「妻はそういう人だから」部屋を漁られ、グッズを見られても平静を装い続ける49歳男の諦観

並木まき ライター・エディター
更新日:2024-12-14 06:00
投稿日:2024-12-14 06:00
「冷酷と激情のあいだvol.225〜女性編〜」では、妻に隠れてセルフプレジャーに励む夫に嫌悪感と不快感をあらわにする由香里さん(42歳・仮名)の心情をお届けしました。
 では夫のトシカズさん(49歳・仮名)は、現在の夫婦関係についてどう考えているのでしょうか。

妻との関係は可もなし不可もなし

「妻との関係ですか?

 うーん、どうなんでしょうね。可もなし不可もなしって感じですかねぇ。

 子どもがふたりいるので、今は子育てが最優先事項ですかね。僕はお金を稼いでくるのに必死ですし、妻も育児と家事で精一杯なんじゃないかなって思います」

 冷静な口調で、こう話し始めたトシカズさん。妻は下の子どもが生まれて以降、専業主婦をしているそうです。

妻が専業主婦なワケ

「今どき、専業主婦って都会だと珍しいんじゃないですかね? 僕のまわりはほぼ共働きで、妻がフルタイムではなくてもパートとかアルバイトで週5働いているっていう話ばかりです。

 でもウチの場合は、下の子が不登校気味なので、両親が家をあけないほうがいいんじゃないかっていうのがあるんですよ。

 それに不登校の分、勉強を妻が見たりしているから、妻が子育てにかける労力もけっこうなものだろうと思っていて…。

 なので、基本的に専業主婦で家にいてもらっています」

 トシカズさんはさほど言葉にも詰まることなく終始、夫婦の状況を淡々と語り続けます。

【読まれています】初夜は入籍初日。再婚した夫の要求に絶望する39歳女性「まだ4カ月、でも離婚したい」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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