エイジングケア専門医が語る「セックスと美容」の良い関係
自分に合ったダイエットや美容法を見つけましょう
――そして今、アメリカ大統領から表彰を受け、世界のミセスコンテストの中でも代表的な「Mrs.UNIVERSAL 2020」に挑戦中ということで普段気をつけていることは何ですか?
近藤「体重維持と日焼け予防と肌の保湿、この3つは絶対に欠かせません。特に体重は自分のベストが47kgで、増えるとすぐ1日ファスティングします。そして翌日のファスティング明けは野菜ジュースや卵や豆腐などタンパク質中心の食事だけで過ごして炭水化物は取りません。ベストな体重を維持するためには自分に合った方法を探すのが一番ですね」
――試行錯誤を経てそこにたどり着いたのですね。
近藤「そうです。40代前半までは生理明けのタイミングがファスティングに効果的でしたが、今は自分の感覚で行っています。年代によってバイオリズムの変化もあるので、そこは自分の体の変化を敏感に感じ取って」
――さまざまなダイエット方法を試したということですが、こんな体型にはこんなダイエットが良いなど、「相性の良いダイエット法の傾向」というのはあるのでしょうか?
近藤「一般的には下半身に脂肪がつきやすい洋ナシ型肥満には脂質制限、お腹にお肉がつきやすいリンゴ型肥満には糖質制限が適していると言われたりしますが、体型だけにとどまらず自身のバイオリズム、ライフスタイルに合わせたダイエットをすることが大事です」
――先生はファスティングのみで運動をしないのですか?
近藤「私はタイプで言うとリンゴ型。糖質制限とお腹周りのエクササイズが合いますが、ふだんの生活の中では運動の時間が取れず、食事制限が一番結果を出しやすく続けやすい手段なので、朝食を抜くことで約半日のファスティングを行い炭水化物を控えるダイエットを継続しています。ダイエットは一時的に行うものという認識を持たず、「ゆるめに」でも「継続できる」手段を選ぶことが成功しやすい秘訣だと思います」
――ダイエットを心がける上で、もっとも注意したいことや心がけたほうが良いことは?
近藤「そもそも太ってしまうのは食べた分のカロリーが消費しきれず蓄積していくためで、基礎代謝率がアップすればダイエットの成功率は高くなるといえます。基礎代謝率の高い体をつくるためには内臓の状態や血液の流れを良くすること、不要なものをきちんと排泄することが重要。そのためにも普段から腸内環境を整えることが大事です。痩せやすい体や美肌作りにも繋がりますよ。ヨーグルトや乳製品に含まれる乳酸菌には小腸で脂質や糖質の吸収を抑えて排出を促すので、余分な栄養の吸収を抑える働きがあり“腸内フローラ”のバランスを整えます。私もヨーグルトやサプリで乳酸菌をとるよう意識しています」
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