坂口健太郎似の男「一緒に住もう」の言葉に隠れた甘いワナ。欲しいのは家政婦だよね?

おがわん ライター
更新日:2025-09-03 11:45
投稿日:2025-09-03 11:45

突然の同棲の申し出

 とはいえ、夢を持つ人は素敵だと思ったし、2回目のデートにも応じた。彼は手作りのサンドイッチを持参し、近所の公園でピクニック。料理もできるんだ、と少し好感度が上がった。

 ピクニック中も、彼は自分の過去を語り続けた。元カノとの話も交えながら、「あいつも最初は支えてくれてたけど、文句ばっかになってさ」と漏らした一言に違和感を覚えた。

 そして迎えた3回目のデート。カフェでランチをしていると、彼は唐突にこんなことを言い出した。

「男もさ、今の時代いろいろツラいんだよね。仕事とかさ…」

 職場の人間関係に疲れているらしい。愚痴をひと通りこぼしたあと、彼は少しトーンを落としてこう続けた。

「実はさ…いっそ一緒に住まない? 同棲すれば家賃も浮くし、俺も楽になるし」

「面倒を見てくれる人探し」では?

 戸惑っているユカリさんに、彼はさらにこう畳みかける。

「ユカリちゃんって、事務職で安定してるし、優しいし…支えてくれたら、すごく助かるなって。炊事とか掃除もお願いできたら嬉しいな」

 え、まだ付き合ってもいないのに? 家賃? 支え?

 あまりに突飛な提案に言葉を失った。これって「恋人になりたい」んじゃなくて、「面倒を見てくれる人探し」では?

 さらに彼は笑いながらこう続けた。

「俺、片付けるの苦手でさ~。ユカリちゃん几帳面そうだし、料理もできそうだから、家のことも安心できそうっていうか…」

 つまり、私は“無料の家政婦兼ルームシェア相手”。しかも心の支えにもなり、家賃まで浮く理想的な存在——そんなふうに思われていたのだろう。

おがわん
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かつてちょっとだけ芸能の世界に所属。現在は縁あって、雑誌やWebメディアなどでライターとして活動中。エンタメ系から日常ネタまで、気になるあれこれを取材。楽しく読んでもらえる文章を目指して、日々ゆるっと執筆中です。

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