媚びない女は憧れる女性へ、スナックママが「一匹狼を目指すな」と伝える真意

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2025-09-05 08:00
投稿日:2025-09-05 08:00

強さとは? 愛されるとは?

 しかしママは「確かに、一匹狼! みたいな女はかっこいいね。群れないし媚びない、全部自分でやっていける芯の強さは大事なこと。だけど、あんたはそこに憧れて背中を追わないくてもいいと思う」と言うんです。

 私の頭の中は“?”でいっぱい。

 だって、私は一匹狼がかっこいいと思っていて、ママもそれに共感してくれている。なのに、どうして目指す方向にはならないんでしょう?

「どうして?」と食い下がる私に、ママは続けます。

「私もいろんな人見てきたし、いろんなことあった。実際に私も一匹狼になることが多かったからね。だけどそれはかっこいいからなったんじゃなくて、人間の生まれついた性質みたいなもんで、そうならざるを得なかっただけ。

 結局一番大切なのは、自分を助けてくれる人が周りにちゃんといること。かっこいい人よりも、愛される人でいることを目指すのが正解だよ」

 もし私が今20くらいの若い時期だったら、この言葉に胸打たれることはなかったかもしれません。

 最近は男も女も、いろんな面で“強い”ことが求められ、賞賛されがちです。

 だけど私たちは本当にそれでいいんでしょうか。強いとはなんなのか、愛されるとはなんなのか。一度しっかり考えてみたいと思います。

【登場人物紹介】

モジョ子:自信がほしい主人公。マキをはじめとした強い女たちに憧れているが、道は遠そう。本人に自覚はないが、みんなに愛されている。

マキさん:どろんぱのナンバーワンホステス。馴れ合いが嫌いで、ときどき出勤しては大金を稼いで颯爽と帰っていく。3人の子持ち。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

ライフスタイル 新着一覧


妄想がバレた? スッと姿を消したクールな“にゃんたま”君
「にゃんたま」に、ひたすらロックオン!猫フェチカメラマンの芳澤です。  きょうは、キリっとした眼差しの美形にゃんた...
ピアノが弾ける子どもにしたいなら?知っておきたい親の心得
 子どもの習い事というと「ピアノ」というイメージがありませんか? 今も昔も、子どもにピアノを習わせたいと思う親は後を絶ち...
金運に効く最強の花とは? いつの世もそれがキニナルの巻
 いつの世も…女性は「占い」や「おまじない」、「厄除け」なんてちょっぴり「スピリチュアル」みたいなものに大変なご興味のあ...
都内にいながら温泉気分を満喫できるオススメの「スパ3選」
 なんだか最近疲れたなぁ……。なんていう時は、一人でぼーっとする時間も必要です。お休みを使ってゆっくり癒されてみませんか...
イケ“にゃんたま”に囲まれて…モテモテ女子も大変なんです
 きょうは大変です!  イケにゃんたまωωに迫られるモテモテ女子が困っちゃっています。  若くてちょっと強引...
5歳過ぎてもオムツがとれない…意外な“おねしょの原因”とは
「もう5歳なのにまだオムツが外せなくて」「小学校にあがってもおねしょしてしまうんです…」 思わず、えっ!! と驚かれるよ...
親の介護は家族総動員 あるある問題とその後にすべき行動3つ
 親の介護と聞けば、多くの人が不安を抱くはずです。「自分を育ててくれた親だけど……」と思う反面、親の介護をすることで自分...
我慢強いA型長女は返上! がんがくれた「キャンサーギフト」
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
父譲りの哲学“にゃんたま”を持つ「オペラ座」のクールな視線
 きょうはレアなツートンにゃんたまω。かっこいい見返り美男でドキッ!  タオマークの様にも見え、哲学さえ感じさせる...
ハート型で可愛い…アンスリウムは恋愛を具現化したような花
 だいぶ以前になりますが……ウチのお花屋さんに居た若い女性スタッフM子のお話でございます。  これがまた大変にブッ...
都会にいて幸せになれるの? 「田舎の女」が幸せな理由4選
 格差社会といわれる日本ですが、年収や学歴のみならず、都会と田舎の格差も広がっています。都会を生きる女と田舎を生きる女は...
「そっちに行っちゃダメ!」をなくす廊下のない保育園の魅力
 保育園の現場では、「廊下に出ちゃダメよ!」とスタッフが子どもに声をかけているところをよく見ます。しかし、すんなり戻って...
急ぎ足の隙間から…チラリズム“にゃんたま”は魅力たっぷり
 「にゃんたま」に、ひたすらロックオン! 猫フェチカメラマンの芳澤です。  正々堂々、見せつけてくれるにゃんたまω...
おひとりさま老後には備えが大切 今から意識すべき2つのこと
 近ごろのニュースを見ていると、年金の支給も思わしくないようです。超高齢化社会に向かっているというのに、日本の未来が不安...
あれもこれも試した! がん治療に役立つ「情報収集」虎の巻
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
汚れた毛並みは男の勲章 超貴重なワイルド三毛“にゃんたま”
 よ~く見てください。  恋のバトル真っ最中。にゃんたま君が最も忙しい季節に、少しカラダが汚れた三毛猫(柄が薄いタ...