可愛いのは“実の娘”の子どもだけ…義母からの孫差別に苦悩する妻。なぜ「うちの孫」と言われない?

おがわん ライター
更新日:2025-10-27 11:45
投稿日:2025-10-27 11:45
 幸せなはずの新婚生活に影を落とす、姑との問題。令和の時代でも根強く残る嫁姑トラブルに直面したケースをご紹介します。

第一子誕生後に義母に抱いた違和感

 友人の里美(33)は、結婚して3年目に第一子を出産した。産後すぐから義母の協力を得ることもあったが、ほどなくして違和感を覚えるようになったという。

「義母が電話で“孫がね〜”って話すとき、それがいつも“娘の子”のことなんです。息子であるうちの夫の子、つまり私の子どもの話は“○○ちゃん(=私)のところの子”なんですよ」

 最初は気のせいかと思っていたらしい。けれど、義母の会話を注意して聞くうちに、どうしても引っかかるようになった。

 例えば、近所の人との立ち話でも「うちの孫がねぇ〜、この前運動会で一等賞だったのよ!」と嬉しそうに話す。その“うちの孫”は義母の娘――つまり義姉の子ども。

 一方、里美の子については「○○ちゃんのところの子も、もう歩くみたいよ」と、どこか他人行儀な言い方。

「別に、うちの子を特別に可愛がってほしいとかじゃないんです。でも“うちの孫”って言われないだけで、なんか“うちの家族じゃない”って言われてるみたいで…」と里美は少し笑いながらも、どこか切なそうに言った。

【読まれています】私は“お義母さん”と結婚したんじゃない! 姑はまるで上司…「実家マウント」に妻がとった対抗策

関わった時間の差?

 確かに、血のつながりだけ見ればどちらも“孫”に変わりない。でも、“娘の子”と“息子の子”とでは、義母にとっての心理的距離が違うようだ。

 娘の出産となれば、妊娠中から出産、育児に至るまで、母親である義母(=祖母)は常にそばで見守れる。

 娘が実家に里帰りしていれば、夜泣き対応も沐浴も一緒に経験する。「娘と孫を育てた」という実感が生まれるのだ。

 一方、息子の嫁が出産した場合、義母はどうしても“気を使う側”になる。遠慮もあるし、「手を出すと嫌がられるかも」と一歩引いてしまう。結果、関わる時間が減り、情が湧きにくい。

 ある意味、“うちの孫”と“○○ちゃんの子”の差は、愛情の差というより“関わった時間の差”なのかもしれない。でも、それを理解していても、嫁の立場からすると複雑だ。

おがわん
記事一覧
ライター
かつてちょっとだけ芸能の世界に所属。現在は縁あって、雑誌やWebメディアなどでライターとして活動中。エンタメ系から日常ネタまで、気になるあれこれを取材。楽しく読んでもらえる文章を目指して、日々ゆるっと執筆中です。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


無理してませんか? 人生で最も言うのに勇気がいる言葉とは
 あなたは何か解決しなければいけない問題を抱えているとき、周りの人に「助けて」と言えますか? たぶん自立心の強い人ほど、...
いたいけな子猫がおっさん猫になるまで2021.6.4(金)
 緊急事態宣言の延長が正式に発表されましたね。コロナ太りに悩む方も多いかと思います。  こちら太ったコロナ、こっち...
カメラ目線でポーズも…おんにゃの子を逃した“にゃんたま君”
 きょうは、早朝の空地を横切るωにゃんたま様にロックオン。  にゃんたま様は、おんにゃの子を追いかけてて忙しそう。...
ポテンシャルに脱帽!日本でも馴染みの花「タラスピ」活用法
「俺もさ、最近考え方を変えたんだよね」  先日、仲良しのお花屋さん仲間A君との花談議で飛び出した一言でございます。...
誰かの役に立っていたい!必要とされたい欲求を満たすには?
 誰かから必要とされたい——。そんな欲求が強いタイプの人がいます。この他人から必要とされたいという欲求は、どのように満た...
まるでブラックホール…目が離せなくなる“にゃんたま”の魅力
 きょうは、ブラックホールみたいな、にゃんたまω!  ブラックホールとは、極めて高密度で強い重力のために、物質だけ...
やる気を出す方法5選! 原因を解消してスイッチを入れよう♪
 仕事が忙しい時や頑張らないといけない時に限って、「なんだかやる気が出ない」ってことありますよね。そんな時、自分なりのス...
アプリ婚活か!「ペット可」物件探しで感じたトホホな共通点
 保護猫2匹と暮らすことで手狭となり、引っ越し先を探すことになりました。「ペット可」物件の少なさに驚愕しつつ、ようやく内...
マウンティングしてくる人への対処法は? お悩みに答えます
 マウンティングの被害にあったことはありませんか? 全く知らない他人ならスルーできるかもしれませんが、職場や学校など生活...
猫草を夢中でムシャムシャ…“にゃんたま”の食欲は止まらない
 きょうは、食べ放題の猫草をかじるにゃんたまω君にロックオン。  春の若葉は最高♪ 硬すぎない噛み心地、ムシャムシ...
まずは小さな一歩から…#zerowasteで地球にやさしい生活を
 皆さんは「#zerowaste」をご存知でしょうか? 現在、Instagram上では、世界中で790万回以上の使用がさ...
ハチワレ猫は福を呼ぶ♡ "にゃんたま”にも無限のエネルギー
 きょうは、ハチワレにゃんたま君。  末広がりの縁起の良い数字で、漢字の「八」の字のように割れている顔の模様は、福...
生きづらい環境にさよならを!?生きるハードルを下げるコツ
 仕事で怒られてばかりで、出勤したくない……また付き合った彼にフラれてしまった……。私の人生、なんでこんなに生きづらいん...
え!95→2件まで激減「ペット可」賃貸物件の少なすぎる実態
 ペットを飼うために絶対に必要な条件である「ペット飼育可」物件。じつはこれを見つけることが、もっとも大変かもしれません。...
なぜ差がつくの? プライドが高くて嫌われる人、好かれる人
「プライドが高い」って、どんな時に使う言葉でしょう。私もそうですが、基本的には良い意味で使われることは少ないと思います。...
塀に空いた穴に頭を突っ込んで…“にゃんたま”君の大胆ポーズ
 きょうは、日当たりのよい空き地で出逢ったシャイなにゃんたまω君。  こんにちは!と爽やかに声を掛けて、にゃんたま...