人生初の女風を予約。肝心のデートで“ドタキャン”食らったアラフォー女性のモヤッ

内藤みか 作家
更新日:2024-08-08 06:00
投稿日:2024-08-08 06:00
 寂しくて、恋人をレンタルしようとする女性がいます。女性用風俗サイトなどでは、デートコースを設け、そうした女性のニーズに応えていますが、時にはアレ? という思いをするケースも。
 今回は痛い思いをしたアラフォー女性の体験談からの考察です。

セックスレスの人妻が

 人妻のK奈さん(40代)は、もう何年もセックスレスです。

 欲求不満も溜まっていますが、いきなり女性用風俗を利用してベッドの上でオイルマッサージを受ける勇気はありません。なのでまずは、デートコースを利用することにしました。

 普段から夫に女性扱いされていないと感じているため、恋人ごっこのように、若い男性と手をつないで公園を散歩したり、見つめ合ってお茶をしたりという内容を希望しました。それだけでも十分に癒やされそうだと感じたからです。

20代の新人クンを指名したワケ

 K奈さんは主婦であまり予算もないので、女性用風俗の新人セラピストを指名しました。なぜかというと料金が格安だったからです。27歳の彼とは、事前にどんなデートをしたいかという打ち合わせをメッセージアプリで行いました。

「恥ずかしいけれど、手をつないで歩きたいの」と伝えると、「もちろんつなぎますよ!」と快く応じてもらえて、ニヤニヤが止まらないK奈さん。

 お散歩とお茶というささやかな内容で時間も2時間だけでしたが、デートの日を心待ちにしていました。

「昭和生まれ…」と返信したばかりに?

「K奈さん、明日はよろしくお願いします。僕は◯◯のキャップをかぶって行きますね」という連絡が、デート前日に彼からやってきました。

 調べてみるとブランドの◯◯は、最近若者に人気の韓国ブランドのようです。

「近ごろはこういうデザインが流行ってるのね。昭和生まれなので初めて知ったわ」と返信すると、「カッコいいブランドなんで、ぜひチェックしてくださいね」と戻ってきました。

 …けれど当日、彼は待ち合わせ場所に現れなかったのです。

ブロックされてる?

 女性用風俗の事務所に連絡すると、「すみません、彼から体調を崩して本日伺えないという連絡が今来たところです」と謝罪されました。代わりの者を急いで向かわせると言われたのですが、K奈さんは断りました。

「体調はどう? 大丈夫?」とドタキャンしたセラピストにメッセージを送りましたが、既読になりません。

 体調が良くないのだろうとK奈さんは彼の快復を待つことにしました。けれど、何日経っても既読にならず、どうやらブロックされてしまったようです。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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