テンメンジャンを使った「マグロユッケ」甘めの優しい味わい

コクハク編集部
更新日:2020-03-19 08:54
投稿日:2020-03-19 06:00
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに、ピリ辛ではない本格派「マグロユッケ」のレシピを教えていただきました。

好みで味付けするのも楽しい

「普通、マグロユッケはコチュジャンを使うことが多い。でも、これはテンメンジャンを使っているんです」とは富成さん。

 ほのかに香るワサビの風味に、甘めの優しい味わい。一般的なピリ辛のマグロユッケとは、また違った味が楽しめます。

「焼き肉店でテンメンジャンが入ったユッケを食べて、それをヒントにマグロでも代用できないかと思って作ったんです」(富成さん)

 バリエーションも豊富です。

「辛いのが好きならば、これをベースに豆板醤を入れるやり方もある。ワサビを多めに入れるのもいいでしょう。好みで味付けするのも楽しい。締めのご飯にのせて、ユッケ丼という食べ方もあります」(富成さん)

 調理もお手軽簡単。ちょっとしたひと手間で、おいしい晩酌が楽しめます。

【材料】

・マグロの赤身 100グラム
・卵の黄身    1個
・万能ネギ    適量
・調味料
・醤油 小さじ1から2(好みで)
・テンメンジャン 小さじ2分の1
・ごま油     適量
・ワサビ     適量

【レシピ】

 マグロを切って、調味料とあえる。卵の黄身をのせ、切った万能ネギをかけて完成。

本日のダンツマ達人…富成勝さん

▽とみなり・まさる
 1973年、東京都出身。調理師学校を卒業後、料亭や創作和食の店で修業を積む。2014年に「まる富」をオープン。日本料理一筋20年。

▽魚菜 まる富
 店長の富成さんが兄弟で経営している海鮮居酒屋。毎日、豊洲から新鮮な魚介類を仕入れており、日替わりで旬の食材を味わえる。酒も各種揃えており、中でも日本酒のラインアップが豊富。飲んべえたちで、いつもにぎわっている。東京メトロ日比谷線の築地駅から徒歩1分。
東京都中央区築地3―11―6 築地スクエアビル1階
℡03・6264・1360

(日刊ゲンダイ2019年4月24日付記事を再編集)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

フード 新着一覧


うま味がジュワ~ッとにじみ出る「しじみ出汁巻き卵」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「がっしょ出雲」の野津宏太さん...
「仔羊のカレー煮込み 温玉のせ」卵を崩すタイミングに悩む
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・神保町のバル「Bal Marrakech」...
生もと系の酒にぴったり「腐乳拌魚生(マグロの腐乳和え)」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・千歳烏山の台湾料理店「天天厨房」の謝天傑さ...
「豚ひき肉とタケノコのレタス包み」パンチの効いた味と食感
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の和食店「魚菜 まる富」の富成勝さんに...
みかんが香る「鯛のカルパッチョせとか風味のビネグレット」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は兵庫県・加古川のビストロ「ビストロ・エピ」の宮崎...
2つの新食感「生マッシュルームとプチヴェールのサラダ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・吉祥寺のイタリアン「パノラマ キッチン」の...
「カルボナーラ」多めの茹で汁でクリーミーな仕上がりに
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡市・大濠公園近くのフレンチ「TTOAHISU...
「鶏のタコ焼き風」ソースとマヨネーズとかつお節で風味良し
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・江戸川区の立ち飲み居酒屋「カミナリ3ダー」...
【エビマヨとアボカドのパリパリピザ】餃子の皮でお手軽に!
 前回はパクチー餃子をお伝えしましたが、餃子の皮って……余りがちじゃないですか? そういえば冷蔵庫に餃子の皮が余ってたな...
ぐっち夫婦 2020-01-15 15:10 フード
「寅王しいたけのラクレットチーズ焼き」味のポイントは酒盗
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は北海道・札幌の和食店「酒と肴 類」の菊岡正輝さん...
味わいに変化 「チーズの味噌漬け」3日目と7日目を食べ比べ
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・築地の創作和食店「やまだや」の高山和慶さん...
「干し柿バター」切って“酒マリネ”をして混ぜて待つだけ!
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の居酒屋「赤坂 まるしげ」の与那覇朝雄...
「千枚蕪と柿の酢物」シャクシャクとトロッのハーモニー
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は福岡・中央区にある「博多料亭 稚加榮」の平山克浩...
生のカリフラワーを使うのがポイント!「いもフラワー」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・有楽町のフレンチレストラン「Restaur...
彩り野菜と塩がうまさを引き立てる「鯛のカルパッチョ」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は大阪・西区のイタリア料理店「トラットリアパッパ」...
ふわっとした食感に仕上がる「白子のバターしょうゆ焼き」
 伝説の達人に聞く、男子が泣いて喜ぶおつまみ。題して“ダンツマ”。今回は東京・赤坂の和食店「多に川」の阿部学さんに、軽い...