「一か八か。避妊なしの一夜で授かり婚したのですが…」結婚生活の終焉を恐れるゆるキャリ38歳女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-02-08 06:00
投稿日:2025-02-08 06:00

浮気を容認してしまった過去

 夫婦ともに「子どもへの責任」は強く感じているそうで、夫も子育てには協力的とのこと。

 しかし夫の機嫌が良さそうなときに、優香さんから「私のこと、少しは好きになってくれた?」と尋ねても「うーん…」という歯切れの悪い返事しか返ってこないと続けます。

「正直、このまま夫と一緒にいた先に“離婚”ってことになれば、私はキャリアもないし路頭に迷いそうで、それが怖いんです。今のまま夫に生活の面倒を見てもらえれば安心だけど、私への愛情がないのにいつまで続くかなって思っちゃいます。

 それに、私が懇願して結婚をすることになったときに『もしかしたら他に好きな女性ができてしまうかもしれないけれど、それでもいいの?』って夫から聞かれて『家庭に影響が出ないなら、構わない』って言ってしまった過去もあるので…。

 夫が浮気をしていても責めにくいっていうのもあるんです」

ひとりで生きていく自信がない

 結婚後は正社員での仕事を辞め、フリーランスとしてたまにゆるゆると仕事をする程度という優香さん。そのため今後、離婚となってもひとりで生きていく自信がないと言います。

「自分から強く望んだ結婚ですけど、虚しいし不安だし、まったく幸せを感じられないまま6年も経ってしまいました。

 周囲では離婚をする友達も増えてきていて、でもみんな結婚をしながらもちゃんとキャリアを積んできた子ばかり。

 私もちゃんとキャリアを積んでくれば、こんなふうに不安にならなかったのかもしれないなって思うけど、今さらって感じだし、何をどうしたらいいのかわかりません。

 夫はたぶん浮気をしていて、だけど私との約束通りに家庭に影響を出さないようにしているんだろうなって感じがするし、本当にこのまま夫婦を続けているのかすごく不安です」

  ◇  ◇  ◇

 夫の浮気に対して、“妻”としての立場から法律的に責めることはできても、それをすればすぐに夫婦関係は崩壊するとわかっていると話す優香さん。

 では、夫であるカズトさんは現状、そして夫婦の未来についてどう考えているのでしょうか。次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ラブ 新着一覧


男性を“その気にさせる”言動6選♡彼を振り向かせるには?
 気になる男性ができたら、どうやって自分のほうに振り向かせようかと、悩んでしまいますよね。できることなら、巧みな恋愛テク...
恋バナ調査隊 2021-11-07 06:00 ラブ
家庭を持った自覚ゼロ!転職を繰り返す夫に愛想をつかした女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-11-07 03:59 ラブ
能力のなさを自覚するも…転職を繰り返す運命を嘆くだけの男
「冷酷と激情のあいだvol.63〜女性編〜」では、転職を繰り返す夫・タダシさんに、ついに愛想をつかした女性・芽美さんの決...
並木まき 2021-11-07 04:08 ラブ
危険すぎるやりとり…上司や同僚との社内不倫LINE5選!
 夫や妻がいる同僚や上司との社内不倫。その多くが、LINEを使ってこっそりやりとりをしているようです。その内容はさまざま...
恋バナ調査隊 2021-11-06 06:00 ラブ
これって脈なし?男性の態度でわかる恋愛対象外診断&対処法
 気になる男性ができても、その男性の態度を見て「もしかして脈なしかも……」と悩んでいる人も多いでしょう。そこで今回は、男...
恋バナ調査隊 2021-11-05 06:00 ラブ
新しい人生を…理想の職場に出会い離婚願望を実現させた女性
 長引くコロナ禍では「コロナ離婚」と呼ばれる不測の離婚に至った夫婦も珍しくなくなっています。これまで水面下に問題を抱えて...
並木まき 2021-11-05 06:00 ラブ
バツイチだけど恋愛したい!男性からの印象&恋活ポイント
 バツイチ女性の中には、「恋愛がしたい」と思いながらも引け目を感じ、恋愛に積極的になれない人がいます。「一度、結婚に“失...
恋バナ調査隊 2021-11-04 06:00 ラブ
イケメンは衰退傾向…人気急上昇「寄り添い系男子」って?
 コロナ禍以降、女性が求める理想の男性像が激変しています。今まではイケメンやお金持ちがかなりモテていましたが、その勢力は...
内藤みか 2021-11-05 04:03 ラブ
恋しさ募って…元カノの凄まじい執念を感じる怖いLINE5選!
 ストーカー問題に悩む人が多い昨今。心が満たされない人が多い時代のせいなのか、たった1人の元カレや元カノに執着してしまい...
恋バナ調査隊 2021-11-03 06:00 ラブ
好きな人の作り方を忘れた…ちゃんと恋が生まれる3ステップ
 年齢が上がれば上がるほど、あるいは仕事や趣味が充実すればするほどに、恋愛に対してハードルが高くなりますよね。過去に傷つ...
若林杏樹 2021-11-03 06:00 ラブ
“ヨリを戻したい”と思わせる彼女の5つの特徴&思わせる方法
 恋人と別れたら誰だって寂しく、悲しいものです。立ち直るまで時間がかかる人もいるでしょう。しかし、中には別れてから「彼女...
恋バナ調査隊 2021-11-02 06:00 ラブ
できる男が本気になる女性の特徴5つ&目指すためのポイント
 女性にとって“できる男”は憧れであり、理想的な恋愛相手ともいえるでしょう。しかし、できる男を落とすのは、簡単ではありま...
恋バナ調査隊 2021-11-01 06:00 ラブ
この先は「幸せor不幸」? 妥協で付き合うカップルの特徴
 恋愛において、時には「理想とは違うけれど、とりあえず……」と、妥協で付き合うカップルもいますよね。そうなる理由はさまざ...
恋バナ調査隊 2021-10-31 06:00 ラブ
萎えるからやめて…彼女からの「お母さんみたいなLINE」5つ
 大好きな彼氏のことを心配するがゆえに、ついついお母さんみたいなLINEを入れてしまう彼女って多いですよね。女性としては...
恋バナ調査隊 2021-10-31 06:00 ラブ
どうして私だけ…売れ残る女性の共通点&すぐにできる対策法
 周囲の友達がどんどん結婚しはじめると、少しずつ焦りを感じてしまいますよね。自分に自信がないわけではないけれど、「ほかの...
恋バナ調査隊 2021-10-30 06:02 ラブ
自分も堕落した気分に…休日は酒浸りな恋人に女性が抱く嫌悪
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-11-13 02:01 ラブ