純潔と恋愛の花「ユリ」でフェロモン漂うイケてる女性に!

斑目茂美 開運花師
更新日:2019-07-30 15:46
投稿日:2019-07-27 06:00

 突然ですが、ワタクシの家にはたくさんの「天使ちゃん」がおります。

 全開バリバリ仏教徒のワタクシではございますが、かわいらしい天使ちゃんグッズがお玄関に、リビングに、階段の壁に、そしておトイレの中でさえ、ワタクシのあられもない姿を俯瞰しながら、我が家を浮遊しておるのでございます。

 友人が遊びに来たおり、申しておりました。

「あんたの家には天使がいったい何匹いるのよ?」

 何匹とは失敬な!と直ちに一喝してみたものの、言われてみれば「はて?」と自分でも考えちゃったりもして。

 子供のころから「天使」好きのワタクシは、いわゆる絵画にて自分の好みの天使ちゃんを探しに美術館へ参ります。ワタクシのお好みはブグローが描くような肉付きの良い“ぷよぷよ天使ちゃん”。美術館に入ると“ぷよぷよ天使ちゃん”めがけて突進していく挙動不審のワタクシですが、その中でさまざまな時代に描かれた「受胎告知」の絵画と遭遇いたします。

「受胎告知」をご存じない方はGoogle先生にお伺いください、と言いたいところでござんすが、これをご存じなければ今回のお話の前説にならないので、ざっくり説明させていただきますと……。

 処女であるはずのマリアのもとに大天使ガブリエル(天使の中でも偉いヒト)がやってきてメシア(救世主)を身ごもったことを告げにやってくる旧約聖書の中のシーンでございます。

「突然ごめんね~アナタ妊娠してますよ。しかも神の子!ビックリすごいじゃん!」的かどうかはわかりませんが、とにかく、ガブリエルと聖母マリアとの間には「純潔」の象徴「白百合」(マドンナリリー)が描かれております。

 思えばワタクシの「ユリ」への興味は、子供の頃から数多く見ていた「受胎告知」や「マリア」の傍らに描かれる共通項「白百合」から始まったんだわと……思うところでございます。

 ということで、今回は純潔と恋愛の花「ユリ」の解説でございます。

白いユリは「処女性」と「純潔」の象徴

 ユリは本当に沢山の種類がございます。

 お花屋さんのワタクシでさえ、もはや覚えきれません。そのためお色によっても花言葉はさまざま……。白百合に特化して申し上げれば「純潔」でございますが、古代ギリシャでやローマ人は結婚式の際、主人への忠誠と貞節を誓う白百合の花冠を付けたとのことでございます。

 また白百合はギリシャ神話の登場人物、全知全能の神ゼウスの妻であるヘラの花でもございます。

 ユリの誕生は結婚と母性、貞節を司る女神ヘラの溢れ出たお乳が宇宙では天の川になり、地上ではお乳がしみ込んだ場所から白百合が咲いたというくだりがございます。

 ここからユリはヘラの花、母性のシンボルとなり、受胎告知で描かれるオシベを抜かれた白いユリは「処女性」と「純潔」の象徴そのものとなったとのことでございます。

見た目良し、香り良し、日持ち良し

 夏のこの時期、お花屋さんにとって悩ましい季節になります。

「生花の日持ち問題の件」でございます。

 そんな中でも、ユリは優良選手。

 美しい女性を例える言葉「歩く姿はユリの花」というくらいでございますから、見た目良し、香り良し、加えて日持ち良しのワタクシ達お花屋さんにとっては頼りになるお花でございます。

 最近では「ローズリリー」なるカテゴリーのまるでバラの花びらのような八重のユリや、香水やせっけんの香りのするユリまで出現し、一年の中でも今が一番お安く手に入る時期なのでございます。

未婚女性におすすめのユリの飾り方

 今がチャンスのこの時期に未婚女性の貴方に是非お試ししていただきたい、即効性のあるユリの飾り方がございます。

 それは……白、ピンク、黄色の3色のユリを寝室の枕元にて飾られよ! でございます。

 特に寝室は恋愛を操る場所のようでござんすが、良い運気は寝ている間にため込むものでございます。

 バラの花も恋愛運が上がるという部分では最強。ユリもまた恋愛運を引き寄せ、恋愛体質の貴方を作るという願ってもないお花なのでございます。

 花が開いたときに出現する、大きな花弁から放たれる「正気」を取り込むことで貴方の女性フェロモンを高め、愛されキャラに変貌させるという、なんだか嬉しいお話でございます。

 バラもユリもいずれにしても恋愛引き寄せポイントは「香り」でございます。

 ユリが満開の時に放たれる香りが寝ている貴方の身体に絡みついて……夢の中でやっぱり悶絶してください。(笑)

 ピンク色は女子力アップにもつながるお色ですので、ベッドシーツやマクラカバーなどをピンク色にすることと、こまめなお掃除もお忘れなく。

 実践したあなたがフェロモン漂う素敵な女性になれますように……。

 遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


介護が疲れた時にとるべき対処法…共倒れにならないために
 子育て中の親に対しての支援は、ようやく政府が向き合い始めたところが現実でしょう。一方で、介護を行う人に対しての援助は、...
がん→子宮全摘まで“カウントダウン1カ月”の記録<仕事編>
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
お昼時間こそ即行動! ダラダラしたいなら“合理的ランチ”を
 この話は、働く女性の誰もが思い描く「仕事中はダラダラして、定時にさっさと帰りたい!」という願望を確実に実行し続けている...
屋根の上を元気にお散歩 “にゃんたま”探しは早朝と夕方が吉
 きょうはにゃんたまωを見つけに行こう……そんな気分の日は、お弁当を持ってお気に入りのスニーカーを履いて「にゃんたま散歩...
人付き合いに疲れた! 本音を言うと「煩わしい」時の対処法
 人付き合いって面倒ですよね。女性ほどこう思ってるに間違いありません。建前文化の日本では、さらに疲れている人も多いのでは...
七夕の日に飾りたい…疲れた心は“地上の天の川”に癒されて
 地方によってどうやら8月もあるようですが……7月は七夕の月でござんす。  五節句で言うところの七夕は正式には「シ...
男は黙って背中で語る…大吉“にゃんたま”の後ろ姿に惚れ惚れ
 きょうは、先日「汚れた毛並みは男の勲章 超貴重なワイルド三毛“にゃんたま”」でご紹介した3万分の1の確率といわれる“大...
今のキャバ嬢が30歳を迎えても「オワコン」じゃない理由
「キャバ嬢なんて若いうちだけじゃん。30代になってから後悔すると思う」  これが世間の、水商売やキャバクラ嬢に対する一...
認知症の介護って辛い? 介護士が教えるリアルな現実とは
 連日、高齢者ドライバーの悲惨な事故が後を絶ちません。高齢者の身体能力低下に起因する事故もあれば、認知症が原因となってい...
強い女性になるには? ポジティブ思考でいるための5つの方法
「強い女性」というと、どんな女性を思い浮かべますか? 気の強い女性? アスリートのような筋肉隆々の女性? って、違います...
がん→子宮全摘まで“カウントダウン1カ月”の記録<私生活編>
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
悟り世代“だら先輩”に学ぶ…今日も1日仕事中にダラけたい!
 この話は、働く女性の誰もが思い描く「仕事中はダラダラして、定時にさっさと帰りたい!」という願望を確実に実行し続けている...
妄想がバレた? スッと姿を消したクールな“にゃんたま”君
「にゃんたま」に、ひたすらロックオン!猫フェチカメラマンの芳澤です。  きょうは、キリっとした眼差しの美形にゃんた...
ピアノが弾ける子どもにしたいなら?知っておきたい親の心得
 子どもの習い事というと「ピアノ」というイメージがありませんか? 今も昔も、子どもにピアノを習わせたいと思う親は後を絶ち...
金運に効く最強の花とは? いつの世もそれがキニナルの巻
 いつの世も…女性は「占い」や「おまじない」、「厄除け」なんてちょっぴり「スピリチュアル」みたいなものに大変なご興味のあ...
都内にいながら温泉気分を満喫できるオススメの「スパ3選」
 なんだか最近疲れたなぁ……。なんていう時は、一人でぼーっとする時間も必要です。お休みを使ってゆっくり癒されてみませんか...