「生活費は10万しかくれない」夫が“セコ過ぎる”と嘆く43歳妻。お金も家事も私ばかり…と不満が募る日々

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-05-31 06:00
投稿日:2025-05-31 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

43歳、再婚を悔やむ日々

 43歳の美幸さん(仮名)は、再婚同士で結婚をした4歳年上の夫・レイジさん(仮名)と結婚生活3年目を迎えたばかり。

 ふたりのあいだに子どもはおらず、美幸さんが20代前半で結婚していたときに生んだひとり息子は、もう成人しています。

「ぼちぼち再婚を…と考えたときに、行きつけのスナックで出会ったのがレイジでした。

 付き合う2年くらい前からスナックで会えば一緒に深夜までお酒を飲む仲だったので、付き合い始めてから再婚までの展開は早かったですね。

 でも…、結婚して半年くらいの頃だったかな。レイジが家庭に対してセコい男だと気づき、再婚を激しく後悔するようになりました」

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家計よりも投資を優先

 今にも泣きそうな顔で、こう話し始めた美幸さん。夫のレイジさんはエンジニアとしてそれなりの収入を得ていますが…。

「レイジは稼いだお金は投資に回すタイプ。投資が趣味って感じです。

 お金が増えるのは嬉しいけれど、彼の発想は『自分で稼いだカネは自分のもの。だから増えても家計には還元しない』って主義なので、普段の生活はとにかくセコい。生活費は毎月10万円しか出してくれません。

 ウチは賃貸暮らしなので家賃だってあるし、物価がも上がっています。私も同額を家計に入れていますが、とてもじゃないけれど足りていません。でも、何度レイジにそれを言っても知らん顔で…」

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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