更新日:2025-03-03 19:14
投稿日:2024-10-25 06:00
ネトラレ願望を満たすため
真理子さんは戸惑いながら、亮平さんに言われるまま、ダーツを始めた。緊張のせいか、矢は円形のダーツボードを外してばかり。
(本当に…彼らに声をかけるの? 亮平さんのネトラレ願望を満たすために…?)
しばらくすると、亮平さんは隣の青年2人に声をかけた。
「亮平さんはにこやかに『君たち、ダーツうまいね。学生さん?』と聞いたんです。彼らが『そうです』と答えると、
『あまりにうまいから、見入っちゃったよ。せっかく隣り合った仲だ。このあと僕の彼女も一緒に、4人で高級中華で飯でもどうかな? 中華料理は複数人数のほうが品数がたくさん食べられるし、2人だけで困ってたんだ。もちろん、僕のおごりだ』
そう声をかけたんです」
4人でタクシーに
学生2人は真理子さんをチラリと見たあと、「おごりなんて、いいんですか?」と乗ってきたという。亮平さんはにこやかに『もちろん、好きなだけ食べて飲んでほしい』と気さくに返す。
ダーツバーを出た4人は、タクシーで汐留にある外資系ホテルに向かった。車に揺られながら、真理子さんの心は妖しくざわめいた。
続きは次回。
ラブ 新着一覧
「冷酷と激情のあいだvol.25〜女性編〜」では、恋人の気を引きたくて、つい別の男性の存在を匂わせてしまう女性・Rさんの...
好きになった男性がプライドの高い人だった場合、「ちょっとしたことで彼の地雷を踏んでしまった」という経験がある人も多いで...
魅力ある人がモテると思われがちですが、魅力がなくてもモテる方法があるんです。「無駄モテ」でもよければ、ですが……。この...
人を好きになることは、とても素敵なこと。しかし、次々と人を好きになってしまう「惚れっぽい」女性の場合には、注意が必要で...
好意を抱いている男性がいても、「私なんて、どうせ相手にしてもらえないだろう」と、何もせずに諦めてしまう人もいるでしょう...
好きな人とのLINEが長く続いている時、「相手はそろそろ終わらせたいと思っていないかな?」と心配になることってあります...
「結婚できるとは思っていなかった」「結婚願望がなかった」。そんな40歳オーバーの男女が結婚に至った経緯とは――。インタビ...
誰かを好きになるというのは、とても素敵なこと。恋をすることで、生活にハリが出てきたと感じている人も多いでしょう。しかし...
恋活や婚活の出会いの場として欠かせないのがアプリ。しかし悲しいけれど、男性側の「ヤリモク」の場として利用されていること...
好きな彼と一緒にいる時、「今、キスしたい!」と思う瞬間ってありますよね。そんな時、恥ずかしさからその気持ちを隠してしま...
好きな人との関係を縮めるのに重要になるのが、LINEでのやりとりです。でも、毎日LINEしたほうがいいのか、少し時間を...
男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
「冷酷と激情のあいだvol.24〜女性編〜」では、「付き合おう」と合意があったはずなのに、彼氏がよそよそしくて悩んでいる...
男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。愛かお金か、結婚するならどちらを優先するかというこの“究極の選択”。結婚前の...
「結婚するにあたっては、マザコンな男だけは勘弁……!」と決めている女性は多いですよね。ただ交際しているだけならば、彼との...
一般的には、女性のほうがマメにLINEを返すイメージがありますが、中には毎日何回も届く恋人からのLINEにうんざりして...