「寂しいアラフィフ女認定は嫌!」自分のブランディングに翻弄される47歳女性の見栄

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-04-12 06:00
投稿日:2025-04-12 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

47歳、本気のパートナー探し中

 1年ほど前から本気でパートナー探しを始めた瞳さん(仮名)は、47歳になったばかり。

 つい最近も、知人や友人を介して紹介を受けた3名の男性と会ってみたそうですが「どの人もピンとこなかった」と肩を落とします。

 しかしそのうちの1人、カツノリさん(仮名)だけは、出会った翌日からずっと猛アタックを続けていて、瞳さんは「お試しで付き合ってみるべき?」と悩んでいます。

「カツノリさんは、友人の紹介です。確か、私よりも5歳上だったかな。友人の前の職場での同僚だったらしく『穏やかな人柄で、仕事もできるタイプだから気に入ると思うよ』って紹介してもらったんです。

 だから期待していたんですけどね〜、実際に会ってみたら“うーん”って感じ。正直、恋愛対象外のタイプです

 ただ、あまりにも熱心にアプローチしてくれるので…。そんなに気に入ってくれたなら付き合うのもアリなのかな? って思っています。でもなあ…」

【読まれています】「婚約指輪は何だったの? 婚約破棄され「慰謝料請求」も辞さない34歳女性の憤りと動揺」

怒涛のダメ出し

 交際に対して前向きになれない理由を、瞳さんに聞いてみると…。

「えーっとですね…。まずね、顔がダメ。ブサメンじゃないけど、全然好みじゃないんです。

 いかにもオジサンって感じのファッションセンスもナシです。なんとなく湿ったニオイがするのも苦手。加齢臭ではないと思いたいんですけどね…。

 あ、それから料理や洗濯ができないって話していたのも、引っ掛かっています。

 年収も期待していたほどには高くないみたい。まぁ私も働いているし、今さら子どもを作るわけでもないから、あまり重視しなくてもいいのかもしれないですけど。うーんと、それから…」

 瞳さんからは、止まることなくカツノリさんへのダメ出しが続きます。ここまで「嫌な点」だらけなら、そもそも交際を検討する必要はないようなものですが…。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


夫婦円満のポイント5つ♡仲良し夫婦を保つためにできること
あなたの周りには「この夫婦、仲良しだなぁ……!」と思う仲良し夫婦はいらっしゃいますか? 今回は、仲良し夫婦に共通...
恋バナ調査隊 2020-06-15 06:00 ラブ
元彼と体だけの関係に陥りやすい女性の特徴&5つの男性心理
「別れたのに元彼との関係がやめられない」「切ったはずなのに、ズルズルと続いてしまう」、そんな関係が続く女性には共通する特...
恋バナ調査隊 2020-06-14 06:00 ラブ
実は軽くない!関西女性の性格や特徴&恋愛観や好相性の男性
 関西女性というと「なんだかノリがよくて軽そう」「大阪のオカンみたいな強烈キャラ?」、そんなイメージをお持ちの方も多いで...
女々しさにモヤッ!煮え切らない男の真意とメス力をおさらい
 メリさん、こんにちは! 気になっている人についての相談です。  正直、いままでアタックしてきた人たちは初対面から...
神崎メリ 2020-06-14 06:00 ラブ
なぜ? 超美人妻がいても浮気や不倫をしてしまう男の心理
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。お笑いコンビのアンジャッシュの渡部建さん(47)が美人女優・佐々木希さん(3...
山崎世美子 2020-06-13 06:00 ラブ
彼氏の浮気を疑ってしまうのが嫌…安心したい時の対処法7選
 大好きな彼の言動に、いちいち不安を感じてしまうという方は多いでしょう。「今、誰といるのかな?」「浮気をしているんじゃな...
恋バナ調査隊 2020-06-13 06:00 ラブ
え…どっちが本心なの? 二枚舌な義母の厄介すぎる語録3選
「うまくやっている」と思っていた義母との関係に、ふとしたことから暗雲が立ち込めることもあります。二枚舌な姑がいると、トラ...
並木まき 2020-06-13 06:00 ラブ
ノリが命!関西男性の性格や特徴&恋愛観や好きな女性タイプ
 シリーズでご紹介していますが、地方によって全く異なる性格や特徴に「なるほど!言われてみればそうかも?」なんて納得してい...
なぜ…?LINEで既読スルーをする8つの男性心理&注意点
 好きな男性に勇気を出してLINEしたのにも関わらず、「既読スルー」をされれば、誰だってショックを受けてしまうでしょう。...
恋バナ調査隊 2020-06-12 06:00 ラブ
バツイチはモテるって本当? モテるか検証しようとした結果
「バツイチはモテる」――。色々なところで見聞きするこのフレーズ、果たして本当なのでしょうか? 離婚しただけでそんなにモテ...
七味さや 2020-06-12 06:00 ラブ
男性はどんな時に“可愛い”と思うの? 8つの瞬間&NG行動
 モテる女性の多くは、男性から見て「可愛い」と思われることが多いでしょう。しかし、そんな女性は同性の視点で見ると、「可愛...
恋バナ調査隊 2020-06-11 06:00 ラブ
自粛明けにプロポーズされた人と別れを切り出された人の違い
 緊急事態宣言も解除され、街には少しずつ人が戻ってきました。そして今回の自粛がきっかけでカップル仲に激震が走っています。...
内藤みか 2020-06-11 06:00 ラブ
謎すぎる…!“夫の前妻ネタ”を口にする義母のドン引き発言
 離婚が珍しくなくなり、再婚によって幸せをつかむ男女も珍しくない時代になりました。しかし世の姑のなかには、悪気があるのか...
並木まき 2020-06-10 06:14 ラブ
女性がムラムラするのはどんな時?困った時の5つの対処法
「ムラムラする」と聞くと、男性をイメージする人は多いでしょう。でも、人間ですから、女性だってムラムラするのは当然のこと。...
恋バナ調査隊 2020-06-10 06:00 ラブ
グループLINEで意中の彼の目に留まりたい…効果的なテクは?
 会社の同期やサークル、地元の友達など、コミュニティに気になる異性がいる時、まずは全体の中で彼との仲を深めていきたいです...
ミクニシオリ 2020-06-09 06:00 ラブ
彼氏がいてよかったと思う6つの瞬間♡ 愛され女子になる方法
 彼氏がいると嫌な部分が見えたり、喧嘩したり、時には不満を感じることもあるでしょう。しかし、それ以上に幸せを実感する場面...
恋バナ調査隊 2020-06-09 06:00 ラブ