年収3000万の夫と破局、施設に預けるケースも
また、結婚して連れ子を連れてきたけれど育てられず、施設に預ける人もいます。「自身がきちんと面倒を見ないなら子どもを育てられなくなる」という現実を、親がしっかり話す必要があります。
実際、年収3000万の医師と離婚した女性も、裁判中に2人の子どもを数年間施設に預けていました。裕福でも、面倒を見なければこうなってしまう。
別のケースでは、母親が働いていなかったために親権もとれず、子どもは施設を経て父親のもとに引き取られました。その後、母親は婚活をして再婚しましたが、「次はちゃんと育ててね」と送り出したこともあります。
このように、親のせいで辛い思いをする子どもたちは、実際に何万人もいます。相談者さんのように親(祖父母)は元気なうちは娘(母親)が頼ってきたら助けたいと思うかもしれませんが、親が亡くなったり、高齢になって施設に行った後、自立していない娘の元に残された子供(孫)は不幸な人生を送る可能性があります。
だからこそ、親御さんがきちんと説明し、現実を突きつける必要があります。娘には「自立して子供を育てられないなら、あなたの生活ももちろん、孫は施設に行くことになる」ということをはっきり伝えなければいけません。
娘本人に「現実」を突きつけること。親がこれまでの子育てを反省するだけではなく、ここで本気の姿勢を見せないと、娘も子どもも誰も幸せになれない。これは厳しいようでいて、今後の人生を左右する大事な分岐点なんです。
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