昭和のアッシーの令和版「ウーバーおじさん」の生態とは?

しめサバ子 マルチポテンシャライトライター
更新日:2019-10-02 06:00
投稿日:2019-10-02 06:00
昔懐かし「アッシー君」(写真:iStock)
昔懐かし「アッシー君」 (写真:iStock)

 古き良き昭和の時代、アッシーと呼ばれる種族が存在していました。

 アッシーとは女性が移動手段=足として利用する男性のことを指し、遊んだ後の終電時間や、学校が終わった後などに利用される姿が目撃されていました。

 アッシーの中心的な利用者は、バブル期にはその市場価値が最高に高まっていた女子大生などが中心。アッシーとして利用される層は、車を持っている大学生や若めの社会人でした。

 当時都内の大学では、帰宅する女子大生を待つ車が大学の前に数多く並んでおり、いかにグレードの高い車で、グレードの高い女子大生を迎えることができるかというのが、男の一つのステータスになっていたのです。

 そして時は過ぎ、車を都心で所有する男性の減少や、男女の価値観の変化によって、従来型のアッシーは姿を消していったのです。

 そんな、絶滅種となったアッシーですが、令和の東京では姿かたちを変え、アップデートして復活しているという目撃情報が上がってきました。

 そう彼らは、「ウーバー」となったのです。

ウーバーっていったいなに?

そもそも「UBER」って?(写真:iStock)
そもそも「UBER」って? (写真:iStock)

 さて、ウーバーを知らないという方もいるかもしれませんので、軽く解説を。

 ウーバー(UBER)とは、アプリ一つでタクシーやリムジンなどを好きな場所に簡単に呼べるサービスです。目的地を入れておけば、自動で決済もされるため、降りるときに面倒なお金の支払いもなく、非常にスマートな乗車体験を得ることができます。

 昭和のアッシーは令和の時代、こうしたアプリを使いこなす女性から、「ウーバー」と呼ばれているのです。

「今からウーバー呼ぶねー」

 と言った彼女が画面上に表示したのは、UBERのアプリではなくLINE。そして、名前のところにA君(ウーバー)と書かれたチャットが表示されたのでした。

ワンタップで呼べる抜群のユーザーエクスペリエンス

スタンプひとつで手軽に呼び出せる(写真:iStock)
スタンプひとつで手軽に呼び出せる (写真:iStock)

 ウーバーの魅力は、なんといってもその抜群のユーザーエクスペリエンス。

 アッシー全盛のころは携帯のない時代だったため、事前に電話で時間や場所などをやり取りし、待ち合わせをする必要がありました。ウーバーの場合は、「迎えにきて」みたいなスタンプと、位置情報を送れば、あっという真に手配完了。

 この手軽さこそウーバーが受けている理由かもしれません。

しめサバ子
記事一覧
マルチポテンシャライトライター
主に恋愛・性に絡むネタを執筆。ライター業以外にも法務や税務、イベント企画、プログラミング、起業、ひいては寿司を握るなど、興味を持ったことに手当たり次第に挑む。休日はシメサバ作りをこよなく愛する。
X

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


【ダイソー】スギ花粉に負けるな! 40女のお守りアイテム3選
 ついこの間「あけましておめでとう」なんて言ってたのに、いつの間にやら2月も終わりですよ。  まだまだ北風が冷たい...
お日様最高にゃ! 春が来た喜びを全身で表現する“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「桃」は最強の魔除けアイテム!食べてよし、飾ってよし。
 まもなく上巳の節句(桃の節句)。女の子のお節句でございますわよ。ひな祭りシーズンになるとお花だけでなくスイーツやグッズ...
「なんで風は吹く?」子どもの質問に知識以外で答えてみたい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
子育てをしたくない若者が急増!複雑に絡むネガティブな原因
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  先日、「子ど...
雪平莉左さんとリオの日常「人間の彼氏もお眼鏡にかなわないと絶対ダメ」
 私が24歳で上京したとき、一緒に東京にやってきてずっと同棲しているのがマンチカンの男のコ、リオです。  リオは高...
連れて帰りたい! 人懐っこすぎる“たまたま”の激レアショット
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
茜色に心和むひと時、だからこの時間が好きなんだ
 忙しない街にも訪れる特別な時間。  足早に歩く人々は顔を上げ、しばし空を仰ぎ見てから、また現実へと戻っていく。 ...
女+家=嫁…「嫁ぐ」と「結婚」の違いはある?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第68回「コウメばあちゃんはどこ?」
【連載第68回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
貸したお金を催促するのにこんな手が…! モヤモヤを解消するLINE3選
 人にお金を貸した後、なかなか返してくれなかったら、とても嫌な気持ちになりますよね。  とはいえ、お金の話は、言い...
電マの営業からラブホの清掃員へ…羞恥心とも戦うストリッパーが思うこと
『電マの営業・新井です!』(略して「電マの新井」)という新作が大変好評だ。  書店員にとっての新作といえば「新しく...
口喧嘩で負けたくない! 勝ちたい時に使えるマル秘戦術3選
 みなさんは誰かと口論になった時、どんな戦法で勝ちにいきますか?  方法は十人十色ですが、今回は代表的な勝ちパターン...
凍り付いた湖の夜が更けて
 もしも突然、この瞬間に、氷が解けたらどうなるんだろう。  そう思いながら、凍て付いた湖の上に立つ自分が結構好き。...
「レンジでゆたぽん」人気じわり..足を温めると眠りやすい!
「レンジでゆたぽん」を知ったのは、年末年始に長野県の義実家に行った時。寒がりな私を気遣って、義母が用意してくれたのです。...
青空にオレンジボディが映え“たまたま”の見返りメンチにキュン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...