“女の勘”はある! 嘘を見抜ける理由&疑う前にできること

リタ・トーコ ライター
更新日:2020-04-08 06:00
投稿日:2020-04-08 06:00
「女の勘はするどい」と、聞いたことがある方は多いでしょう。男性からしてみると厄介な“女の勘”ですが、実は不思議と当たってしまう根拠があったのです。そこで、“女の勘”が当たる理由や、その“勘”が働いた時、疑う前にできることをご紹介していきます。

“女の勘”はある! 納得の3つの理由

「いつもと違う彼の様子にピンと来て問い詰めたら、彼の浮気が発覚した」というケース、意外とたくさんありますよね。この「ピンと来させる」のが、今回のテーマである“女の勘”です。

 まずは、女性の勘がするどい3つの理由をチェックしていきましょう。

1. 脳の仕組みが“勘”を働かせるから

 人間の脳には、左脳と右脳があります。左脳は言語や計算など、論理的思考を司る働きがあり、対して右脳は記憶、想像力、直感力などを司る働きがあると言われています。

 脳の中には、この左脳と右脳を結びつける「脳梁」という部分がありますが、女性はこの脳梁の数が男性よりも多く、一説によると男性の1.5倍も細胞が密集しているそう。

 つまり、右脳で感じたことをスムーズに左脳に伝えて判断を行うため、男性のちょっとした変化などを見て瞬時に「怪しい!」と感じることができるのです。

2. 子育てをする使命があるから

 大昔から、女性には「子育てを行う」という使命があります。子育てをする上で大切なのが、言葉を話すことができない赤ちゃんの表情や泣き方を見て、「今、何を訴えているのか」を判断すること。いち早く様子の変化に気づくことで、命の危険を察知することもできますから。

 この「気持ちを読み取る」というスキルは、男性よりも女性の方が優れていると言います。ただ、現代では、育児に協力的な男性も勘がするどい傾向にあるのだとか。「勘」というのは、環境に順応した結果によって生まれるものなのかもしれませんね。

3. 自分を守るための本能

 昔は社会的にも、「男性は強く、女性は弱いもの」という考えが一般的でした。さらに、立場だけではなく、女性は男性よりも体格が小さく、力も弱いことがほとんど。そのため、女性は自分で自分を守る「自己防衛の本能」が研ぎ澄まされてきたと言います。

 たとえば、その本能の1つが「マルチタスクをこなせること」。左脳と右脳の間の情報交換がスムーズなため、1つのことに一点集中する男性に対して、女性は同時にいくつかのことをこなすことができる傾向にあるそうです。

 先にご紹介した脳梁の数に関係してきますが、情報処理能力に長けているため、勘がするどいのでしょう。

恋愛で“女の勘”が働いたら? 彼を疑う前にできること

「この道を通らない方が良い気がする」「この子、結婚しそう」など、“女の勘”は、さまざまなシーンで自然と働くものです。でも、もっとも注目されるのが、恋愛での“女の勘”。もしも、彼を「怪しい」と感じた時には、どうすれば良いのでしょうか?

怪しいと思った理由を突き詰める

 恋愛で“女の勘”が働く時、その多くが「彼の嘘」に対してでしょう。でも、その自分の“女の勘”を信じて、いきなり彼を疑ってかかるのは危険!

 根拠もないのに「怪しい」と疑われてしまったら、実は“シロ”だった時、あなたに対しての不満や、不信感が生まれることは避けられません。まずは、怪しいと思った理由を突き詰めて考えてみましょう。いつ、どこで、なぜ、そう思ったのかを書き出してみたりと、冷静な視点で検証することが必要です。

自分自身が心配しているだけではないのかを考える

 “女の勘”が働き、言いようのない不安感を覚えた時、自分自身がただ疑心暗鬼になって心配しているだけではないのかを考えてみることも大切です。

 誰だって、嘘をつかれるのは嫌なもの。しかし、彼を疑ってしまうタイプの女性は、過去に浮気などをされてトラウマを抱えていたり、彼に依存していたりなど、感情の振り幅が大きく、過度に不安に陥ってしまう傾向にあります。

 しっかりした証拠でもない限りは、問い詰める前に自分自身の心と向き合ってみましょう。

浮気をしていない男性の3つの特徴

 恋愛をする上で、浮気を心配し続けるのは辛いものです。もしもあなたの“女の勘”が、彼の「浮気」に対してピンと働いたら、以下の3つの特徴をチェックしてみてください。きっと、安心できることもあると思います。

1. 外見に無頓着

 男性に限ったことではありませんが、浮気をすると、人は外見に少なからずこだわりを見せるようになります。見慣れない服が増えたり、髪型をやけに気にするなど、いつもと違うことをし始めたら注意が必要かも。

 しかし、外見に対して彼が相変わらず無頓着な様子を見せているのであれば、浮気を疑うのは早計です。しかし、もともとおしゃれ好きな男性であることもありますし、あなたの前でだけそういったフリをしている可能性もあるため、“女の勘”は引き続きスタンバイさせておきましょう。

2. 何を聞いても答えてくれる

 たとえば、スケジュールなど何を聞いてもすぐに答えてくれるのであれば、彼は潔白である可能性が高いと思われます。

 あれこれ聞かれることを嫌う男性は多いですが、特に浮気をしている事実に触れると男性は饒舌になるか、機嫌が悪くなるか、もしくは焦って挙動不審になるか、など、とにかく不審な行動になりがち。

 やましいことがなければ、きっと目を見てきちんと話してくれるはずです。ただ、あなたの誕生日など、特別な日のサプライズを用意したりする時には、話をはぐらかされる場合もあるため、日付に注目してみるのも良いかもしれません。

3. いつでも連絡が取れる

 いつでも連絡が取れる彼であれば、浮気なんて疑う余地もないでしょう。ただ、浮気を疑う時、女性はほんの些細なことで不安になってしまいます。

「昨日は連絡がなかった」「夜に連絡がつながらないなんて何してるんだろう」など、ちょっとしたほころびが“女の勘”を呼び覚ますのです。

 不安になったら、あれこれ考えずに連絡をしてみては? 意外とあっけらかんと電話に出て対応してくれる彼の姿を見て、女の勘はひゅっと身を潜めるかもしれません。

“女の勘”よりも目の前の相手を見つめよう

 “女の勘”の根拠を見て、「やっぱりね!」と言いたくなった方も多いでしょう。でも、女の勘が働く時、そのほとんどが自分にとってあまり嬉しくない結果になるのも事実。

 時に男性は、「疑うなんて、信用していない証拠!」と怒ったりもします。でも、「疑いたくなるような行動をするな!」と言いたいのが女性。

 でも、個人的には、世の中には“女の勘”を働かせすぎない方が良いこともある、とも思うのです。もしも、“女の勘”で心がざわついたら、そんな時こそ目の前の相手を見つめて、自分の納得できる方法で愛情を確認してくださいね。

リタ・トーコ
記事一覧
ライター
引きこもり既婚ライター。夫とのゆるい幸せを楽しみつつ、つい浮つく。類は友を呼ぶのか、周りに似た友人が多い。人生1回きり。興味に負け続ける女。好きな言葉は「自己責任」。

ラブ 新着一覧


高嶺の花より手頃な花! 「絶世の美女はモテない」は本当?
 誰もが憧れるようなルックスと、それだけにとどまらない内面的にも賞賛できる女性を“高嶺の花”と呼びます。彼女たちは、常に...
東城ゆず 2019-07-11 07:26 ラブ
うるさーい! 意識高すぎる「ロジハラ男」に気をつけて…!
「最近の若いのは何でもハラスメントにしやがる……」  そんな中年男性のぼやきも耳に入る今日このごろ。セクハラはもちろん...
ミクニシオリ 2019-07-10 06:00 ラブ
男性が浮気したくなる理由と浮気をさせない女になる方法3つ
 男性に浮気されたとき、多くの女性は辛いですよね。見下されて、踏みにじられたようで怒りも湧いてくるはず。思わず「なんでこ...
東城ゆず 2019-07-09 06:00 ラブ
モテる女は顔じゃない…美人でなくても彼氏が途切れない秘密
 結婚につながる恋コラム第9回は、モテるためのスキルについて。皆さんの周りで常に彼氏がいる女性ってどんな女性ですか? 今...
山本早織 2019-07-09 06:00 ラブ
恋人と知り合うきっかけ 米国は4人に1人がマッチングアプリ
 日本ではなんらかの婚活(恋活)サイトやアプリで知り合い、結婚に至った人が約5%いるそうです(「婚活実態調査2018」リ...
内藤みか 2020-05-20 11:22 ラブ
カップルの喧嘩の原因って? 彼にムカついたら試すべき方法
 彼との喧嘩はムカつくことも多いですよね。 女性からしたら「どうして、理解してくれないの?」と思います。カップルの喧嘩は...
東城ゆず 2019-07-08 06:00 ラブ
ど本命な彼を落とすには胃袋を掴むより衝撃なメス力を養え!
 電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』(KADOKAWA)の著者で恋愛コラム...
神崎メリ 2019-07-07 06:00 ラブ
運命の歯車? 鬼嫁と結婚してしまった男性の悲劇的な経緯3選
「鬼嫁」と評される女性と結婚してしまった男性には、どんな経緯があるのでしょうか。魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析...
並木まき 2019-07-06 06:00 ラブ
結婚式をしないカップル急増…若者が“あえて式をしない”理由
 筆者は二度結婚しています。いずれも結婚式を挙げたことがありません。周囲にも結婚式を挙げないことを選ぶ友人が多くいます。...
東城ゆず 2019-07-06 06:00 ラブ
別れた恋人と友達になれる? “元カレ友達”の良い所と悪い所
 私は元カレと友達になることができない女です。別れる時にはなぜか「訴えてやる!」「結婚詐欺だ」と罵られるか(注:交際相手...
深志美由紀 2019-07-06 06:00 ラブ
ハイスペ男子と結婚したい!本命彼女になるための戦略とは?
「お金持ちなハイスペ男子と結婚したい!」  結婚相手として「低依存・低姿勢・低燃費・低リスク」の4低男子の株が上が...
伊藤早紀 2019-07-05 06:00 ラブ
美女と野獣カップルはなぜ成立する? 真実の愛の探し方
 美女と野獣カップルとは、ディズニーの名作『美女と野獣』になぞらえた「綺麗な女性 & 残念な容姿の男性(以下ブサメン)」...
孔井嘉乃 2019-07-05 06:00 ラブ
旅先でレンタル彼氏を利用する女性…私も試してみました
 ひとり旅の道中、誰かと話をしたくなる時がありますよね。そんな時にその土地のレンタル彼氏を呼び出すという女性がいます。現...
内藤みか 2019-07-04 06:00 ラブ
過去の女性リストも…狂気を感じる「エクセル男子」の生態
 社会人の必須スキルともいえる、表計算ソフト「Excel」。皆さんはスマートにエクセルを使いこなせていますか? 先輩の男...
しめサバ子 2019-12-26 06:43 ラブ
泣く子どもにチッ! 男を凍りつかせた婚活女子の無意識行動
「なぜあの人は、あんなに美人で才色兼備なのに結婚できないんだろう?」という婚活女性、誰しも周りに1人はいるのではないでし...
田中絵音 2019-07-02 06:01 ラブ
結婚相手は「家庭的な女性がいい」という男性の恐るべき本音
 男性が結婚相手に選ぶ女性のタイプとして人気な家庭的な女性。よく言われるところですと「結婚と恋愛は別」という言葉が示す通...
しめサバ子 2019-07-02 06:10 ラブ