濃厚接触お構いなし…自粛中もラブホテルが大混雑だった理由

ミクニシオリ フリーライター
更新日:2020-06-14 06:00
投稿日:2020-06-14 06:00

自粛のストレスが性欲として爆発!

 セックスという行為そのものは濃厚接触ですが、ラブホテルという場所が三密的かと言われると微妙なところ。二人で会い、窓を開けて換気しながらだとすれば、大人数が収容できるカフェなどよりも三密環境にはなりづらいですね。

 例えば外出自粛でなかなか会えないカップルが、中間の場所にあるホテルで擬似おうちデート、という使い方もできます。カップルでなくても、自粛中はカラオケもやっておらず、飲食店を探すことすら困難な状況でしたから、デートするならもはやラブホ……という人もいたのかもしれません。

 さらにSNSやマッチングアプリではコロナのストレスからくる「出会い垢」が増加しました。基本的にネットでは、出会いを求めるアカウントは男性過多になりがちですが、コロナ期には女性のアカウントも増えたようです。

 筆者の身の回りにも、コロナがきっかけでネットに出会いを求め、ラブホを使うに至ったという女性が数人いました。

「私は既婚者ですが、コロナそのものというより、それにより始まったテレワークのせいで、旦那と家にいる時間があまりにも長くなりすぎたことがストレスのきっかけでした。今まではお互い働きに出ていて、一緒に住んでいてもそれなりの距離感を保てていたのに、毎日一緒だとそれまでは気にならなかったことが気になってしまって。友達にもなかなか会えないし、と思ってマッチングアプリで近所で会える人を探しました。相手も同棲していたので、ホテルに行きましたね」(30歳・化学メーカー)

 既婚者や同棲しているカップルなどで、今は別れるわけにもいかないものの、毎日のストレスに耐えかねて、という人も多いようです。Tinderなど近い場所で出会えるアプリは、アクティブユーザーが増えたように感じます。

「コロナでなかなか会えなくなったことが原因で、付き合っていた彼氏と別れました。フリーになったのに健全な出会いを求められずにムラムラが爆発し、SNSで裏垢を作りました。すると、裏垢で出会う人たちはコロナ中でもガンガン濃厚接触して、ハメ撮りなどを投稿している人も多くて……自分も触発されて、思わず裏垢男子とエッチしに行ってしまいました」(27歳・保育士)

 SNSで「裏垢」を名乗る出会いアカウントたちは、コロナ中でもホテルで濃厚接触する様子を投稿しているのが散見されました。

自粛が明けてさらに混み合っている

 ……といった具合に、自粛中でも人々のストレス発散のために利用されていたラブホテル。今はどうなっているのでしょうか。

「自粛緩和してからは、さらに混み合っているみたいですよ。平日の昼間でも満室なことが多いようですね。もうそろそろ風俗利用も”まあいいか”と思う人が増えそうだし、東京は外に出ればどの街にも人がいますもんね。デートついでに利用する人も多そう」

 気候的にもこれから蒸し暑く、かつ雨の日も増えていく中、屋内でのデートが三密を作りやすいことを考えると、ラブホは今後もデートスポットとしても重宝されていきそうです。利用する時は予約サイトで混雑状況を確認してからが無難かもしれませんね。

ミクニシオリ
記事一覧
フリーライター
フリーランスの取材ライター・コラムニスト。ファッション誌や週刊誌、WEBSITEメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
XInstagram

エロコク 新着一覧


セックス依存者が語る 実録「一夜限りの恋」の身の処し方
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
忘れた振りで「否認」を続ける私にストレスを溜めていく女
 異常な行動を繰り返す人間に関して、近年、サイコパスやソシオパスの研究が進められています。 サイコパス──先天的に...
肌を重ねなくても…脳への刺激が快感を呼ぶ“遠隔セックス”
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-11-13 19:28 エロコク
私は都合のいい女? 本命になれないセフレ体質女子の特徴4つ
 男女関係においてセフレ問題で悩んだことがある方は多いはず。 「エッチした途端、男性からの連絡が気まぐれに。都合が...
七海 2019-11-11 18:50 エロコク
優しく小刻みに…奥を丁寧にノックするピストンに身を委ねて
 ピストンバイブと聞くと、だいたいの人は激しい動きを想像されると思います。  がんがん突いてイカせちゃうぜ~! 的...
桃子 2019-11-11 01:55 エロコク
81歳恋人の浮気旅行をNYまで尾行…死にたくなった結末とは
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
窓の開いた部屋…女はなぜ全裸で床を拭いていたのか?
 翌日も何時間も彼女に全身を舐めら、彼女がまた寝入った後、私はバスルームに入りました。シャワーに打たれながら思いました。...
デリケートゾーンに潤いをプラス!濡れない痛みとサヨナラを
 多くの女性が、常に潤いを気にしています。肌、髪、そしてデリケートゾーンの潤いも。セックスのときは、膣内がちゃんと体液で...
桃子 2019-11-07 18:40 エロコク
性依存に調教され…脳みそ性器男の「浮気旅行」尾行を決意!
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
「私の胸も…」汗ばむ体を重ねてきたアラフィフ女の欲情
「ショックで頭が真っ白になる」とよく言いますが、これは実際に脳が起こす症状です。脳は強いストレスを受けると、一時的に血管...
アプリで会ったラテン系外国人の男は「天動説」を語り出した
 さて、出逢い系サイトもPCやガラケーからスマホに舞台を変え、マッチングアプリという何やら爽やかな名前に変化しました。 ...
男性向けアロマエステを副業にする女性たち…都内OLの告白
 消費税もとうとう10%まで上がり、都会で働くひとり暮らしのOLたちも大きな打撃を受けています。役職に就きでもしなければ...
挿入&クリトリス刺激…ダブルのエクスタシーに見舞われる
 バイブコレクターの私でも、女性がいちばん感じるのはクリトリスだということをよ~く知っています。男性とのセックスでもずっ...
桃子 2019-11-12 04:46 エロコク
それは男女間であれば法的にレイプと呼ばれる事件でした
 私へのセクハラがエスカレートし、私が拒絶するにつれて、彼女の仕事上でのパワハラも酷くなっていきました。ただこの時点では...
内頬を膨らませ…フェラチオの奥義を女流官能作家が教えます
 前回、官能小説における「オーラルセックスの奥義」をお伝えしたところ、ありがたいことに、男性読者さまからも「こんなふうに...
蒼井凜花 2019-10-22 06:00 エロコク
クリを優しく吸引…バイブとの合体技で多彩に楽しめる逸品
 クリトリスをそっと吸い上げつつ振動刺激を与える「吸引系」。この連載でも何度紹介したか分からないくらいですが、なぜこんな...
桃子 2020-01-11 06:51 エロコク