「不倫女医」の悪評は我慢できても、それは無理! 15歳年下彼「銀座の黒服志願」にプッツン #3

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-03-03 19:09
投稿日:2025-01-17 06:00

環境を変えるため…離島での生活を

「すぐに応募しました。卓也くんとは会う頻度はもっと減りますが、今の私には『環境を変える』ことが何よりも重要だと思ったんです。

 念のため、卓也くんに相談しましたが、『2拠点で医師をするなんて久美さんはやっぱりすごい!』『採用されるといいね。僕も頑張らなくちゃ』と応援してくれました。

 その頃には、彼への不信感がかなり溜まっていましたから、反対されなくてよかったと思って…(笑)。でも、デートで逢うとやはり好きになってしまうんです。このまま溺れてはいけないと自分を鼓舞していたタイミングで採用が決定。離島で働くことになりました」

 鹿児島空港からプロペラ機に乗り次いで降りた南国の離島は、エメラルドグリーンに輝く海が広がっていた。手つかずの自然に囲まれた島に、久美さんの気持ちは思いのほか和んだ。

「とにかく海がキレイで感激しました。海に沈む夕陽を見ていると、あまりの美しさとこれまで抑えていた感情が一気に込み上げて涙してしまったほど…。同時に、島の人の役に立ちたいと心から思ったものです。

 私が専門とする科は島に1カ所しかなくて、前任者からの引継ぎをしたのち、正式に働き出したのですが、ここでも予想外のことが起きてしまって…」

激務に忙殺されて

 久美さんは肩を落とした。

「勤務時間は『9時~17時』との約束で、昼休みも確保できると聞いていましたが、患者さんが途切れないんです。島の人の朝は早く、8時には病院前で患者さんが待っており、『9時前だけど、具合が悪いから診察して』と言われたり、17時を過ぎても診察待ちをする患者さんが10名以上ということもありました。

 東京でいう『ブラック企業』状態。宿泊施設に戻っても、ベッドに倒れ込んで寝るだけです。こんな生活が月に半分も続くと思うと、お先真っ暗になりましたね」

 ただ、悪いことだけではなかった。島の人は温かく『先生のおかげで体調が良くなったから』『いつもお世話になっているから』と、島特産のフルーツや貝殻で作ったアクセサリーを贈ってくれたりもした。上層部に勤務状態を告げると、9時~17時の開業時間は守るよう島民に伝えてくれ、久美さんの過酷な状況は落ち着いた。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


同棲が別れのきっかけに…参考にしたい失敗例&成功するコツ
 同棲を始める時には、誰だって幸せな生活をイメージするものです。中には、結婚前提で同棲をスタートさせる人もいるでしょう。...
恋バナ調査隊 2020-07-27 06:00 ラブ
夫は不信感が募るばかり…虚言癖のある“嘘つき鬼嫁”の実態
 虚言癖のある鬼嫁との暮らしは、夫から平穏な生活を奪うようです。嘘つきな妻に対し「もはや完全に信頼を失ってしまった」と口...
並木まき 2020-07-26 06:00 ラブ
社会的地位の高い男にビビビ!“スペック格差”恋愛㊙成就テク
 メリ様こんにちは! いつもSNSやブログ、そして、何度も本をリピ読みさせていただいております! 私もひとつご相談をさせ...
神崎メリ 2020-07-26 06:00 ラブ
恋愛あるある!男女の価値観の違い8選&壁を乗り越える方法
 日本における離婚の大きな原因が「価値観の違い」というのは、有名な話。でも、個人の価値観という前に、そもそも性別による価...
同棲で結婚が遠のいたアラサー女子…男が逃げ出した実態とは
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。結婚を考えている相手とは期限を決めたりして一緒に住んでみることをおすすめして...
山崎世美子 2020-07-25 06:00 ラブ
心の傷に応急処置!「離婚断捨離」をして環境を変えてみよう
 幸せだった挙式の写真、もらったプレゼント、一緒に選んだ家具家電。新婚当時はキラキラと輝いていた思い出の品々も、離婚が決...
七味さや 2020-07-24 06:00 ラブ
結婚前に同棲しておくべき? メリット&ルール決めのヒント
 彼氏がいる人の中には、結婚を意識している人もいるでしょう。そんな人の中には、結婚前に同棲するかどうか、悩んでいる人もい...
恋バナ調査隊 2020-07-24 06:00 ラブ
あなたの“色気アピール”や“自分語り”は恋に逆効果なんです
 男性の気を引きたくて、ついついアピールしすぎてしまうことはありませんか? 実は、多くの女性が”アピりすぎ”で自爆してい...
内藤みか 2020-07-23 06:00 ラブ
男性から告白されたい♡ 好きな人に告白してもらう方法10選
 できることなら、男性から告白してほしいと思うのが女性の本音。しかし、なかなか思うようにはいかないのが「恋愛」ですよね。...
恋バナ調査隊 2020-07-23 06:00 ラブ
「やられた」を「やらかし」に…夫の不倫を応援した妻の思惑
 定期的に世間を賑わせる有名人の不倫劇。  この劇の嫌なところは、登場人物全員が「やられた」人間扱いされていること...
うかみ綾乃 2020-07-29 05:15 ラブ
北陸地方女性はカカア天下? 恋愛観や好相性の男性タイプ
 シリーズ「地域で違う!男女の恋愛観まるっと調査!」、今回は、北陸地方の女性を見ていきましょう! 北陸地方は、新潟、富山...
北陸地方男性は結婚向き!? 恋愛観や好相性の女性のタイプ
 シリーズ「地域で違う!男女の恋愛観まるっと調査!」、今回は北陸地方の男性をご紹介します! 北陸地方は、新潟、富山、石川...
私だけなぜ? 結婚できない女性の特徴7つ&叶えるための方法
 ある程度年を重ねると、結婚を意識する女性が増えてきます。特に現在、彼氏がいないと、周りの結婚ラッシュに慌てたり、将来に...
恋バナ調査隊 2020-07-21 06:00 ラブ
夫は苦悩の日々…“話をすり替えるのが得意”な鬼嫁たちの生態
 鬼嫁の中には、話をすり替えるのが大得意な人も少なくないのだそう。どんな話題も、自分の都合のいいように変えてしまうため、...
並木まき 2020-07-20 06:00 ラブ
気配りだけじゃダメ “真面目女子”に男性がときめかないワケ
 私はズボラでだらしない系の女子なのですが、そんなダメ人間をやっていますと、周りにはしっかりとした「真面目女子」がいるこ...
若林杏樹 2020-07-20 06:00 ラブ
なかなか会えない彼と…楽しくLINEを続ける5つのテクニック
 新型コロナウイルスの感染者数が再び増えています。第二波に備えて、一人ひとりの予防意識が問われていますね。こんな状況では...
ミクニシオリ 2020-07-19 06:00 ラブ