43歳の既婚男性が“女装”に目覚めたワケ。疑似レズビアンの沼にハマり…#2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-05-23 11:15
投稿日:2025-05-23 06:00

男性の姿でも魅力的

 私はシャンデリアが灯るボックス席で、声をひそめて話し続けました。

 ときおり、彼のひざが私のひざと触れあって、ドキドキしっぱなし。

 男性の姿をしても、やはり端整な顔立ちは魅力的でしたから。

 ほろ酔いも手伝って、女装を始めた経緯を教えてくれたんです。

【読まれています】一児の母で現在妊娠中。「それでも抱かれたい…」35歳英会話講師の不倫欲 #1

男性社員の女装コンテストがきっかけ

「きっかけは…月並みだけど、会社の社員旅行の宴会なんだ。現在ならアウトかもしれないけれど、当時は男性社員の女装コンテストがあったんだよ。チームを組んで、女性社員にヘアメイクをしてもらって、ステージではBGMに合わせてウォーキングやダンス、投げキッスなんかのセクシーアピールで大盛り上がり。結果、僕が優勝してね(笑)。

――直樹さんの美貌なら納得。で、そこから目覚めちゃったのね?

――そうだね。自分でもこっそりメイク道具を買って化粧をしたり、ウィッグや婦人服で変身することに興奮しちゃって…。ネットで検索すると、新宿二丁目の女装バー・スワンがヒットして、通い始めたんだ。もう10年になるかな。

――女の私でも嫉妬するほどきれいだもの。肌もツヤツヤだし。

――ひげはレーザー脱毛したんだよ。あと保湿と日焼け止めはマスト。

――あの…恋愛対象は?

――もちろん、女性さ。

ーー奥さんともラブラブ?

ーーいやあ、子供が生まれてからは、すっかり家族になったかな」

 その言葉にホッとしました。少なくとも奥さまとはレスのようです(笑)。

 出会いが『客とホステス』ではないので、私も気楽に話せるうえ、彼を知るほどに愛しさが募ってしまって…。

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

ラブ 新着一覧


男性がドキっとする女性のギャップとは? 作り方4つのコツ♡
 恋愛を進展させるためには、「ギャップ」が効果的。コツさえ掴めば誰にでも簡単に身につけられる恋愛テクニックですが、何から...
恋バナ調査隊 2020-11-25 06:00 ラブ
愛想がいい女性は意外とモテない? 男性たちの7つの本音
 誰に対してもニコニコ愛想のいい女性は、モテるイメージがありますよね。実際に、愛想を良くしようと、意識的に笑顔を振りまい...
恋バナ調査隊 2020-11-24 06:00 ラブ
100年の恋も冷める…たった一言で女性が幻滅する恐怖のLINE
 第一印象はよかったのに……会えない期間、LINEでコミュニケーションをしているうちに、なんだか異性に幻滅してしまった経...
ミクニシオリ 2020-11-24 06:06 ラブ
28歳で優良物件男とお見合いしたが、どうしても無理だった。
「結婚できるとは思っていなかった」「結婚願望がなかった」。そんな40歳オーバーの男女が結婚に至った経緯とは――。インタビ...
内埜さくら 2020-12-01 09:41 ラブ
過去の恋愛に決別を…元カレに別れたことを後悔させる方法!
 自分が振られた立場でも振った立場でも、元カレって特別な存在ですよね。一番近かった相手なのに、友達よりも遠い存在になって...
若林杏樹 2020-11-23 06:00 ラブ
陽気で豪快!四国出身の女性の特徴や恋愛観&相性の良い男性
 シリーズでお送りしている、地方別男女の性格や特徴&恋愛傾向! 今回は、四国出身の女性についてご紹介します。香川県、徳島...
あなたのタイプはどう?“何系女子”の種類や特徴を徹底分析!
 ◯系女子や◯ガールなど、女性の系統を分ける言葉を耳にする機会も多くなりましたが、自分が何系女子かわからない人も多いはず...
恋バナ調査隊 2020-11-22 06:00 ラブ
熱しやすく冷めやすい?四国出身の男性の性格や特徴&恋愛観
 シリーズでお送りしている、地方別男女の性格や特徴&恋愛傾向! 今回は、四国出身の男性の性格や特徴、恋愛傾向についてご紹...
夫婦喧嘩をするたびに「離婚」を口にしてしまう女性の本音
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2020-11-21 06:02 ラブ
妻から何度も「離婚」突きつけられ…ついに覚悟を決めた男性
「冷酷と激情のあいだvol.21〜女性編〜」では、夫に対してたびたび「離婚したい」と口にするものの、本心は揺れている妻の...
並木まき 2020-11-21 06:01 ラブ
妻と子供が溺れたら…夫は迷わず妻を助けるという衝撃の事実
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。「いい夫婦の日(11月22日)」に関するアンケート調査を明治安田生命が発表し...
山崎世美子 2020-11-21 06:00 ラブ
職場内離婚…どうやって後処理する!?速やかにやるべきこと
 出会いのきっかけランキングで必ずトップ3に入っている「職場での出会い」。そう、社内恋愛はとってもメジャーなものなんです...
七味さや 2020-11-20 07:06 ラブ
恋愛するなら冬♡ 恋の季節と言われる理由&おすすめデート
 美しい四季のある日本は、季節によって大きく雰囲気が異なりますよね。特に、冬は肌寒く人恋しくなるため、「恋愛したくなる」...
恋バナ調査隊 2020-11-20 06:00 ラブ
料金は?リスクは?「ママ活」と「出張ホスト」どう違うの?
 近ごろは、密を避けてマンツーマンで遊ぶ人が増えています。そんな時に便利なのが彼氏代行的な存在。けれど最近は「ママ活」と...
内藤みか 2020-11-19 06:00 ラブ
結婚すると苦労する男性の6つの特徴&男性選びのポイント
 日本の離婚率は現在35%ほどとも言われていますが、誰だって「離婚するかも?」なんて考えて、結婚をしているわけがありませ...
恋バナ調査隊 2020-11-19 06:00 ラブ
恋愛は焦ると失敗する!うまくいかない5つの原因&対処法♪
「恋愛に焦りは禁物」と言われますが、実際、恋愛中に焦って行動してしまい、うまくいかなかった経験がある人は多いでしょう。し...
恋バナ調査隊 2020-11-18 06:00 ラブ