ギリギリ…恥ずかしい“歯ぎしり”どうすればいいの~!? 睡眠不足や肩凝り、4つのリスクと対処法【医療従事者監修】

コクハク編集部
更新日:2025-07-24 11:45
投稿日:2025-07-24 11:45

2. 歯ぎしりの4つのリスク

「確かに、歯ぎしりにはいろいろなリスクがあるわ」

「ど、どんなリスクがあるんですか…?」

「まずは、歯が欠けるリスクね。就寝中の歯ぎしりは自分の体重くらいの力がかかるといわれていて、歯の摩耗やヒビの原因になるわ。同時に、顎の間接や筋肉にも過剰な負荷がかかるから、顎関節症を引き起こす可能性があるの」

「がく、関節症…?」

 不思議そうなアキコさんに、えりのボスは説明を続けます。

肩凝りは歯ぎしりのせい?

「口を開けると痛い場合や、カクカクと音がするような症状よ。放置すると、日常生活に支障が出る恐れがあるわ」

「そんなぁ…」

「他にも、歯ぎしりによって首や肩の筋肉が凝り固まると、頭痛や肩凝りの症状が出ることがあるわね。さらに、それくらい負荷がかかっているから、睡眠の質も低下するわ」

「確かに…私、最近肩凝りがひどいんです。睡眠不足もあって、疲れているせいかなって思っていたんですけど…もしかして歯ぎしりが原因なんでしょうか?」

 アキコさんは、顔を真っ青にしてえりのボスを見ます。

「どうしましょう! 何か、対策を教えてください…」

「大丈夫。今から3つの対策を紹介するわ」

3. 歯ぎしり解消のためにできること

 歯ぎしりを減らすために、代表的な3つの対策を紹介します。

3-1. マウスピースの使用

 もっとも広く知られているのが、歯科医院で作成するマウスピースの活用です。

 これにより歯の直接的な接触を防ぎ、力の負担を分散させることができます。市販品もありますが、歯の形にフィットしていることが重要なので、歯科医師に相談して自分に合うものを作ってくださいね。

3-2. 睡眠の質向上

 睡眠の質が悪いことが、歯ぎしりの原因になることも。睡眠の質を高めるための工夫をしてみましょう。

 寝る前のスマホやカフェインを含む飲食物、アルコールを避けるのがおすすめです。その他、リラックスできる音楽を聞いたり、ストレッチをしたりといった習慣をつけるのもいいでしょう。

 こうした方法で自律神経を整えると、歯ぎしりが軽減されるケースがあります。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


生理が来ない47歳女、婦人科で「閉経診断」。更年期の揺らぎって何?
 今年に入って生理が来ない月が増え(どちらかといえば順調に来ているほうでした)、婦人科クリニックで血液検査を行ったところ...
夏こそボディクリームを塗るべき理由 暑くてパス→肌の砂漠化待ったなし
 夏、部屋のクーラーはもちろんつけているのにお風呂上がりに吹き出す汗…。そんな状態でボディクリームを塗るのには、なんとな...
【薬剤師監修】Q.性交中の出血が不安です。原因とセルフチェック法は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代、体のライン崩壊! 自然にごまかせる水着のデザイン&選び方3カ条
 40代になると代謝が下がりがちになり、体型に自信がなくなる人が増えますよね。でも、子育て世代の40代は、プールや海水浴...
ぐっしょり…夏の大敵「汗染み対策」脇汗滝汗でも目立たない色や素材は?
 最近暑さが増してきて、もう夏は目の前。夏のお悩みといえば、洋服の汗染みですよね。外をちょっと歩いただけで、脇や背中がぐ...
1本660円~でぷっくり唇!40代美容家も“質感”納得、プチプラリップ3選
 口紅は毎日使うものだからこそ、自分に似合う色を選びたいだけでなく、トレンドを意識したテクスチャーにも注目したいところ。...
【まつ育ルポ】まつ毛にも老化の波…40代お疲れ目元をどうにかしたい!
 まつ毛のカールに欠かせないビューラー。くいくいっと動かした後、ビューラーのゴム部分を見ると大事なまつ毛1本、2本と付着...
キャンメイクのアイライナーに盲点…苦手な40女が目元に引くとこうなる
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
【直撃】「死んだ方がマシ」がん患者の拒否で悲痛の決意! 東大医師が女性器形成に力を注ぐワケ
 名器整形など、下半身に特化した医院「ヴェアリークリニック」。前編では実際に受けた有名人のお話しや、手術の種類などについ...
【直撃】三上悠亜や有名女優を名器に!密かなブーム「下半身整形」気になるあれこれを人気医師に聞いた
 有名人のお顔や体の整形公表は今や珍しくはありませんが、いまだ公表を憚られるパーツ、それがデリケートゾーンではないでしょ...
「地味な顔だから似合う服」足して引いてパッと華やぐコーディネート術
 地味な顔立ちの人は自信を持てなかったり、自分の良さを上手に表現し切れなかったりすることがあります。でも実は、地味な顔に...
40代女性は口ヒゲ注意!? 案外見られている口周りのムダ毛処理法&注意点
 40代女性は仕事や家事、育児などに忙しい年代です。とはいえ、自分に使う時間が少なくても「最低限、ムダ毛処理くらいはちゃ...
化粧水ジプシー脱出!敏感肌が落ち着く“千円以下”の最適解はあんな所に…
 長年愛用してきた化粧水が、自分の肌に合わなくなったことに気づいたのは昨年末のこと。そこから半年間は“化粧水ジプシー”だ...
小ジワもたるみも無問題!美容家ベタ惚れ“高発色”プチプラアイカラー3選
 40代、50代…と年齢を重ねるにつれ「アイシャドウの色がのらない…」と感じてはいませんか?  悲しいけれど大人世...
40代痩せたいなら背中を鍛える!見落としがちな「美スタイル」習慣3つ
 ダイエットをする際、お腹や足への成果を求めがちですが、ちょっと待って。40代で痩せたいと思うなら、見落としがちな「背中...
VIO脱毛のきっかけとメリット もじゃもじゃの自己処理から卒業したい!
 VIO脱毛は、ほかの部位と比べてハードルが高いと感じますよね。実際にVIOの脱毛をしてみたいけれど、なかなか勇気が出な...