夫が「パパ活」してるかも…赤字でも生活水準を下げられない44歳妻の苦悩。高級車やゴルフ三昧にウンザリ

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-05-03 06:00
投稿日:2025-05-03 06:00

離婚してひとりで暮らしたほうがマシ

 真理恵さんの、ため息は止まりません。

「このまま夫と一緒にいても、幸せな生活が見えてこないんです。若いうちは見栄を張りたい気持ちもわからなくはないけれど、もう50歳になるわけですから、老後の資金だって貯めておきたいのに…。もうね、こんな気苦労が続くんだったら離婚してひとりで暮らしたほうが絶対にマシですよ」

 ヨシツグさんの事業は落ち目どころか、完全に失敗していると、真理恵さんは冷静に分析します。

「その事実を全く理解できていない夫との生活が、今後安定するとは思えない。それどころか、もっと悪くなる可能性が高いと思っています。

 まさか自分がこんなことで悩むなんて! でも夫に私から話し合いを求めても、すぐに拗ねて話にならないんです。そういう、薄っぺらいプライドを振りかざすところもうんざり」

 真理恵さんは、がっくりと肩を落としてから、苦しそうな声で話を続けます。

パパ活疑惑まで

「しかもですね、おそらく夫は私が気づいていないと思っているんでしょうけれど…。

 パパ活っていうのかな、若い女の子と繁華街で食事やお酒を楽しんだり、ハイブランド品を買ってあげたりもしているみたい。見栄っ張りもここまでくると、もう馬鹿馬鹿しくて。そういう夫の“妻”でいることが情けないですよ。

 私が冷ややかな目で見ているのに、当の本人はお気楽なんですからね、参ってしまいます。今は、どのタイミングで離婚を切り出そうか…、そればかり考えています」

  ◇  ◇  ◇

「金の切れ目は縁の切れ目」とはよく言ったもので、生活水準を下げられない夫に対する真理恵さんの嫌悪感は、日ごとに増すばかり。

「軽蔑してると言ってもいいですね。そりゃあ、夫には夫なりの事情があるかもしれませんが、お金の気苦労が絶えない今の環境で、一緒に暮らすのは無理です」

 真理恵さんの苛立ちが、夫婦に大きな亀裂をもたらすのかもしれません。次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


本気なの?コロナ禍に突然、不倫相手から別れを告げられた女
 男女の関係では、交際相手の不可解な行動に悩む人も少なくありません。カップルでも、価値観や物事の判断はそれぞれ。ひとつの...
並木まき 2020-05-09 06:52 ラブ
「コロナを機に目が覚めた」元不倫男の身勝手すぎる心変わり
 男女の関係では、交際相手の不可解な行動に悩む人も少なくありません。カップルでも、価値観や物事の判断はそれぞれ。ひとつの...
並木まき 2020-05-10 06:06 ラブ
クサすぎて無理と思う生理的な相性~彼氏の口臭にドン引き~
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。  ご主人さんの浮気相談でオフイスに来られた専業主婦のB子さん(38)...
山崎世美子 2020-05-09 06:53 ラブ
ネガティブも否定しない…離婚で生まれた感情との付き合い方
 離婚の渦中にいると、怒りや憎しみといったネガティブな感情に悩まされたり、幸せな頃を思い出して悲しみにくれたり……複雑な...
七味さや 2020-05-08 06:00 ラブ
本命と遊びの違いは男性の態度で分かる!本命彼女になる対策
 いかにもモテる魅力的な男性と付き合うと、「私って本命なの?遊びなの?」と心配になることもあるでしょう。そこで、男性の態...
恋バナ調査隊 2020-05-07 06:00 ラブ
ドライな人と恋愛するなら? 8つの特徴&アプローチの心構え
 性格やタイプは人によって異なるもの。中には、何でもサバサバと捉えるドライな人もいるでしょう。そんな人を好きになったら、...
恋バナ調査隊 2020-05-06 06:00 ラブ
実はモテる? 男性に聞いてみた“病み系女子”の3つの魅力♡
 先日、女性ファンからの人気も高い紅白出場バンドの男性ヴォーカルに、熱愛報道がありました。そして、そのお相手が“病みかわ...
田中絵音 2020-05-05 06:00 ラブ
尽くしすぎて“オカン化”…同棲中でも大事にされるためには?
 外出自粛が続き、おうち時間は増えるばかり。こんな状況下でカレと同棲していると、なんだかんだで家事が増える一方、カレが何...
若林杏樹 2020-05-04 06:00 ラブ
フったのに連絡してくる男の目的&お雑魚撃退スタンプを伝授
 現在32歳。1カ月前に6歳年下の彼氏に結婚できないから別れようとフラれ、やっと前を向いて歩き始めました。  しか...
神崎メリ 2020-05-03 06:00 ラブ
会えない彼とラブラブに…愛を育むコミュニケーション術3選
 彼となかなか会えないときには、物理的には距離があっても、心の距離を縮められるコミュニケーションが有益です。メンタル心理...
並木まき 2020-05-03 06:00 ラブ
不潔だからもう無理!別れがよぎる生理的な相性~お風呂編~
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。結婚生活がスタートすると、えっ?マジですか?と思う、お互いの生活習慣の違いに...
山崎世美子 2020-05-02 06:00 ラブ
コロナ破局の理由&対策を解説!自粛中の過ごし方のポイント
 コロナウイルス蔓延からの緊急事態宣言、そして、外出自粛……。世界中が団結してこの危機を乗り越えなければならない事態なの...
コロナ禍でも婚活は可能!オンラインデートのメリットって?
「コロナで婚期が遅れそう。こんなことならさっさと結婚しておけばよかった……」  婚活中の女性の中には、すっかりふさぎ込...
七海 2020-05-20 11:43 ラブ
もう耐えられない…離婚のストレス偏差値ってどれくらい?
 3組に1組が離婚する――。そんな時代とはいえ、まさか自分が離婚する側になると思って結婚する人はいないのではないでしょう...
七味さや 2020-05-01 06:00 ラブ
離婚を防ぐには? やってはいけない5つのNG行動&対策方法
 好きな人と結婚したら、「最期まで一緒にいたい」と思うものでしょう。しかし、突然相手から離婚を突き付けられるなど、あなた...
恋バナ調査隊 2020-04-30 06:14 ラブ
潮時?コロナ禍の不倫カップルの現状&男性の本気度チェック
 新型コロナウイルスが猛威を振るい始めてから、世の中が一変。それは、不倫カップルの関係にも影響しているようです。この機会...
リタ・トーコ 2020-05-03 07:17 ラブ