余ったバゲットを有効活用
家庭用にバゲットを買ったら、余らせてしまう。フランスパンは少量でも食べ応えがあって、なかなか減らない――。そんなバゲットを活用し、ホームパーティーの定番、カナッペをイメージした逸品です。
春先から夏場にかけて旬の新じゃがは、水分量も多いので、舌触りはしっとり。歯応えのあるフランスパンとのコントラストが面白いですね。
「チーズはバジルとも、じゃがいもとも相性がいいんです。味に深みを足すためにアンチョビーとニンニクを混ぜています。各具材をもっと小さく刻んで、食パンの上にのせて焼くと、ピザトースト風になります」
バゲットはかぶりついても、つまめる大きさにカットしてもOK。味はしっかりめなので、ハイボールや白ワインのスッキリしたお酒が恋しくなります。
【材料】
・新じゃが 2個
・ニンニク 半分
・市販のバジルペースト 適量
・アンチョビー 2~3本
・ブルーチーズ 40グラム
・パルメザンチーズ 適量
・バゲット 20センチ程度
【レシピ】
(1)新じゃがを茹でて食べやすい大きさに切る。
(2)バゲットの中央をくりぬいて器にする。パンの中身は一口大に切る。
(3)アンチョビー、ニンニクはみじん切り、ブルーチーズは1センチ角に切る。
そこに新じゃが、一口大のパンと市販のバジルペーストを加えて和える。
(4)3をバゲットの器に詰める。トースターで表面がキツネ色になる程度に焼く。仕上げにパルメザンチーズをお好みでふりかける。
本日のダンツマ達人…鈴木宗之さん
▽すずき・むねゆき
1974年8月生まれ。15歳でコックの世界に入り、20歳の時に東京・丸の内ホテルに入社。03年から1年間、フランスのレストラン(1つ星、2つ星)で修業したのち、都内のレストランを経て現職。
▽サロン・ド・テ アンジェリーナ
1903年創業のパリ老舗サロン「ANGELINA(アンジェリーナ)」の日本第1号直営店。本店はシャネルの創業者、ココ・シャネルや作家のマルセル・プルーストらの著名人や社交界、パリの貴族に人気。名物の「モンブラン」は、マロンペーストをパリから直輸入している。1984年プランタン銀座(現マロニエゲート銀座2&3)に登場した。銀座店は、1階にケーキショップ、2階にサロンを展開し、本格的なフレンチ料理を味わえる。東京都中央区銀座3―2―1マロニエゲート銀座2 2F。
(日刊ゲンダイ2018年6月29日付記事を再編集)
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