44歳の夫が隠れマザコンだった。「ベッタリ、とは違うんです」男が義母に“わざと”口論をしかける理由とは

並木まき ライター・エディター
更新日:2025-07-05 11:50
投稿日:2025-07-05 11:50

お義母さんも悩んでいる

「お義母さんは、息子を完全に持て余していますね。お義母さんも、息子にはもっと精神的に自立してほしいとこぼしています。

 だから私もたまに夫の愚痴をお義母さんに言っちゃうんですけど、お義母さんは『そうよねぇ、あの子が悪いわよねぇ』と悩んでしまうので、私からはあまり言えなくなりました。でも夫は、“どこ吹く風”ですからね。

 ちなみにお義母さんから我が家への干渉はナシ。夫が一方的に、お義母さんに頼っているというか甘えているというか…」。夫は、鈴香さんいわく「親になりきれていない男」。

「仕事が忙しいっていうのもあるんでしょうけど、夫は娘ともあんまり遊んでくれないんですよね。休みの日も『疲れているから寝たい』って言って、昼くらいまで起きてこないし。

 結婚当初に家事分担を決めたんですけど、それも私が産休からそのまま退職したから…。家事分担はなくなって私が家事を全部担う流れになっちゃいました」

逆ギレされて、話し合いにならず

 鈴香さんは、家事については専業主婦の自分がすべてを担うのは問題なくても、育児は夫婦で取り組みたいと考えていて、その想いを夫に何度となくぶつけてきたそうです。

 しかし、理解はしてもらえず逆ギレされる始末。

「そういう話も私がお義母さんにちょっと愚痴ると、お義母さんは『息子が悪い』とわかってくれます。私が告げ口したと気づかれないように、さりげなく本人に諭してもくれるんですよ。

 ところが夫は、お義母さんにもすぐに逆ギレして、なんの解決にもならないんです。このまま我慢をし続ける日々をいつまで続ければいいのか…」

  ◇  ◇  ◇

 甘ったれで幼稚な夫でも、育児の苦悩をわかり合いたいし、これからも良好な夫婦仲を保ちたい。けれど、そろそろ限界だと鈴香さんは言います。

 しかし夫は夫で、現状への強い不満があるようで…。次回に続きます。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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