「夜職だって立派な仕事」それ、本気で言ってる? 水商売への “本心”に気付いてしまったスナック嬢の独白

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2025-10-03 12:49
投稿日:2025-10-03 08:00

好きでやっている仕事を見下していた

 ある日、私の親友が、ガールズバーでバイトしたいと言い出したことがありました。友だちと飲んで歌ってお喋りしながら給料までもらえる。

 私にとっては夢のような状況です。でも、一緒にウチで働こうとは誘えませんでした。なぜなら彼女は、日本有数の大手に内定が決まっていたから。

 これからの輝かしい人生に、ケチがついてはいけないと思いました。私は心の底で、自分が好きでやっている仕事を、“ケチ”だと判断していました。

 要は、言い方は悪いけれど、見下していたわけです。

「ああ、水商売が社会で一職業として認められづらいのは、こういうことなんだ」と思ってしまいました。

 そんな自分に気付いたときはショックでしたが、あのとき親友をこの道に引きこまなかったことは、今でも私の誇りです。

 学びもたくさんある仕事ですが、働くのは最終手段。そのくらいの距離感で接することがちょうどいいんだと思います。

 楽しむ分には魅力満載! みなさんはぜひ、お客さんとしてスナックをご利用くださいね♡

【登場人物紹介】

コミ:どろんぱの人気ホステス。明るく気が利くので誰からも好かれる。酒乱なのが玉にきず。

マキさん:どろんぱのナンバーワンホステス。おっとりしているようで毒舌。3人の子持ち。

おくげちゃん
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漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

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