見た目が“イタい”オトナ女子が気をつけるべき3つのパーツ

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2020-04-04 06:00
投稿日:2020-04-04 06:00
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。前回に引き続き、イタいオトナ女子について――。そういう女性は、街を歩いているとなぜか目につきますが、自分がそう思われているとは、だれも知りません。「他人のふり見て、我がふり直せ」といいますから、そんなイタい女性の傾向と対策を紹介しましょう。

ちょっと待った! そのまつ毛

欲張りすぎない方が若く見えるかも(写真:iStock)
欲張りすぎない方が若く見えるかも (写真:iStock)

 30代の女優、石原さとみさん、長澤まさみさん。40代の女優、木村佳乃さん、吉田羊さん。50代なら、石田ゆりこさん、黒木瞳さん。皆さん、圧巻の美人揃いです! 名前を挙げだしたらキリがないほど、素敵なアラサー・アラフォー・アラフィフの芸能人は沢山います。まさしく美のお手本です。

 その共通点のひとつとして、まつげエクステ感はありません。施していたとしても、かなり控え目で他人が気付かない程度です。

 まつエクをしている女性への感想ですが、半分以上の女性がハッキリいって似合っていません。派手にバサバサと見せたいのであえばアリですが、キレイに見せたいなら工夫が必要です。その目の形に、そのまつ毛はちゃうやろーという、実に不自然なことになっている人が多いのです。

 それでも、お化粧が楽チンだから等の理由でまつエクをするのであれば、長さと本数を欲張り過ぎないことです。何度も言いますが、似合っていなくても、イマイチな場合でも、他人は指摘しません。

 30代ならまだギリギリセーフでも、アラフォーになりますと、盛り過ぎたまつエクは“色気ババア”化します。オトナの色気は品格がモノを言います。モデルさんたちがアイラインとシャドーとマスカラ。アイメイクに関してどれか一つだけしか使えないとしたら、迷わずマスカラを使うと即答するほど、まつ毛の印象はとても大切です。

髪は顔の額縁です

短い髪で若々しい印象に(写真:iStock)
短い髪で若々しい印象に (写真:iStock)

 グレイヘアを売りにしているフリーアナウンサーの近藤サトさんは、皆さんもご存じかと思います。顔立ちがお綺麗な近藤さんですら、実年齢より上に見えるのはグレイヘア(白髪)だからではないでしょうか。

「白髪染めをやめましたけど、女を捨てたつもりは全くありません」と近藤さんがおっしゃったように、お手入れをしているグレイヘアと、おさぼりの白髪では雲泥の差ですが、一般人の私たちにはグレイヘアは加齢が故の白髪でしかありません。

 髪に限っては洋服と違い、“ミスマッチを狙えない”と断言できます。例えば白髪がちらほらで巻髪でロングだと目があてられません。かなりオバ度は上がります。そして、手入れが行き届いていない枯れ木のように痛んだロングヘアもバッサリと切ってしまうのもいいかもしれません。長さだけに固執しているロングヘアはイタいオトナ女子に多いのです。

 後ろから見たら若いと思い、前に回り込んで見るとオバさんだったという女性のことを一度は見聞きしたことがあると思います。もちろん服装もありますが、共通事項の一つとして髪が長い女性です。

 背の高い女性と男性的な顔立ちのオトナ女子はロングのほうが引立ちますが、それ以外であれば、ヘアスタイルを変えて後ろから見た違和感がなくなるように、ぜひアップグレードしてください。

好きな色や服が似合うと思う勘違い

ガーリーすぎる服はもう卒業(写真:iStock)
ガーリーすぎる服はもう卒業 (写真:iStock)

 私の娘は19歳の時、ある店で紺のギンガムチェックのワンピースを試着しました。膝丈のAラインがとても似合っていました。母としても「いいな」と思いながら見ていて、娘も気に入ったようでした。

 すると、タイミングよく、40代と思われる女性が同じワンピを手にして試着室へ。見てもらった店員さんに「お似合いですよ」と薦められ、「買います」と着替えてレジに向かったのです。

 娘はどうしたかというと、結局、そのワンピースを買いませんでした。その女性の試着姿が、イタかったのです。

 自分の好きな服が、周りから見て必ずしも似合うとは限りません。娘はそこに気づいたのです。その女性は、私から見ても、かなりイタイ大人女子でした。

 では、どうすればイタさが緩和するのでしょうか。30歳くらいを境に好みのアイテムでも切り替える方がいいでしょう。そんなアイテムをまとめてみました。

・膝丈のフレアスカート
・チュールレースのスカート
・ミニのタイトスカート
・大きいロゴやキャラクターが描かれたトップス
・リボンやフリルのガーリー系
・ダメージデザインの破れたパンツやシャツ
・オフショルダーや肩を出したセクシー系
・ギンガムチェックなどの子供柄
・カチューシャ
・フワフワしたファーのピアス
・短いスカートで生足

 これらを少し意識し排除するだけで、イタさがずいぶん解消され、キレイなオトナ女子に近づきます。

「私、パステルピンクとフリルが大好きで、そんな服をつい選んじゃうんです」とおっしゃるアラフォーさんには“化粧ポーチかハンカチにしたらどうでしょうか”と小物にシフトするようにアドバイスします。

 好きなものと似合うものは違います。しかし、年を重ねないと似合わないものも沢山あります。引き出しに眠っているダイヤの指輪などは典型的な大人の小道具です。

 宝石こそ子供には似合わないアイテムです。ぜひ引っ張り出して普段使いにしてください。リアルな等身大の自分を知って、素敵なオトナ女子を目指してくださいね!

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

ビューティー 新着一覧


黒髪が似合う人は永遠の憧れ…自分はムリ?しっくりこない時の処方箋
 黒髪が綺麗に映えるアンニュイな印象の女性、憧れてしまいますよね。そんな女性にはいくつか共通点があります。今回は黒髪が似...
40代寒さ対策に使える“下半身のあいつ”…レギンスとスパッツの違いは?
 肌寒くなってきたこの頃、足元も冷えてきますよね! 秋冬の冷たい足元に活躍するのが、レギンスとスパッツです。でも、「そも...
ネット通販たとえ安価でも1着だって失敗したくない! 守るべき5つの鉄則
 なかなか自分の時間がとれない40代女性に人気なのが、洋服のネット通販ですが、届いた洋服が紹介されていたものと違いすぎて...
ハードルは低く!40代から10年後に差がつく「ついで美容」ポイント3つ
 美容というと、エステに行ったり、高級なスキンケアアイテムを購入したりといったイメージがありますよね。でも、本当に美しい...
白髪、薄毛、パサつき…40代はショートヘア? デメリットをおさらい
 40代を過ぎると、白髪やパサつき、薄毛などいろいろな髪の悩みが出てきますよね。ケアやメンテナンスが楽な「ショートヘア」...
運動習慣がものをいう!40代からでも始めやすいスポーツ5つ
 若い時に比べて、筋力や代謝が落ちてくる40代。「いい加減健康やダイエットのために、運動でもはじめようかな」と考えている...
【節約】ホームケアで輝く髪へ!40代でもサロン級のツヤ髪に
 美容院に行くたびに、できるならトリートメントを追加でお願いしたいところです。  しかし最近は節約モードに入ってい...
今すぐできる糖質対策!【専門家監修】意外と知らない糖質のキと摂取法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ちょっとの油断で眉頭が大惨事に…こっそり笑われてるかも!? 眉メイク3選
 眉メイクは自由自在に雰囲気を変えることができる一方で、一歩間違えるとせっかくのメイクが台無しになってしまいますよね。 ...
うっわ…どこまでOK?男性がつけるアクセサリー“ありorなし”の境界線
 女性にとっては、おしゃれに欠かせないアクセサリーですが、男性がつけると賛否両論あるようです。やはりチャラいイメージを持...
不安定な「40代秋肌」は洗顔を見直す!美容家激推し“裏ワザ”グッズ3選
 夏から秋へと季節が変わる今は、40代の肌はどうしても不安定になりやすいもの。部分的に脂っぽかったり毛穴が気になったり、...
デリケートゾーンの改善策に辿り着かない叔母…保湿オイルを勧めてみた
「デリケートゾーンケア」や「フェムケア」というワードは、雑誌などのメディア上では当たり前のものとなったけれど、どれくらい...
最近“老けて見える”と嘆く40代女性! 避けたいNG眉色と若見えのコツ
「メイクをしたのになぜかげっそりして見える」「最近なんだか老けた?」と感じているアラフォー女性の皆さん。もしかしたらその...
来年の夏までさようなら「サンダルを長持ちさせる」保管前のお手入れ方法
 夏に大活躍したサンダルですが、しっかりお手入れしておかないとすぐにダメになりますよね……。今回は、「来年の夏も綺麗にお...
ムダ毛処理は義務ですか? 毛を剃らない理由から考える“疲れない”美意識
 近年は、性別や働き方、美の基準など、あらゆる価値観が新しくなり、多様化した時代になっていますよね。中でも注目したいのが...
天然ヘアカラー剤「ヘナ染め」の末路は? 知っておくべきデメリット5つ
 おしゃれのためのヘアカラーと必要に迫られてする白髪染め、どちらもアラフォーにはおなじみです。こんなに続けて髪が傷まない...