オイルクレンジングは肌に悪いの?毛穴レスを叶える使い方♪

コクハク編集部
更新日:2019-08-17 06:00
投稿日:2019-08-17 06:00
 メイクや皮脂汚れを落とすクレンジングの中でも、落ちやすくお風呂でも手軽に使えるのが「オイルクレンジング」。でも、「オイルクレンジングは肌に悪い」なんて噂も相変わらずありますし、実のところはどうなのでしょうか? 併せて、毛穴をスッキリさせる上手な使い方もご紹介します。

オイルクレンジングが肌に悪いと言われるワケを検証!

 ばっちりメイクもウォータープルーフでもするっと落としてしまう、クレンジングオイル。日々活用している方、多いですよね。でも、その反面、肌に負担をかけると言われるのも事実。まずは、その真偽を検証してみたいと思います。

「クレンジング」は少なからず肌に負担となる

 オイルクレンジングに限ったことではないのですが、そもそも「クレンジング」は、少なからず肌への負担になることをご存知ですか? なぜなら、クレンジングには「界面活性剤」が配合されているから。

 この界面活性剤とは、油性と水性のように本来であれば混ざりにくいものを混ぜ合わせるための物質のこと。言ってみれば、洗剤のようなものなのです。

でも、洗顔料では油性の汚れは落とせない

 クレンジングが肌に負担になるなら、「洗顔だけでメイクを落とせば良いんじゃない?」と思ってしまいますが、これもNG。実は、メイクや皮脂のような油性の汚れは、埃や汗のような水性の汚れを落とす洗顔料だけでは落とせないからです。

 W洗顔をするのは面倒だと思う方も多いですが、クレンジングで油性の汚れを落とした後に、洗顔料で水性の汚れを落とす、という行程は美肌作りには欠かせない行程なのです。

正しく使って最低限の負担でクレンジングを行うことが大切

 洗浄力が高い分、肌への負担が大きいと思われがちなオイルクレンジングですが、実は擦らずに素早くメイクを落とせる分、正しく使えば肌への負担が少ないとも言われています。

 ただし、敏感肌など肌が弱くてオイル自体が合わないという方は、洗浄力が弱いものの肌負担が少ないクリームやバームタイプなどを使用した方が良いかもしれません。

毛穴までスッキリ! オイルクレンジングを効果的に使うポイント!

 オイルクレンジングは洗浄力が高くて手軽にメイクを落とせると思われがちですが、実は使用するにあたっていくつか気をつけたいポイントがあります。これは、効果的に使うためのテクニックでもあるので、ぜひこの機会にチェックしてください。

ポイントメイクは先に落としておく

 どんなに洗浄力に優れたオイルクレンジングでも、ポイントメイクはどうしても落ちにくいもの。時間がかかったり、ゴシゴシと擦ったりしてしまいがちなので、目元や口元のポイントメイクは専用リムーバーを使って先に落としておくのが◎。肌への負担も減らせます。

乾いた手で乾いた顔に使う

「濡れた手でも使える」と謳われているオイルクレンジングですが、オイルに水が混ざると洗浄力が落ちてしまうため、基本的には乾いた手で乾いた顔に使うのが正しい使い方。

 毛穴の中にメイク汚れが残って肌トラブルの原因となるため、必ず守るようにしましょう。

オイルを温めてから肌に塗る

 オイルクレンジングを適量手のひらに出したら、手のひら全体にオイルを伸ばして温めましょう。この一手間で、オイルが柔らかく変化してメイクに馴染みやすくなります。手が冷たい場合には、事前にお湯で温めるなど工夫をしてみると良いですね。

 また、オイルクレンジングの「適量」をしっかり守るのも大切なこと。オイルはテカりやすいイメージがあるので使用量を少なくしてしまう方も多いですが、肌への摩擦が起こる原因になるため、各製品の用法に従って適量を使うようにしましょう。

薬指でクルクル!決して擦らない

 オイルクレンジングを顔全体に馴染ませたら、優しくメイクを落としていきましょう。ポイントは、一番指の力が弱い「薬指」を中心に使ってクルクルと円を描くようにすること。細かい部分のメイクも、しっかり落とすことができます。

 特に目の周りや頬など、皮膚が薄いデリケートな部分はより丁寧に優しく!ですよ。

正しく「乳化」させる

 オイルクレンジングで一番大切な行程、それが「乳化」です。乳化というのは、オイルに少量の水を混ぜて、油分と水分を混ぜ合わせること。

 オイルがメイクに馴染んだら数滴の水を手のひらに取り、顔を撫でるようにします。顔全体が白くなったら、乳化が完成。毛穴に残ったメイク成分を浮かせて、すっきりと洗い流しやすくする効果があるので、忘れずに行うようにしましょう。

ぬるま湯でしっかりと洗い流す

 乳化後にはぬるま湯を使って、最低でも30回以上はすすぎを行います。

 この時大切なのは、お湯の温度!冷たすぎるとオイルが凝固してメイクが残ってしまいますし、熱すぎると肌の乾燥の原因となってしまいます。体温より少し低めの温度に設定して、生え際まで丁寧に洗い流しましょう。

1分以内でクレンジングを終わらせる

 上記でご紹介したように、クレンジングはメイクを落とすための必須スキンケアですが、少なからず肌への負担が起こってしまうのが難点。

 そのため、クレンジングにかける時間は、1分以内を目安に行うことが肝心!その後は速やかに、洗顔を行ってください。

オイルクレンジングは優しく素早く! 毛穴レス肌を目指して♪

 オイルクレンジングは濃いメイクでも素早くメイクオフできるというメリットがある反面、正しく使わないと肌への負担となってしまうというデメリットがあります。とにかく「優しく素早く」、クレンジングを心がけるようにしましょう。

 でも本当の理想は、肌のコンディションやメイクの濃さに合わせて、クレンジングの種類を変えること! 毛穴汚れが気になる時だけオイルを使って、他は負担が少ないクリームタイプを使う、など、肌の様子を見ながら自分に合ったスキンケアアイテムを探していけると良いですね。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


実感!偉大なる“おばあちゃんの3大教え” 2022.6.14(火)
 おばあちゃんっ子です。母が病弱だったこともあり、小さな頃からしょっちゅう祖母の家に預けられていました。大学も祖母の家か...
梅雨・台風の不快を減らしたい!1日1分の耳穴ストレッチ<前>
「梅雨の時期や台風が多い時期は、なぜかカラダの具合が悪い……」という人は、意外と多いのではないでしょうか。それは自律神経...
疲れ目対策&美鼻狙いで「耳穴ストレッチ」1日2分でOK<後>
 前編では、骨格矯正士の清水ろっかん氏の著書「『聞こえ』がよくなる! 耳穴スイッチ」(世界文化社)から、「気象病」を治せ...
髪色より眉色チェンジ!垢抜け狙いの時短メイクは目元がカギ
 メイクのテイストを変えるなら、“眉色”に変化をつけるのも人気ではあるけれど、せっかく眉を変えても「なんだか垢抜けないか...
やせたいのに食べてしまう!脱・過食は歯磨き粉を味方にする
 ダイエット中、やせたい気持ちとは裏腹に食べてしまった経験はありませんか? そのたびに自己嫌悪に陥り、さらにストレスで過...
低用量ピル愛用歴10年でドクターストップが!2022.6.9(木)
 ここ数年ですっかり身近になった低用量ピル。周囲にも「飲み始めたんだ~」と気軽に話してくれる友人が増えてきました。しかし...
梅雨の湿気で髪ボンバー!「ボサこ&ぺたんこ」お悩み別対策
 湿気の多い梅雨の季節は、髪に関する悩みが尽きませんよね。ボサボサになって広がってしまう人、うねってしまう人、ぺたんこに...
「黒目を大きく見せるメイク」習得すべし!やりがちNGも紹介
 ポイントメイクの中でも、多くの女性が重要視しているアイメイク。アイメイクのトレンドは変わっていくものの、黒目の部分が大...
万年ダイエッター卒業? 夏までに無理せず緊急ダイエット5選
 ダイエットは、女性にとって永遠のテーマです。「年中、ダイエットをしている」なんて人もいれば、なんらかの理由で「すぐに痩...
2022-06-04 06:00 ビューティー
【ドラコス3選】ギョッ!シミ・シワのケアは毎日の習慣に
 久しぶりにデパートのコスメカウンターに座って鏡を見た時に、自分の目元のくすみにギョッとしてしまいました。デパコスを買う...
「本気デートに合うバッグ」男性は金銭感覚も見てるんだと!
 大好きな彼とデートに行く時、メイクや洋服のコーディネートはばっちり決めていくのに、バッグに関してはいつもの使い慣れたも...
痩せられる人と痩せられない人には明確な“境界線”があります
 女性の多くは、ダイエットを経験しているでしょう。でも、「結果を出せた!」という人は、意外と少ないもの。どうして同じよう...
「刈り上げ女子」への疑問 伸びてきたらメンテどうしてる?
 最近増えている「刈り上げ女子」。下ろしていればいつも通りのスタイル、アップにすればクールな印象になり、2WAYのスタイ...
叶姉妹は無理でも40女のセクシーメイクは“カモメ”を意識して
 家事や仕事、子育てに奮闘する30代を過ぎ、少し落ち着いてくるのが40代。あらためて、女性としての色気や魅力を大切にして...
どうしてる? 30代40代にも多い「外出先での尿もれ」対策6つ
「尿もれなんて、年を取ってからの悩みでしょ?」と、思っている人は多いかもしれません。でも実は、出産や病気などが原因で30...
プレ更年期って何?デリケートゾーンが痒い!【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...