コリコリ食感が美味しい「ズッキーニのサラダ ミント風味」

コクハク編集部
更新日:2019-09-24 06:00
投稿日:2019-09-24 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・押上のスパイス料理専門店「スパイス・カフェ」の伊藤一城さんに、スパイス初心者でも簡単にできる「ズッキーニのサラダ ミント風味」のレシピを教えていただきました。

皮は香ばしく、中はコリコリのズッキーニ

 大学卒業後に勤めた会社を辞めて世界一周の旅に出た伊藤シェフ。南米を回っていたころから手に職を付けたいと思うようになり、料理の道に入ることを決意したそう。帰国後4年間の修業を経て、インド各地を回っていたときにその奥深さに魅了されたスパイスに特化した料理店をオープンしました。

「日本でスパイスといえばカレーです。でも、カレー以外にも楽しくておいしいスパイスの世界があることを知ってもらいたいですね。スパイスを1つプラスすることで、いつもの料理の味がガラリと変わりますよ」(伊藤シェフ)

 今回は、簡単に手に入る食材+ワンスパイスを使い、10分程度でできるお酒のつまみを教えてくださいました。

 ズッキーニの皮を焼いた香ばしさと中の半生のコリコリの歯ごたえを楽しめますよ。フライパンで炒めたり、鍋で煮込んだりするのではなく、輪切りにして油を塗ったズッキーニをガスコンロで網焼きにするのがポイント。ミントの代わりにレモンの皮をおろすかみじん切りにしたものでも合います。フェンネルシードはフライパンで軽くからいりすることで香りを立たせて。

【材料】

ズッキーニ      適量
ミントの葉      適量
フェンネルシード   少々
塩          少々
レモン汁       少々
オリーブオイル    適量

【レシピ】

1. 1センチの厚さに輪切りにしたズッキーニにオイルを塗る。
2. ガスコンロにのせた焼き網にズッキーニを並べ、皮に軽く焦げが付き、中は半生状態になるまで焼く。
3. 焼いたズッキーニを1枚ずつ4つに切り、塩とレモン汁で味を付ける。
4. ざく切りしたミントの葉と、フライパンでからいりして細かく刻んだフェンネルシードを和える。

本日のダンツマ達人…伊藤一城さん

▽いとう・かずしろ
 1970年東京都生まれ。大学卒業後に4年間勤めた会社を辞め、1996年から3年半で5大陸48カ国を回った。帰国後にイタリア料理店で1年間、インド料理店で2年間、スリランカ料理店で1年間のシェフ修業を経て、03年に「スパイス・カフェ」を開業した。

▽スパイス・カフェ
 東京スカイツリーにほど近い下町情緒が残る一角にある築50年の木造アパートをカフェに改築。ランチは水・木・金曜の11時半~15時(LO14時)。ライス、副菜、ドルチェ、ドリンク付きでカレー1種1100円、カレー2種1400円。ディナーは水~日曜の18~23時(LO20時半)。完全予約制で、スパイスの楽しさを表現した7皿のコース(5000円)のみ。
東京都墨田区文花1―6―10
℡03・3613・4020

(日刊ゲンダイ2017年10月11日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

フード 新着一覧


「アミエビキムチ」うま味を引き出すのはひとつまみの砂糖
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・銀座の割烹「銀座魚勝」の柳橋克彦さんに、和...
「シメサバとイチジクの前菜」切って盛りつけるだけでお洒落
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・渋谷のイタリアン「メリプリンチペッサ 渋谷...
「海苔の佃煮チンジャオロース」具と絡む濃厚なコクと照り
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・長堀橋「和旬 撫子」の卜部吉恵さんに、意外...
赤提灯メニューを気軽に!「箱シューマイからのエビチリ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・五反田の小料理屋「きになる嫁デラックス」の...
「トンノ・エ・ファジョーリ」ツナ缶と白いんげん豆のサラダ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・門前仲町のイタリアン「トラットリア ブカ・...
「ザンギのアジアン風」パクチーの根っこを捨てずに活用して
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・池之端の創作ビストロ「Cise」の宮武郁弥...
うま味がジュワ~ッとにじみ出る「しじみ出汁巻き卵」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「がっしょ出雲」の野津宏太さん...
「仔羊のカレー煮込み 温玉のせ」卵を崩すタイミングに悩む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
生もと系の酒にぴったり「腐乳拌魚生(マグロの腐乳和え)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
「豚ひき肉とタケノコのレタス包み」パンチの効いた味と食感
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
みかんが香る「鯛のカルパッチョせとか風味のビネグレット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎...
2つの新食感「生マッシュルームとプチヴェールのサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺のイタリアン「パノラマ キッチン」の...
「カルボナーラ」多めの茹で汁でクリーミーな仕上がりに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡市・大濠公園近くのフレンチ「TTOAHISU...
「鶏のタコ焼き風」ソースとマヨネーズとかつお節で風味良し
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・江戸川区の立ち飲み居酒屋「カミナリ3ダー」...
【エビマヨとアボカドのパリパリピザ】餃子の皮でお手軽に!
 前回はパクチー餃子をお伝えしましたが、餃子の皮って……余りがちじゃないですか? そういえば冷蔵庫に餃子の皮が余ってたな...
ぐっち夫婦 2020-01-15 15:10 フード
「寅王しいたけのラクレットチーズ焼き」味のポイントは酒盗
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...