...
老眼鏡応用できる!40代女性「老けて見えないメガネ選び」5つの極意
 40代に入ってくると老眼がはじまり、老眼鏡が手放せなくなる人が増えます。中には、メガネをかけた自分の姿に「老けた……!...
おならが超クサイ…ニオイの改善策と専門医“お墨付き”の漢方薬3つ
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
楽天売れ筋1位のナイトブラで“美胸”になれるか?【10日間着用ルポ】
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
インナーケアってなに? カラダの内側から美しくなる方法5つ
 誰だって、若々しい肌を保ちたいもの。そのためには外側からのケアだけではなく、インナーケアが欠かせません。あなたはインナ...
ほうれい線はコンシーラーの入れ方次第! あるあるNG&若見えテク3選
 お肌のくすみやたるみ、しわ、シミ、ほうれい線は、コンシーラーを使って悩みをうまくカバーしたいのに、なかなかうまくいかな...
40代は迷わずやっとこ!今から始める「顔の角質ケア」で目指せ透明肌♡
「40代になってから、肌がくすんで透明感がなくなった気がする」と感じている女性は多いのでは? その原因は、肌に古い角質が...
万年腰痛、諦めるな!苦痛から解き放たれるセルフケア3選【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
汗かく入浴剤3選 体を芯から温めてカラダもココロもスッキリ
 バスタイムは、日々の疲れを癒す大切な時間です。入浴剤を使えば香りによって、よりリラックスした入浴ができます。  そし...
鏡よ鏡、40代の「パール&ラメ」メイクで“痛い女回避”のコツを教えて
 40代を超えると、だんだんと顔のハリや華やかさ、瑞々しさがなくなってきますよね。でも、安易にラメやパールで輝きを取り入...