初めては小学生…オナニーにハマった女性が知った自分の魅力

大泉りか 作家・コラムニスト
更新日:2020-03-27 06:00
投稿日:2020-03-27 06:00
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと主体的に性を楽しめるようになる。女性の様々な性癖に迫ります。

小学校低学年で快感に目覚める

 ほんの数十年前まで、女性がマスターベーションをするのは、「普通ではないこと」「恥ずかしいこと」とされていました。女同士であってもそのことについては、なんとなく話しにくく、ゆえに気持ちのいいやり方を共有し合う機会もほとんどありませんでした。が、最近では、マスターベーションをすることは、当然のこととなり、様々な女性向けグッズも売られ、多くの女性が「自分の好きなマスターベーション」を追求するように。

 今回、お話を聞かせていただいたMさん(20代後半、医療関係)も、マスターベーションを楽しんでいるひとり。いったいどんな性癖を満たしているのでしょうか。

「もともと、いわゆるクリ派なんです。自慰をする時は、電マと中用のバイブと両方使って、クリでイった後にバイブを膣に入れるっていうのが最高に好きで、それをずっとやってきました」

 Mさんがクリトリスの快感を知ったのは、小学校に入ってすぐのころ。当時流行していたパソコンのフラッシュ動画を見ていたところ、たまたまハッキングされ、そこに表示された某アニメのキャラクターをパロディ化したアダルトサイトを見たことがきっかけでした。

 うつ伏せの体勢で、ズボンの上からクリを押すスタイルのオナニーからスタートし、やがて中学生になると、両親の電気マッサージ器をこっそりと使用して、すっかり虜に。うっかり長時間使いすぎて、熱暴走で溶かしてしまって、自慰を勘ぐられたこともあったといいます。

オナニーで“連続絶頂”を経験

「クリも中も、どっちも気持ちいいんですが、クリの方が頭と直接、繋がってる感じがありますね。中はずっしり重いんですが、クリは頭で弾ける感じで。クリで何度もイってるうちに感覚が敏感になっていくのが好きです。私はだいたい6回目にイったあたりから、頭が真っ白になる感じがします。一度のオナニーで何回くらいイクかっていうと、自分が満足するくらい、というアバウトな目安でやっているのですが、だいたい10回くらいが目安でしょうか」

 いわゆる“連続絶頂”をオナニーで実現しているMさん。しかし、連続絶頂のハードルは、一度イクとくすぐったくなってしまうこと。ゆえにオナニーでそれを実現するのは、なかなか難しくもあります。なにかコツがあるのでしょうか。

「イった後に、くすぐったさを我慢して、必死にまた良いところを探す作業から始めます(笑)。ただ、最近はクリと膣への刺激を、交互に繰り返すやり方を採用しているので、膣を刺激している間に、クリの休憩が出来ているのかもしれません。クリだけでするなら、そうですね……コツとはいわないかもしれませんが、足を開いた状態で、電マを当てることを意識してます。以前は、足を伸ばして――いわゆる足ピンっていうスタイルでしていたんですが、でも、足を開いてイクのを練習したら、そっちのほうが何倍も気持ちよくて何度もイケるってことに気が付いたんです」

自分の魅力を高める行為

 マスターベーションで“連続絶頂”を楽しんでいるMさんですが、相手のいるセックスはどうなのでしょうか。

「実は一度だけ、電マを使うのが好きな男性とお付き合したことがあります。そもそも今の足を開いてする自慰の方法も、その人がきっかけだったんですが、その人と別れて以降は、自慰とセックスとは別物で考えています。もちろん、性的に合致する人がパートナーだったらいいなとは思います。でも、1人でも出来ることだって割り切ってしまってからは、あんまり重要視をしなくなりました」

 そんなMさんにとってオナニーとはいったいどんなものなのでしょうか。

「自分の魅力を高めるものだと思います。気持ちいいってことも、潤いですし、自分はこんなに可愛いくなれるって感じることのできる行為です。でも、一番感じた副次的効果は、感度が良くなって普通のセックスでも楽しめるって事ですね。相手にも喜んで貰えますし、『セックスする時の私はお前が今まで抱いてきた女の中で一番可愛いだろう!?』って気持ちでやってます」

 快感を得るばかりではなく、自分への自信をも身に着けられる。メリットだらけのマスターベーション、あなたは楽しめていますか。

大泉りか
記事一覧
作家・コラムニスト
ライトノベルや官能を執筆するほか、セックスと女の生き方や、男性向けの「モテ」をレクチャーするコラムを多く手掛ける。新刊は「女子会で教わる人生を変える恋愛講座」(大和書房)。著書多数。趣味は映画(映画館で年間100本以上)、海外旅行。愛犬と暮らして14年目の犬飼い。X

エロコク 新着一覧


男女に聞いた「女性のアンダーヘア事情」どこまで処理する?
 女性のみなさん、アンダーヘア、つまり陰毛の処理はどのようになさっているでしょうか。  10年くらい前まではみんな...
アブノーマルプレイ初心者へ…細いボディーが優秀な相棒に
 コスメブランドが1シーズンに数種類のカラーの口紅を出すように、ラブグッズの世界にもシリーズ展開しているブランドがありま...
桃子 2019-11-12 04:43 エロコク
3Aを求める他力本願な自己実現女が騙される救世主男子よ
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイッ...
“ママ活”マンガ 男性用と女性用を読み比べたら全然違った
「ママ活」という言葉が盛んに使われるようになったのは、2018年後半頃から。そこから半年ほどを経て、いよいよ「ママ活」を...
内藤みか 2020-05-20 11:23 エロコク
女性器リノベに投資する女たち#2…小陰唇縮小術の費用と中身
 日々鏡で顔を見ない女性はほとんどいないと思いますが、「自分のアソコを毎日見てチェックしている」という女性もまたほとんど...
内蔵されている“舌”が高速で…あっという間に昇天してしまう
 今年一番、勢いのあるメーカーといわれているのが「P×P×P」。ポップなデザイン&パッケージとお手軽価格とで、ネットショ...
桃子 2019-11-12 04:43 エロコク
全SNS利用者が読むべき太宰治に学ぶ【恥】リスクヘッジとは?
 48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイットボーイというよ...
女性器リノベに投資する女たち#1…最も多い“小陰唇”の悩み
 20~40代のOLのうち60%近くの女性が、自分の性器の形状にコンプレックスを感じている、という出版社の調査がありまし...
じんわり穏やかな快感…欧米で流行の“あてがう系”ローター
 一見するとPC用品? 昨今のラブグッズは“いかにも”なものがどんどん減っていますが、これはその中でも群を抜いてグッズら...
桃子 2019-11-12 04:42 エロコク
プラトンで分かる 2500年ぶりに令和に蘇った【エロス】とは
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋。男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットなイット...
男心の大事なポイントは「アダルトビデオ」が教えてくれます
 映画観放題の動画配信サービスはいくつもありますが、実はアダルトビデオ観放題の配信サービスも存在しています。なかには月額...
内藤みか 2019-07-18 06:00 エロコク
“セックスをすると綺麗になる”は本当か? 理学療法士が検証
「セックスをすると綺麗になる」そんな話を耳にしたことはないでしょうか。実際のところどうなのか、なぜ綺麗になるといわれるの...
山本茜 2019-08-14 16:06 エロコク
気づけば奥にまで…初めての女性にもオススメな“植物的”形状
 ずっと以前に読んだ官能小説で、女性主人公が常夏の異国で出会った年下男性の“彼自身”について、「細長くて、植物のような」...
桃子 2019-11-12 04:42 エロコク
蜜月編<2>言いまつがい【滑舌悪いVS耳遠い】頂上決戦
 わたしとひろし(非仮名w)の48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。...
自意識を吹き飛ばす シャイな女性が目覚めた“見られる”快感
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-07-11 18:00 エロコク
彼を恋の虜に…男性を100%本気にさせる「スンドメ」の美学
 皆さん、今少し気になっている男性はいらっしゃいますか? 願わくば、気になっている男性に振り向いて欲しいと思うのが女心だ...