曖昧な関係だからこそ…セフレと上手につきあう方法とは?

大泉りか 作家・コラムニスト
更新日:2020-01-16 18:00
投稿日:2020-01-16 18:00

冷めやすい性格が幸いして…

「セフレを好きになることは、しょっちゅうですよ。でも、すぐに冷めるんですよね。

 好きになっても彼女がいたり、あとは相手が彼女を欲しくないっていうのがわかったら、すぐに諦めます。

 わたしは、自分から積極的にはなりたくないんです。彼女の地位にのし上がろうとかも、まったく思わない。

 セックスでもそうで、リードしてもらいたいんですよ。ちょっとMっぽいところもあるので、ベタベタに甘えて叩かれたりとか、つねられたりとかされるのが好きです」

 好きになった相手に振り向いてもらえないのがつらいのは、なかなか諦めがつかないから。「すぐに冷める」という性格がセフレとの関係を維持するのに、いい方向に働いているようです。

 一方で、「構って欲しい」という願望は、恋人よりもセフレ相手のほうが叶えやすいといいます。

自分の望む形の関係を作り上げることができる

「セフレの良さって性癖を出せるところでもありますよね。気を使わなくてもいいし、割り切ってるからこそ、全力で遊べるし、要求も通りやすい。

 おまけにいつまでもチヤホヤして、何度でも口説いてくれる……。セフレって、関係が続いても一年とかそれくらいなので、その儚さみたいなのがいいんです。

 曖昧だけど、途切れてるわけではない、断絶するわけではないっていう安心感。誰も何も傷かないし……得てるものもないですけど(笑)。いまってSNSがあるじゃないですか。わたしはセフレとSNSもつながるし、別れても、フォローを解除もしないです。

 彼氏はミュートしたりとかするんですけど、セフレって、基本的には友達なので。それで、たまに投稿を見て『幸せになってよかったじゃん』とか『生きてるな』とかって思うのが好きです」

 セフレという曖昧な関係だからこそ、決まり切った形ではなく、自分の望む形の関係を作り上げることが出来る。程よい距離感で付き合う方法を身に着けることこそが、セフレと上手にやっていくコツなのかもしれません。

大泉りか
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作家・コラムニスト
ライトノベルや官能を執筆するほか、セックスと女の生き方や、男性向けの「モテ」をレクチャーするコラムを多く手掛ける。新刊は「女子会で教わる人生を変える恋愛講座」(大和書房)。著書多数。趣味は映画(映画館で年間100本以上)、海外旅行。愛犬と暮らして14年目の犬飼い。X

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