挿入の快感を疑似体験…新人アシスタントに衝撃の「洗礼」

神田つばき 女と性 専門ライター
更新日:2019-12-07 06:02
投稿日:2019-12-07 06:00
 短大卒業後、縫製会社から成人向けスカパー!アダルトバラエティ専門チャンネル『パラダイステレビ』に転職した吉永あずきさん。念願の映像業界への転職とはいえ、男性の欲望や妄想を満足させる番組を作る現場だ。女ばかりの会社で地道な仕事をしてきた27歳の女性には、想像すらしたことのない事態にも行き当たる。それは入社後1ヶ月のある日のことだった。

収録中に泣きながら知ったドキュメンタリーの感動

―エロの現場は想像とは違いましたか?

吉永「はい。入社1ヶ月、アシスタントのときに『女性器にどこまで大きいものが入るのか?』に、ある女優さんがチャレンジするという企画がありました。最終的にフィストファック(女性の膣に手首まで入れて子宮頸部を手指で刺激する行為)をする、という番組を担当することになって、風俗店に連絡を取り、フィストのできる女性を探してもらったんです。ところが当日になって、手首を入れる側の女優さんが体調不良でリタイアしてしまい、ディレクターから『じゃ、吉永がやれ』と。お前の手がいちばん小さいからって言うんですよ。膣に手を入れるなんて、普通ないでしょう?さすがにシャレにならないなと、こんなことさせられるなら辞めようかと、その場で悩んでしまって…」

―産婦人科医でもなければ触れることのない部位ですよね。

吉永「自分の手を女性のアソコに入れるなんて、一生ないし、入るとも思わない。でも、入ったんですよ…驚きしかありませんでした。骨の部分が締まってくるのと、入れた手に女性器の肉の厚みというか、まとわりついてくる感触が衝撃で。泣いてしまいました、ワーッて。そのときの映像が今でも残っているんですが、泣きながらフィストファックしている。すごい体験でした。

 それで気がついたんですけど、男子は自分のいちばん敏感な部位を、女性の、ふわーっとなっている肉の中に入れるわけじゃないですか。男性のSEXってどんなに気持ちいいんだろうって、自分の手を入れながら思いました。世界観が変わったし、これはドキュメンタリーなんだ!と、この瞬間にハッキリ意識しました」

―女性の体の神秘を体験したんですね。

吉永「はい、そのとき女性の先輩社員(現取締役)に言われたんです。私の面接官だった人です。『この経験はいつか吉永がP(プロデューサー)になったときの糧になるし、自分はこういう体験したんだよっていうのを話せる日が来るから』って。今だに電話するにも緊張して背筋がピーン!とします。尊敬する上司です。

神田つばき
記事一覧
女と性 専門ライター
離婚と子宮ガンをきっかけに“目がさめて”女性に生まれたことの愉しみを取り戻すべく、緊縛写真のモデルとライターに。私小説「ゲスママ」、イベント「東京女子エロ画祭」「親であること、毒になること」などを企画。最近は女犯罪者や緊縛表現者に関するZINEの制作・販売を開始。Xnoteblog

エロコク 新着一覧


セックス依存者が語る 実録「一夜限りの恋」の身の処し方
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
忘れた振りで「否認」を続ける私にストレスを溜めていく女
 異常な行動を繰り返す人間に関して、近年、サイコパスやソシオパスの研究が進められています。 サイコパス──先天的に...
肌を重ねなくても…脳への刺激が快感を呼ぶ“遠隔セックス”
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-11-13 19:28 エロコク
私は都合のいい女? 本命になれないセフレ体質女子の特徴4つ
 男女関係においてセフレ問題で悩んだことがある方は多いはず。 「エッチした途端、男性からの連絡が気まぐれに。都合が...
七海 2019-11-11 18:50 エロコク
優しく小刻みに…奥を丁寧にノックするピストンに身を委ねて
 ピストンバイブと聞くと、だいたいの人は激しい動きを想像されると思います。  がんがん突いてイカせちゃうぜ~! 的...
桃子 2019-11-11 01:55 エロコク
81歳恋人の浮気旅行をNYまで尾行…死にたくなった結末とは
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
窓の開いた部屋…女はなぜ全裸で床を拭いていたのか?
 翌日も何時間も彼女に全身を舐めら、彼女がまた寝入った後、私はバスルームに入りました。シャワーに打たれながら思いました。...
デリケートゾーンに潤いをプラス!濡れない痛みとサヨナラを
 多くの女性が、常に潤いを気にしています。肌、髪、そしてデリケートゾーンの潤いも。セックスのときは、膣内がちゃんと体液で...
桃子 2019-11-07 18:40 エロコク
性依存に調教され…脳みそ性器男の「浮気旅行」尾行を決意!
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
「私の胸も…」汗ばむ体を重ねてきたアラフィフ女の欲情
「ショックで頭が真っ白になる」とよく言いますが、これは実際に脳が起こす症状です。脳は強いストレスを受けると、一時的に血管...
アプリで会ったラテン系外国人の男は「天動説」を語り出した
 さて、出逢い系サイトもPCやガラケーからスマホに舞台を変え、マッチングアプリという何やら爽やかな名前に変化しました。 ...
男性向けアロマエステを副業にする女性たち…都内OLの告白
 消費税もとうとう10%まで上がり、都会で働くひとり暮らしのOLたちも大きな打撃を受けています。役職に就きでもしなければ...
挿入&クリトリス刺激…ダブルのエクスタシーに見舞われる
 バイブコレクターの私でも、女性がいちばん感じるのはクリトリスだということをよ~く知っています。男性とのセックスでもずっ...
桃子 2019-11-12 04:46 エロコク
それは男女間であれば法的にレイプと呼ばれる事件でした
 私へのセクハラがエスカレートし、私が拒絶するにつれて、彼女の仕事上でのパワハラも酷くなっていきました。ただこの時点では...
内頬を膨らませ…フェラチオの奥義を女流官能作家が教えます
 前回、官能小説における「オーラルセックスの奥義」をお伝えしたところ、ありがたいことに、男性読者さまからも「こんなふうに...
蒼井凜花 2019-10-22 06:00 エロコク
クリを優しく吸引…バイブとの合体技で多彩に楽しめる逸品
 クリトリスをそっと吸い上げつつ振動刺激を与える「吸引系」。この連載でも何度紹介したか分からないくらいですが、なぜこんな...
桃子 2020-01-11 06:51 エロコク